メインカテゴリーを選択しなおす
羨ましくも、沖縄はもう梅雨明け宣言だそうですが、ここ福岡はまだまだ湿り気とムッとする熱気の坩堝の中にあります。今年の夏予報でも、例年通り「酷暑」という言葉が踊りました。いよいよ、暑さが増して来ている感じは年々増して感じる感覚であって、こん
何だか例年言っていますが、「今年は特に暑い」という言葉が日に日にまして飛び交っている感覚があります。私たちが教育で教え込まれた日本の気候は、「表情豊かで四季があり、湿潤で人間が暮らすには最適な温暖な気候...」というような人に優しい環境を
いつの世も、庶民は強かに生きていくものですから、世の流れに従いそれなりのライフスタイルで生きていけば良いということなのかと思いますが、このところの社会状況を見ていると、明らかにもうこれからは、おいそれと新築住宅を建て続けて、いわゆるスクラ
住まいを買うものから、少しずつ紡いでいくようなものにしていくことが、住まいづくりがどんどん難しくなってきている近年の状況の改善へのヒントになるのではないかなと思ったりします。完成品を買って、せっかくとんでもない投資をしたにも関
一見、何も変わっていないように見えても、コロナと未だ終息しない戦争によって、社会の仕組みは大きく歪み、瓦解し、再構築を余儀なくされ、私たちの暮らしもずいぶん変わりました。表面は、戦後の大量生産大量消費の物質社会が連綿と続いていて、未だそれ
そういう状況下で、折り合いをつけながら暮らしていくために、私はどんな住まいを提供していけば良いのかということをずっと考えています。すなわち、「これまでと変わってないですよ」というイメージ戦略だけで、なんとなく希薄な内容をずるずると先延ばし
おそらくは、時流に乗り、バタバタと年相応の時期が来たから皆がそうしているからと、なんとなくの雰囲気で住まいづくりをするというような時代はもうとうの昔に終わっているのかもしれません。人が生涯で返済できる借財で、誰もが判で押したようにすまいづ
罪の呵責なく消費が当たり前になり、大量生産と消費という循環がこの世の中の豊かさのすべてだというような感覚になって私たちはもうずいぶんその盲目的なコマを進めてきてしまっているのかもしれません。近年、頻発する異常気象や天変地異がそういう人類の
少なくとも自然界から私たちが何がしかの創造行為をして、モノを創り出せば、それは自然界からの逸脱であり、言葉をにござずにいえば自然破壊の要素を含んでいるということになります。私は35年余り、住まいというものを創り続けていますが、このことは常
厳しい状況が続いているだけに、厳選したものわ作りたいという思いに駆られます。じっくりと練り上げて、住まい手にも、社会にも、またリアルな今だけではなくて、将来の次世代に対してもよりベターな方法論が見出せないということを常に考えています。また
【2023年版】福岡市がどんな人も移住に最適な理由5選!オススメのエリアもご紹介!
※この記事は5分以内に読み終わります。 福岡県福岡市。人口163万人を抱える、九州最大の都市であり、日本でも有
かつては誰もがスタイルブックに見るような、アメリカンタイプのLDKスタイルに憧れて、漠然とお隣さんもそうだからと、テレビドラマに出てくるような住まいをなんとなくイメージしていたのかもしれません。戸建ての住宅にそういう間取りが出てきたのも、
規模の大小に関わらず、住まい手がしっくりくる空間であること、1日の起居動作がスムーズで無駄なくまたストレスのない間取りであることはいうまでもありませんが、そこに満たされる空気の温度、湿度、鮮度に関してもしっかりた担保していかなければなりま
もう、なんとなくお体裁でお隣さんと同じような設えの漠然としたイメージの住まいでは、皆さんを日々の喧騒から二ユートラルには導ききれないのではないかと最近は思います。それくらい、私たちの生活環境は悪化してきている。社会情勢はこの先楽観視できる
酷暑と言われるように、気温が体温を超えてしまうような暑さでは、その中に身を置くことは大変危険です。昔のように、夏は開けっぱなしにして、風を通して空気を変えたら凌ぎやすいという範疇をとうに超えていると言わざるを得ません。すでに空気の温度が体
かつての高気密高断熱で夏場に蒸れるという話があったのはいくつか理由があります。かつては冬仕様のほっかいどうのものが日本列島を南下して普及し始めた時代ですから、夏に一番ネックとなる屋根輻射に関しての対策が少し手薄であったこと、外の冷気を内部
例えば、冬は真冬日の外気0℃に対して室温21℃をキープする、夏は猛暑日の外気40℃に対して室温27℃をキープするという過程をしたら、温度差だけを比較すると夏の方が制御が楽そうですが、申し上げましたように室内に年間を通して発熱要素があります
梅雨に入り、ジメジメと湿気の多い季節となりました。この季節が過ぎると、今度は猛暑の季節がやってきます。近年のこの国の気候は、明らかに変動してしまっていて、私たちの身体機能では補えないほどの猛暑も良く迎えるようになってきました。私たちは「四
かつて私たちが断熱の勉強を北海道にいき学び始めた頃は、断熱材をしこたま入れると冬温かいという認識が圧倒的に勝っていました。断熱材の普及は、オイルショックによる化石燃料の高騰が家計を圧迫していて、この国の第一次省エネブームと言っても良い時期
これまでもそうでしたが、これからの住まいづくりは、お住まい手自身が一般論ではなくて、ご自分のライフスタイルに合ったカスタマイズができるところまで、深く掘り下げて考えられる必要があります。何を優先して、場合によっては何を潔く諦めるか、取捨選
住まいづくりは言い換えれは巣作りてセスから、いわば私たちの人生の一大イベントです。そこへ欲求がいくのも当然と言えば当然のこと、自分専用の巣作りを是非是非楽しんでいただきたいと私などは思います。社会状況は決して楽観視できる状態ではありません
流れから言うと確かに状況は厳しいし、これまでのように安直には住まいづくりが叶わない次第に入っていくと想定できますが、だからこそ、私などはよくよく吟味し、じっくり時間をかけて楽しみながら自らの理想の暮らしを投影するような住まいを、個々に創造
怒涛の如く押し寄せてくる社会状況の変化を前に、どんな住まいを提供したら良いのか、この厳しい現状の前で何をしたら良いのかと立ち尽くしてしまいそうになる自分がありますが、基本的にはシンプルに、本当に必要なものは何かということを厳しく反芻し、エ
厳しい景気動向と重税感の中で、利便の良い都市部の地下だけは下がらないという状況が続いています。景気が悪くなれば地価も下がるのですが、地下だけは明暗をはっきり分けて、街中は上がる一方、過疎化していく郡部の方は叩き売りというような感じです。街
長年住まいづくりをしていると、どんな住まいで誰と一緒にどんな暮らし欲しているかということが、微に入り細に入り少なからずその住まい手の人生に大きな影響を与えているということを日々実感しています。逆に言えば、その人がどんなことにフォーカスして
社会が必ずしも良い方向へ進んでいるとも言えない近年の状況を見ても、それに翻弄されていく時間から少しでも解放されて、自分自身を取り戻すためのスペースとして、住まいは重要ではないかといつも痛感しています。それは大きさでもなくて、華美な贅沢品で
労働のほとんどを屋外で過ごしていた古き時代は、「寝ぐら」という言葉があるようにただ就寝するだけの場所だった住まいも、滞在時間が増えに増えて、仕事場や学校という屋内も含めると、現代人は実にその生涯の9割以上を屋内空間で過ごしているそうです。
とかくストレスが多い現代社会において、住処が皆さんに与える影響は大きいのではないでしょうか。人口減少、少子高齢化が角田善に進み、経済最優先の国の路線も翳りが見えてきて、地球温暖化の影響か自然災害の急増も見え隠れして、このところの物価高騰も
日本人の心の根底には、ものの哀れや儚さに一つの美徳を見出すところがあって、石造りのヨーロッパなどの住まいに比べると、一時的にその場に簡単に結んだ草庵をよしとする感覚がどこかしらあるような気がします。かつての庶民の家などというものは、よほど
目まぐるしく変化していく社会の影響を常に受けながら、住まいづくりをしていく中で、現状としては決して加速拡大路線を今もって続けているような錯覚は、すでに20年前に脱ぎ捨てなけれじならなかったのに、なんとなくのイメージ戦略ばかりが先行して、増
日常というものは、ともすると全くの無意識のうちにただ流れていってしまう時の連なりです。ただ、そこに少し意識を向けるだけで、幸福感というものは多大な投資をしなくても、随分と見えたりカスんじたりするものが変わってくるものだと常から思っています
折角授かった命、物心ついてからカウントするとして、誰にも平等にわずか数十年しかありません。漫然と日々の羅列をしているとすぐ終わってしまいます。歳のせいかそんな思いもすこ時ずつ強くなって、一つ一つを丁寧にしていきたいなという思いが募ります。
5月に入りました。GWで人の動きも活発になり、コロナの規制も緩んだことでいよいよ社会が少し通常に戻ってくるということでしょうか。一連のコロナ発生以降、矢継ぎ早にワクチンが配られて何度も何度も接種されて、マスクと戒厳令下のような日常が始ま
逆境の中で志を立てて、真理に向かう一部のマイノリティーの産物であったこの国の住まいの高性能化は、誰しも認める真理へと進化したということはできると思います。下世話に言えば、大衆化しました。これは私たち古くからこのことを切望してきた者からすれ
要するに、エコハウス、高性能住宅という言葉が、商業的に十分旨味のあるものになってきましたから、薄皮一枚でもそこに乗っかっていれば大きく喧伝し勝ち馬に乗ろうという時代に入ったのかと思います。また確かに高性能に進んでいても、そもそもの目的から
底上げとして、住まい全体の性能が良くなっていくことは大変良いことですが、それはやっと土俵に乗るだけのこと。その上で、そこからどういう住まいを提案していくかということだと思います。作り手も、ニーズもそこだけにあまりにもフォーカスすると少なか
いずれの換気システムであっても、吸排気の場所を計画的に定めて、より住まい全体の空気が満遍なく変わるように設計されていて、隅々まで新鮮空気で満たされると仮定すれば、窓は開ける必要はないということになります。そこで、「窓を開けちゃって、いいの
窓には3つの機能があると言われます。一つは問題の通風。二つ目は外の光を取り入れる採光。そして三つ目は内部から、外の眺望を取り入れるピクチャーウインドウとしての役割です。私などは、その役割のどれに当たるかを明確に診断しながら、場所と大きさを
最近の、いわゆる高性能住宅では、有効な24時間換気システムが必須条件となっています。あえて、「有効な」と書きましたが、私の言う換気システムは、建物の気密性能がきちんと担保されて、吸排気グリルからきちんとした流量が確保されて、全体の換気量が
住まいづくりも、長き人生の中での一大事業だと捉えて、無から有を生み出すプロセスだと捉えると、景色はずいぶん変わって見えてくるはずです。私たちも、確かに糧を得るために生業としてやっていることではありますから、始まりから終わりがあって、そこに
長年にわたる仕事からわかるのは、住まいづくりというものは具体的な構築物を購入することには違いないのだけれど、実はその前後のプロセスから、実際に住まい始めてからの長き時間も含めて、ひとえにプロセスの捉え方によって満足度が変わってくるというこ
桜も終わり、春の陽気も真っ盛り、これから夏に向けて少しずつ季節が移り変わっていきます。特に梅雨前のこの季節は、私たちの身体の緊張が寒暖の差から解放されて緩み、なんとも心地よい季節という事ができるかもしれませんね。芽吹き、花が咲き、あらゆる
タイトルで「旅の途中」と書きましたが、長くて短いような人の一生は、まさに冒険小説のような旅の連続であるなと、よる年並に私などはよく考える事があります。高度成長期以降のこの国は、なんだか消費することが豊かさだという了見の人が増えて、お金をい
昨日4/9は、日田の井上酒造の蔵開き「春搾り」が開催されました。雲ひとつない快晴の中、コロナ明けの影響もあるのか例年以上のご来場で賑やかな1日に参加させていただきました。私は例年通り、27年前に手がけさせていただいた社長であ百合仕込みの杜
もうずいぶん、人様の住まいを建てさせていただく事を生業として、それを通じて色々な人の人生に関わらせていただきましたが、何よりこの生業の醍醐味は、一つとして同じものがないという事なのかもしれません。住まいを建てると発起するその背景は人それぞ
場所や時間で場面を意識的に切り替えて、ある意味リズムを作ってきた私たちの暮らしは、どちらも一気に溶解して溶け合うようなテクノロジーの進化によって、自由と便利は確実に手にしたといって良いのかもしれませんが、それが逆にストレスフリーにはならず
いよいよ明後日の日曜日となりました。例年、日田の井上酒造の蔵開き「春搾り」に参加していますが、今年もその季節となりました。裏メニューのノンアルコールコーナー「HIGECAFE」を27年前にお仕事として手がけた社長であり杜氏の百合さん宅で行
全く価値観の異なる新しい時代の幕開けを感じ始めている人はきっと少なくないと思います。私は進化したテクノロジーの中で、我が身の浮遊感を感じ、可変的に安定安心なポジションを未だ見出せないまま、不安を抱えて生きているというような感覚を覚えている
実に40年近く住まいづくりをしていて、そうなのです。住まい手の息遣いを感じながら、その方の暮らしがどうなっていけば良いかとずっと考えて住まいづくりをしてきたというわけです。ですからある意味注文分譲や賃貸などの仕事はほとんどした事がないので
想いをかたちにしていくということは、まずかたちの前に大前提としての想いがなければなりません。私は深く住まい手を想いながら、かたちを紡いでいきますが、その前に住まい手の中に深い想いがなければなません。こんな暮らしがしたい、こんなシーンの連続