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成田悠輔著|22世紀の民主主義|民主主義 オワコン?【要約・レビュー・書評】
失われた30年、日本の平均賃金は30年間ほぼ横ばいと言われてるいる。また、昨今の円安による各企業の収益悪化、個人には、光熱費の高騰に代表される物価高が猛威を振るい始めた。日本は、いったいどこへ向かっているのだろうか?いったいこれからどうすれば良いのか?こんな疑問を感じている人も多いのではないでしょうか?そんな日本の将来に対する不安に明快に答えてくれる興味深い本が今年の夏発売された。それは、東京大学卒、イエール大学助教授である成田悠輔氏の『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』です。ぜひ、本書で展開される新提案について、覗いてみてください。
「22世紀の民主主義」成田悠輔著、SB新書、2022年7月22世紀の民主主義選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる(SB新書)成田悠輔SBクリエイティブ各種メディアに引っ張りだこの成田悠輔氏が民主主義の今後を予測(断言?)した本。気にはなっていたものの様子見でしたが、mac68615さんのブログ記事に後押しされて購読しました。サブタイトルは「選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」。これだけだと何のことだか分かりませんが、本書で著者が言いたいことはこの短い文章に集約されます。言い換えると「無意識データ民主主義」。インターネットや監視カメラが捉える会議や街中・家の中での言葉、表情やリアクション心拍数や安眠度合いなど、選挙に限らない無数のデータ源や、各種統計指標からアルゴリズムが意思決定を行うとい...22世紀の民主主義