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先日、日本経済新聞においてアメリカのマイクロソフト社が、AIデータセンターを拡充するために凡そ4400億円の対日投資を行なうとの記事が掲載されていました。生成AIの利用拡大を見越した大型投資であり、日本国内に置かれることで個人情報や機密が護られるとして概ね好意的に紹介されています。しかしながら、同記事も指摘しているように、データセンターが稼働すると大量の電力を消費するという大問題があります。生成AIの電力消費量は、検索等の利用の数倍ともされますので、同サービスの普及は、電力問題と直結します。‘AIが奪うのは仕事ではなく電力ではないか’とする指摘が既に見られますが、2024年1月にIEA(国際エネルギー機関)が公表した試算によれば、2022年に約460TWh(テラワット時)であったデータセンターの消費電力量...マイクロソフトのAIデータセンター対日投資の先にあるもの
自然エネルギー財団問題-既に‘グレートリセット’は実現している?
ここ数年来、政府は、国民に多大な影響を及ぼす重大な政策の決定に際して、有識者会議を設けるという方法で、政府による独断専行との批判を回避してきました。再生エネルギー推進政策についても「再生エネルギータスクフォース」が設置され、民間団体から‘有識者’が選任されたのですが、民間メンバーから提出された資料に中国国営企業のロゴの入っていたことから、中国の対日介入が懸念されることとなりました。同タスクフォースの構成員に選ばれ、問題の資料を持ち込んだのは、自然エネルギー財団事務局長を務める大林ミカ氏です。もっとも、同氏の人選には、現在デジタル大臣等の役職にある河野太郎氏が深く関わっていたとされます。報道に依れば、外務大臣の職にあった際にも、外務省に設けられた「気候変動に関する有識者会合」に同財団から大林氏を含む3名のメ...自然エネルギー財団問題-既に‘グレートリセット’は実現している?
デービッド・キャメロンは、物議を醸す$1.4Bの港湾プロジェクトにおける中国の役割を軽視した
POLITICO, 24 November 2023 英国の新外務大臣は、中国政府が資金提供する計画への支持をめぐって貴族院で質問に直面している。 デイビッド・キャメロン外務大臣 Leon Neal/Getty Images ロンドン — デービッド・キャメロン英国外務大臣...
ペペ・エスコバル「中央アジアは新たなグレートゲームの主要な戦場」
Pepe Escobar The Cradle AUG 18, 2023歴史的なハートランド(中央ユーラシア)は、米国と中露戦略的パートナーシップの間で戦われる新たなグレート・ゲームの主要な戦場であり、今後もそうあり続けるだろう。当初のグレート・ゲームは、19世紀後半に大英帝国とロシア帝国が争ったもので、実際には決して収まることはなかった。1904年に帝国イギリスが構想したマッキンダーの地政学的ゲームによれば、ハートランドは「歴史の要衝」ということわざがある。中国、ロシア、アメリカ、EU、インド、イラン、トルコ、そして日本がそうでないにせよ。中央アジアの5つの「スタン」のうち4つが上海協力機構…