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昨日の続き夜8時過ぎ、梅ちゃん(茂造さんの妹)ちから電話がかかってきた。耳の悪い梅ちゃんに代わって旦那さんの松男さんからだ。年末年始に茂造さんを家に連れて戻るのか?との問い合わせだった。かつおさんが1日に連れて戻る予定だと伝えると「1日か~。1日はちょっと無
昨日の続き綿子さんがドーナツを食べている間に洗濯物をチェックした。やっぱり濡れたタオルが入っている。バスタオルも使っているのでやっぱりお風呂に入ったのだろう。そしてタンスの棚には先日見た瀬戸内寂聴の本が置いてあった。もう読んでしまったのだろうか?好「綿子
10月12日 木曜日朝、綿子さんがやって来た。か「ばあさん、なんや?」綿「今日は生ごみの日かのぉ?」か「そうや。けど生ごみの日でなくて、可燃ごみの日や」綿「ほうか。ほな、あそこに出しに行ったらええんやの。お前も出しに行くんか?」か「もちろん行くわ」綿「ところで
昨日の続きそろそろ面会時間も終わる頃、またも綿子さんが「お金が無いんや。もう30円しか無いんや」と言い出したそうだ。か「こないだ2000円渡したやろが。なんで無いんや?そんなにジュース飲んどるんか?」看「たまに飲むくらいですね」か「ほんだら何に使うんや?またリ
翌、日曜日、買い物に行く予定はなかったが綿子さんちのテレビのリモコンを買って来なくては。テレビがつかないと死んでしまうのかと思うぐらい大騒ぎする。そのくらいテレビは重要らしい。さっさと買って来て届けなくては。近くのホームセンターでなるべくシンプルなものを
今日も朝から綿子さんがやって来た。綿「じいさんがのぉ。入れ歯放っとんやが。わたしが探して上は見つけたんやけど、下がどなに探しても見つからんのや。ちょっと探しに来てくれんか?」か「放ったってどこに放ったんや?ゴミ箱か?」綿「いや、布団のとこや」放ったんとち