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ウクライナ研究者・藤森信吉氏によると、ドンバス地域は、1721年に探鉱者カーブスチンが石炭を発見して以来、石炭産業や鉄鉱関連産業の開発が進められ、帝政ロシアやソ連の工業を牽引する地域として発展してきたといいます。だから、この地域の労働者が、ロシアの革命運動をリードすることになったのだと思います。首都キエフを中心に展開された「オレンジ革命」や「ユーロマイダン革命」に対するドンバス住民の反感が強いのは、そうした歴史をふり返れば、当然の流れであることがわかると思います。ドンバス住民は、一貫してロシア語の公用語化、関税同盟(ロシア・ベラルーシ・カザフスタン)への参加、NATO加盟反対といった政策を求めてきたということです。それは現在も変わらず、親米的なゼレンスキー大統領が主張していることは受け入れないということで...侵略か自衛か、ドンバスやハマスの戦い