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今月より企業の就活が解禁となりました。と同時に愚息にも早期選考の内定がちらほらと出ているようです。氷河期世代の方には申し訳ないですが、外銀コンサルデベロッパー商社に広告政府系と、同級生たちは大手からいくつ内定取ってこれるかレースを展開しているという贅沢な超売り手市場。内々定最終面接で某大手の取締役人事部長にコテンパンにやり込められてズタボロになって帰ってきた愚息でも翌日には内定が出るという切羽詰まった状況のようで、よしこの勢いで親のカタキを取ってもおうかね、と野心満々になるわけであります。とはいえボク自身もバブル組なので売り手市場だったのですが、結局今はしがない弱小サラリーマンの負け組。負け犬…
金曜か土曜日になると新聞の折込チラシに住宅やマンションの広告が入ってくるのは子供の頃と変わらない。購入予定は全くないけれど何か新しい生活を想像しながら見る間取り図は楽しい。2000年頃の新築建て売りで言えば渋谷区端っこの狭小住宅は6000万円台で購入できたしマンションも同価格帯だったけれど昨日入った広告の価格がすごかった。色んな渋谷区内の中古マンションが紹介されていた中で最低の価格が1億7千万円、最高が8億3千万円だった。部屋がたくさんあるわけでもなくちょっと豪華な3LDKとか2LDKである。金額はもはや大手サラリーマンの生涯年収を超えてきているのに、それでも折込広告に入るというのはどこかに需…
日曜日、横浜往復を快調に走り続けてきたスーパーカブC50ZZは、帰路自宅まであと6キロという所で前輪がパンクした。20時の山手通り、日中は暖かかったけれど夜は冷える。凍えながら原因を探したけれどどこにもパンクするようなものは刺さっていなかった。前輪は11月にチューブとも交換したばかりだし、ひょっとしてまたチューブが噛み込んでいたのだろうかと思ったけれど、もう300キロ以上も走っているし、、、というわけで仕方なくJAFのレッカーのお世話になった。到着を待つ1時間半はたまらなく寒かった。翌日、タイヤを外してチューブを検証してみたらエアバルブの根本から漏れているようだった。確かにチューブを入れ込む際…
今年5月から戸籍に読み仮名が記載されるらしい。あまりにキラキラネームが多いからだろうか。かくいう自分も生まれてこのかた一度も正しく読んでもらったことがないという、ある意味昭和キラキラネームである。祖父が付けたボクの名前は人名漢字とはいえ、まず見かけない文字で中国の古書によく使われている文字である。子供の頃はこれが嫌で嫌で母親に改名してほしいと何度も頼み込んだ記憶がある。さてその母親といえば、これまたボクに負けず劣らずな読めない名前で、これこそキラキラだろうと思っていたのだけれど、よく調べてみると万葉仮名で古事記に多く使われていた言葉だったというのが判明した。読み方も古事記当時のものだった。現代…
かろうじて空が認識できるくらいの夕方の甲州街道、向こうから走って来たADO16が目の前の赤信号で停止した。このあたりのADO16といえばボスのプリンセスだろうなーと思いきやボスは大阪に出張中のはず。近くまで来た車をよく見ればケストレルだった。なんとまあ珍しいと眺めながら、そういえばこのブルーのボディと新しい世田谷ナンバーはパルクにあったやつだなあと確信。本国でワンオーナーだったらしい極上ボディは実に美しい。いいなあ、もう一度乗りたいなあと少しだけ妄想してみる。ADO16は20歳の頃に乗っていたMG1100が忘れられないほど好きなんだけれど、とにかくボディがすぐ腐るのがこの車の弱点なんだよなとか…
散々ミジェット1500について悪態をついてきたけれど、考えて見れば当時の車は10万キロを超えたら寿命と言われていた時代である。当時のイギリスの労働意欲が低下した”英国病”の時代の工業製品が10万キロを超えてクルマの寿命を見事に全うしたという事は賞賛すべきことなのかもしれない。もちろんこれは彼の人生の後半1/3をボクがしっかりオイル管理等をキチンとやってきたという事もあるだろうけれど。色んなトラブルもあったけれど何とか対処してきて、やっと絶好調になったと思ったら今度はメタルを打ち出したという老体車あるある事象。なんだよ腰下のOHだけで何を躊躇しているのだと思われるかもしれないけれど、実はクランク…
エンジンが危機的状況のミジェット1500。このトライアンフFPエンジンは回らないし壊れると昔からとにかく評判が悪かったのはこういうことなのかと実際に体験してみて理解した。クランク周りのトラブルがあまりに多かったので本国ではスピットファイアのほぼ同じFMエンジンに載せ替える車も少なくないという。いや、このエンジンはまったく同じだと思ったけれど僅かに違いがあるらしい。まあ本国では部品取り車やエンジンがゴロゴロしているだろうからたまたまその「エンジンの在庫があった」という事であろうと考えてみる。日本でも同じようにミジェットの解体車や部品取り車が多くあった。1ドル360円時代のミジェットMK3に比べ、…
来るべき時が来た。先月末にエンジンオイルを交換したミジェット。ほんの少し柔らかめのオイルを入れたのだけれど、そのせいなのかメタル打音が激しくなってきた。以前は僅かになんとなく聞こえる程度で警戒はしていたけれど、これだけ音がはっきり出るとかなりヤバい気がする。固いオイルでなんとか持ちこたえていたのだろうか。まあおそらく一度も開けてないだろう46年前のエンジンだし、ボクが使いだしてからでさえかなり距離を走っているわけなのでトドメを差したのかもしれない。とはいえこれくらいならまだ乗れるとは思うけれど高速道路でブローするのだけは避けたい。症状として、音は冷間時は出ずに暖まって油圧が下がってから打音が出…
C50ZZカブの調子がいまいち。というか機関の調子は悪くないけれど、キースイッチの接触不良で調子悪し。例えばキーをオンにしてもニュートラルランプが点かない。しかしエンジンはかかるので走り出せてしまう。この配線はウインカーとブレーキランプスイッチと同じ配線系統なので走り出せてもブレーキもウインカーも点かない状態なので大変危険。何度も気づかずに走っていて途中ニュートラルランプが点かないことでやっと気が付いてゾッとするのである。この場合、キーを押し込んだり何度もカチャカチャやると通電するというあきらかな接触不良。この症状がこのところ頻繁に出るようになってきた。キーシリンダーを交換すれば治るんだろうけ…
買ってきた弁当を仕事場や家で喰おうと思った時に気がつくトラブルは悲しい。蓋を開けたら違う弁当だったとか注文した品がひとつ入ってなかったとか、今さらお店に行くのも面倒だし何より腹が減っているので一刻も早く喰いたいのである。昨日は10時頃に買ったオリジン弁当のポテトサラダを昼に喰ったら強烈に苦くてすぐに吐き出した。よく見たら中の方が真っ黒になっていた。すぐに写真撮って本部に送りつけるかSNSに晒してあげるのが現代流なのかもしれないけれど面倒なのでやらない。何より腹ぺこなのである。しかしポテトサラダ分の空いてしまった胃袋がさみしくておやつをつまみまくってしまった一日。
柳宗悦の美を学んでみる日曜日。 知恵のまだついていない子どもの絵の話があった。学びによって得た美意識と違う、もっとローカルなところにあるもの、持って生まれたというか、正確には育っていく環境で自然に刷り込まれた美意識を探っている。今風だと美意識ガチャとも言うべきか、自分の気持いいところを探す旅は果てしなく。
人間の悩みの数は誰しも同じである。富裕層も貧困層も若者も老人も芸能人も障害者もLGBTもみな同じ数の悩みを抱えている、という持論で生きてきた。この世の生きずらさは必ず皆同じく等しいはず、と考える。
ここ10年、風邪などひいたことがなかったけれど(コロナは一度罹患したけれど)珍しく昨日からどうも体調が思わしくない。どんよりとしながら出勤すると一基しかないエレベータが修理点検中だった。久々の絶望感。10Fまで重い身体を引き摺って上る。
我が区では大々的にキャンペーンをやっている。「みんなの性のありようは4つのグラデーション」先週、区から来たアンケートには思うところを書かせてもらった。昨今のLGBTQに対する行き過ぎとも思える、異常なまでの「尊重」や「配慮」に辟易していたところへトランプがきっぱり。差別するわけではないし無理にカテゴライズする必要はない。マツコいわく「そっとしておいてほしい。」
鉛色の空の日曜日の午後。鉛の腰を引き摺って東京都写真美術館へ出かける。体と同じくどんよりと落ちた頭の中をリフレッシュさせたかった。あえてアレックスソスはパスして新進作家展のみ鑑賞する。新進作家展は写真のうまさとか写真に写っている"モノ"ではなく、何が起きているかという”コト”が表現されているので面白い。昨年はすっかりギャラリー巡りが減ってしまったので今写真界で何が起きているのかを知るには良い機会。その中で一人の作家の作った分厚いZINEに引き込まれてシリーズを一時間も眺めていた。外に出たら鉛色の空はすっかり黒くなっていたけれど、頭の中は少しすっきりしたような気がする。
正月休みに読もうと思っていた本が閉じたままになっている。今年に入ってから本を読んでいない。本を開いても新聞を見るようにしか文字が入ってこない。新聞はボクの場合テキストを読むのではなく、文字を画像のように目に入れていく行為になる。所謂斜め読みというのに近いのかもしれない。読書のように言葉を理解しながら読むという状態に脳のスイッチが入っていない。ほし氏が"本は脳筋で読む"と言っていた。筋トレと同じように脳を鍛えておかないと勉強も読書もできないと言う。読書をしなくなると筋肉が衰えるように脳も弱っていって新聞のような読み方になってしまうのであろう。まさに今がその通りで脳がヒョロヒョロになっているのだと…
おじさん14人が銀座に集まった。いつもの車仲間の新年会。みんな高度成長期生まれでバブルを少しだけかじったスーパーカー世代の気の合う同世代。仕事以外でこれだけの人数の同世代が集まる機会なんて滅多にない。年齢的にも各々それなりの役職であったり経営者だったり早くも勇退した人も居て経済的に困っていることはないから話題は果てしなく明るい。仕事の話は皆無だし、我々世代だと今のところ病気自慢とか昔話ばかりという事も無く馬鹿話ばかりで楽しい。その中でも年金をいつからもらった方がお得なのか問題とか、引退後はどこに引っ越そうかとか時々現実に引き戻されたりしたけれど、それでもじゅうぶん楽しくて延々とこの場所に居たい…
印刷フォーマットに合わせるためとかデザインに合わせるために時々写真を変形させる時がある。広角レンズの端っこに写ってしまった人のように大げさに変形させることもあるけれど、僅かな変形だとほぼ分からず、それがオリジナルのカタチのように見えたりする。人間の目というレンズとカメラのレンズとの差異は必ずあるし、iPhoneで自撮りした写真以外は本当の私じゃないとか言い出す人も居るし、ひょっとしたら本当の事物のカタチはどちらも正しくないのかもしれないとか、そんな中平卓馬のような事を時々考えたりする。色も然りで、微妙な橙色は映像によって赤に見えたり、北野映画のシアンは北野ブルーと言われるくらい西洋人との視覚の…
新年一発目、車馬鹿で愉快なおじさん仲間は寒空の下で4時間駄弁り続けるという傍から見たら阿呆な無駄時間を過ごす。 Mさんの964のクラッチの重さに驚愕する。RS用のクラッチらしい。RS用のフライホイールも相まってクラッチミートは物凄くシビア。ミジェット渋滞で泣き言は言ってられない。 真夏でも意外に平気だという空冷。オイルまわりもよく考えられたポルシェの偉大さを知る。