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人が、自分の住処に求めるものはなんだろうと考える時、やはりどこに居るよりも心身ともに安らぐ場所であるということが第一に思い浮かぶものではないかなと思います。「心身ともに」と書きましたが、まさに心と身体の両面からの安心というものが要でないか
これまでの私の仕事の主たるところは、まさにお客様の住宅の新築の分野でした。ただ、ここまで社会全体がコスト高になってくると、万人に向けてその方法のみで対応が可能とは言いにくくなってきました。そもそも、いわば、「高性能のための高性能(スペック
どれが正しく、どれが間違っているということではないにしても、バラバラに発信されている各々の得意分野の方達が、独自に多種多様に放っている情報は、無秩序に拾っていくと、いわば食べ合わせが悪いことが起きてしまうことがあります。お客様の中でもネッ
思案していく中で、現状の社会でも建てるべき住まいはあると私も認識しています。ただ、そのために質を落とすことや、法外な資金繰りで築後の暮らしを蔑ろに企画を進めていくわけにはいきません。日々詰将棋のように一手一手を打っていきますが、社会全体の
現在のスタイルが始まった頃は、おそらく30年くらい前ですがここ福岡で弊社は稀有な存在だと言えたかもしれません。九州で「断熱・気密」という言葉を多用しただけで、不思議がられる時代でした。むしろ知らないもの怖さであらぬ攻撃すら受けたほどでした
正直に吐露すれば、「書けなかった」という方が正確かもしれません、十数年の間、毎日来る日も来る日もコラムを続けてきたこの場で、語ることがなんとなくできなくなってきたのです。決定的なことが何かあったということではありませんが、この数年、さまざ
NO.324 今週末から一ヵ月にわたりスタートする砺波市での完成見学会ですが 満席の日もでてきましたので きょうは予約状況をお知らせしておきます ブログ…
こんにちは、キャルママです。 斜め前の建売住宅ですが、分譲中の旗がたったまま、いまだに売れる気配がありません。この暑さじゃ、内覧に来る方もいないみたいです…
羨ましくも、沖縄はもう梅雨明け宣言だそうですが、ここ福岡はまだまだ湿り気とムッとする熱気の坩堝の中にあります。今年の夏予報でも、例年通り「酷暑」という言葉が踊りました。いよいよ、暑さが増して来ている感じは年々増して感じる感覚であって、こん
何だか例年言っていますが、「今年は特に暑い」という言葉が日に日にまして飛び交っている感覚があります。私たちが教育で教え込まれた日本の気候は、「表情豊かで四季があり、湿潤で人間が暮らすには最適な温暖な気候...」というような人に優しい環境を
暗い話しばかりしてきましたが、現状把握としては、冷静に俯瞰すれば語ってきたような状況が大きく横たわっています。ただ、「自分の住まいを建てたい」という、人間としての当然の欲求に対して、私たちはこの状況下で冷静に判断し、なんとかニーズに見合う
いつの世も、庶民は強かに生きていくものですから、世の流れに従いそれなりのライフスタイルで生きていけば良いということなのかと思いますが、このところの社会状況を見ていると、明らかにもうこれからは、おいそれと新築住宅を建て続けて、いわゆるスクラ
住まいを買うものから、少しずつ紡いでいくようなものにしていくことが、住まいづくりがどんどん難しくなってきている近年の状況の改善へのヒントになるのではないかなと思ったりします。完成品を買って、せっかくとんでもない投資をしたにも関
父と暮らしていた話 g3です。 ひとり設計事務所を営みます。 行方不明希望旅 1日目の夜までかきました。 g3archi.com g3archi.com 高校友人とのふたり時間を楽しんで 21時に実家へ戻りました。 母は軽い食事を済ませ あとはお風呂だけ。 既にお湯がはってあるので お先にどうぞ、と言うので お言葉に甘えて ゆっくりお湯につかりました。 ここで 実家の住まいについて ■築40年(一部築50年) ■木造2階建て ■6LDK ⤵ 我らのプントと小さいチカラ子 この住まいを 今から16年前 水回り他 1階の一部 プランニング改修しました。 昔ながらの リビングダイニングから1歩出たら…
ハウス内エコハウスの話 g3です。 ひとり設計事務所を営みます。 行方不明希望旅。 実家 ひとり暮らし母の 日常に沿って暮らしたら 母は父と暮らしていた話をかきました。 ⤵ g3archi.com 挨拶文でもかいていますが 設計事務所を営んでいます。 で あるがゆえに? 母がひとり暮らす実家は さらなる熱環境改修が必要だと・・ 決めてかかっていました。 行方不明希望旅で ふと実家に行き 母のひとり暮らしの日常に沿って 暮らした今 それが おごりであることに気づきました・・・ 時がおだやかであり 自然が自然のまま心地いい季節 そんな空気も 丁寧な母の暮らしを際立たせて 気づきを得た要因かもしれま…
行方不明希望から久々の高校の友と嬉しい二人時間で工事しないエコハウスの話
ふと思いたった嬉しい時間の話 g3です。 ひとり設計事務所を営みます。 行方不明希望⤵のつづき。 g3archi.com 1. 行先 はてさて どこにいこうかしら・・・ なんて 悩むことはありません。 行先は 母がひとり暮らす実家です。 父が5月になくなりました。⤵ g3archi.com 母、一人暮らしとなって 数か月が経ちました。 新盆には行きましたが 人が入れ替わり立ち替わり出入り 母の日常を感じることなく 帰宅しました。 ・・・ 実家に着いたのは 金曜午後 その日は たまたま 母は胃カメラ検診だったこともあり あまり本調子ではないため 夕食はあまり食欲がないとのこと・・・ 2. 二人だ…
住宅リフォーム知識を簡単に学べるおすすめの本10選!【初心者必見】
住宅のリフォームについて学びたいかたは必見です。 この記事ではリフォームに役立つ書籍を10冊紹介しました。 実はリフォームにはエコハウスの考えが参考になります。 この記事を読むと快適なリフォームの実現に一歩近づけます。
一見、何も変わっていないように見えても、コロナと未だ終息しない戦争によって、社会の仕組みは大きく歪み、瓦解し、再構築を余儀なくされ、私たちの暮らしもずいぶん変わりました。表面は、戦後の大量生産大量消費の物質社会が連綿と続いていて、未だそれ
そういう状況下で、折り合いをつけながら暮らしていくために、私はどんな住まいを提供していけば良いのかということをずっと考えています。すなわち、「これまでと変わってないですよ」というイメージ戦略だけで、なんとなく希薄な内容をずるずると先延ばし
おそらくは、時流に乗り、バタバタと年相応の時期が来たから皆がそうしているからと、なんとなくの雰囲気で住まいづくりをするというような時代はもうとうの昔に終わっているのかもしれません。人が生涯で返済できる借財で、誰もが判で押したようにすまいづ
罪の呵責なく消費が当たり前になり、大量生産と消費という循環がこの世の中の豊かさのすべてだというような感覚になって私たちはもうずいぶんその盲目的なコマを進めてきてしまっているのかもしれません。近年、頻発する異常気象や天変地異がそういう人類の
少なくとも自然界から私たちが何がしかの創造行為をして、モノを創り出せば、それは自然界からの逸脱であり、言葉をにござずにいえば自然破壊の要素を含んでいるということになります。私は35年余り、住まいというものを創り続けていますが、このことは常
厳しい状況が続いているだけに、厳選したものわ作りたいという思いに駆られます。じっくりと練り上げて、住まい手にも、社会にも、またリアルな今だけではなくて、将来の次世代に対してもよりベターな方法論が見出せないということを常に考えています。また
かつては誰もがスタイルブックに見るような、アメリカンタイプのLDKスタイルに憧れて、漠然とお隣さんもそうだからと、テレビドラマに出てくるような住まいをなんとなくイメージしていたのかもしれません。戸建ての住宅にそういう間取りが出てきたのも、
規模の大小に関わらず、住まい手がしっくりくる空間であること、1日の起居動作がスムーズで無駄なくまたストレスのない間取りであることはいうまでもありませんが、そこに満たされる空気の温度、湿度、鮮度に関してもしっかりた担保していかなければなりま
もう、なんとなくお体裁でお隣さんと同じような設えの漠然としたイメージの住まいでは、皆さんを日々の喧騒から二ユートラルには導ききれないのではないかと最近は思います。それくらい、私たちの生活環境は悪化してきている。社会情勢はこの先楽観視できる
酷暑と言われるように、気温が体温を超えてしまうような暑さでは、その中に身を置くことは大変危険です。昔のように、夏は開けっぱなしにして、風を通して空気を変えたら凌ぎやすいという範疇をとうに超えていると言わざるを得ません。すでに空気の温度が体
かつての高気密高断熱で夏場に蒸れるという話があったのはいくつか理由があります。かつては冬仕様のほっかいどうのものが日本列島を南下して普及し始めた時代ですから、夏に一番ネックとなる屋根輻射に関しての対策が少し手薄であったこと、外の冷気を内部
例えば、冬は真冬日の外気0℃に対して室温21℃をキープする、夏は猛暑日の外気40℃に対して室温27℃をキープするという過程をしたら、温度差だけを比較すると夏の方が制御が楽そうですが、申し上げましたように室内に年間を通して発熱要素があります
梅雨に入り、ジメジメと湿気の多い季節となりました。この季節が過ぎると、今度は猛暑の季節がやってきます。近年のこの国の気候は、明らかに変動してしまっていて、私たちの身体機能では補えないほどの猛暑も良く迎えるようになってきました。私たちは「四
かつて私たちが断熱の勉強を北海道にいき学び始めた頃は、断熱材をしこたま入れると冬温かいという認識が圧倒的に勝っていました。断熱材の普及は、オイルショックによる化石燃料の高騰が家計を圧迫していて、この国の第一次省エネブームと言っても良い時期
これまでもそうでしたが、これからの住まいづくりは、お住まい手自身が一般論ではなくて、ご自分のライフスタイルに合ったカスタマイズができるところまで、深く掘り下げて考えられる必要があります。何を優先して、場合によっては何を潔く諦めるか、取捨選
住まいづくりは言い換えれは巣作りてセスから、いわば私たちの人生の一大イベントです。そこへ欲求がいくのも当然と言えば当然のこと、自分専用の巣作りを是非是非楽しんでいただきたいと私などは思います。社会状況は決して楽観視できる状態ではありません
流れから言うと確かに状況は厳しいし、これまでのように安直には住まいづくりが叶わない次第に入っていくと想定できますが、だからこそ、私などはよくよく吟味し、じっくり時間をかけて楽しみながら自らの理想の暮らしを投影するような住まいを、個々に創造
怒涛の如く押し寄せてくる社会状況の変化を前に、どんな住まいを提供したら良いのか、この厳しい現状の前で何をしたら良いのかと立ち尽くしてしまいそうになる自分がありますが、基本的にはシンプルに、本当に必要なものは何かということを厳しく反芻し、エ
もう、使い古された言葉かもしれません。検索すると、住宅メーカーさんですら、広告に使っているミース・ファン・デルローエの言葉ですが、今、社会は本当の意味で、この起点に戻る必要があるのかもしれません。社会情勢が激化する中、大きな構築物である住
厳しい景気動向と重税感の中で、利便の良い都市部の地下だけは下がらないという状況が続いています。景気が悪くなれば地価も下がるのですが、地下だけは明暗をはっきり分けて、街中は上がる一方、過疎化していく郡部の方は叩き売りというような感じです。街
長年住まいづくりをしていると、どんな住まいで誰と一緒にどんな暮らし欲しているかということが、微に入り細に入り少なからずその住まい手の人生に大きな影響を与えているということを日々実感しています。逆に言えば、その人がどんなことにフォーカスして
社会が必ずしも良い方向へ進んでいるとも言えない近年の状況を見ても、それに翻弄されていく時間から少しでも解放されて、自分自身を取り戻すためのスペースとして、住まいは重要ではないかといつも痛感しています。それは大きさでもなくて、華美な贅沢品で
労働のほとんどを屋外で過ごしていた古き時代は、「寝ぐら」という言葉があるようにただ就寝するだけの場所だった住まいも、滞在時間が増えに増えて、仕事場や学校という屋内も含めると、現代人は実にその生涯の9割以上を屋内空間で過ごしているそうです。
とかくストレスが多い現代社会において、住処が皆さんに与える影響は大きいのではないでしょうか。人口減少、少子高齢化が角田善に進み、経済最優先の国の路線も翳りが見えてきて、地球温暖化の影響か自然災害の急増も見え隠れして、このところの物価高騰も
日本人の心の根底には、ものの哀れや儚さに一つの美徳を見出すところがあって、石造りのヨーロッパなどの住まいに比べると、一時的にその場に簡単に結んだ草庵をよしとする感覚がどこかしらあるような気がします。かつての庶民の家などというものは、よほど
目まぐるしく変化していく社会の影響を常に受けながら、住まいづくりをしていく中で、現状としては決して加速拡大路線を今もって続けているような錯覚は、すでに20年前に脱ぎ捨てなけれじならなかったのに、なんとなくのイメージ戦略ばかりが先行して、増
戸建て住宅を求める30代の65%が、住宅展示場のハウスメーカーで即買いをします。なぜそんなに魅力があるのでしょうか?それを解説します。
日常というものは、ともすると全くの無意識のうちにただ流れていってしまう時の連なりです。ただ、そこに少し意識を向けるだけで、幸福感というものは多大な投資をしなくても、随分と見えたりカスんじたりするものが変わってくるものだと常から思っています
折角授かった命、物心ついてからカウントするとして、誰にも平等にわずか数十年しかありません。漫然と日々の羅列をしているとすぐ終わってしまいます。歳のせいかそんな思いもすこ時ずつ強くなって、一つ一つを丁寧にしていきたいなという思いが募ります。
5月に入りました。GWで人の動きも活発になり、コロナの規制も緩んだことでいよいよ社会が少し通常に戻ってくるということでしょうか。一連のコロナ発生以降、矢継ぎ早にワクチンが配られて何度も何度も接種されて、マスクと戒厳令下のような日常が始ま
逆境の中で志を立てて、真理に向かう一部のマイノリティーの産物であったこの国の住まいの高性能化は、誰しも認める真理へと進化したということはできると思います。下世話に言えば、大衆化しました。これは私たち古くからこのことを切望してきた者からすれ
要するに、エコハウス、高性能住宅という言葉が、商業的に十分旨味のあるものになってきましたから、薄皮一枚でもそこに乗っかっていれば大きく喧伝し勝ち馬に乗ろうという時代に入ったのかと思います。また確かに高性能に進んでいても、そもそもの目的から
底上げとして、住まい全体の性能が良くなっていくことは大変良いことですが、それはやっと土俵に乗るだけのこと。その上で、そこからどういう住まいを提案していくかということだと思います。作り手も、ニーズもそこだけにあまりにもフォーカスすると少なか