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前回に続いて吉本ばななさんの旅エッセイを取り上げようと、『マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅①』(幻冬舎)を選んでみました。 本書はバリを舞台にした小説と、その小説の取材日記を1冊にまとめたもの。当初は後者の『バリ夢日記』をメインに感想文を書くつもりでしたが、久々に読み返した小説パートにも改めて心を射抜かれ、2回に分けてアップすることにします。 心の傷を癒す旅 まずは『マリカのソファー』について。同作は1994年に『マリカの永い夜』というタイトルで発表され、1997年の文庫化に併せて改題。この時、登場人物の設定も一部変更されています。 幼い頃から両親に虐待され、自分の中に複数の人格を形成す…
実在の精神疾患を扱う『ムーンナイト』の背景。マーベルがドラマ化した「いま、語るべき物語」CINRAに2022/4/1に掲載された記事です。睡眠障害を患い、精神…
トラウマ克服【第17話】「苦しい!助けて!」に潜む〜愛着の問題〜
今でこそ、、クライアント様から、、 「悩みなんて無いでしょ〜!?」 「いつも元気もらってます〜!」なんて言われる私だが、、 10年程前にプライベートサロンを始めるまでの私は、、 流行った言葉で言うなら【メンヘラ代表】のようなものだった。 自身が【トラウマや様々な問題を抱えているという自覚】もなく、、 生活の中には、いつも【漠然とした不安】がつきまとっていた。 【その不安がどこからきているのか】もわからないまま、、 いつも体と心がこわばった。 そのこわばりさえ、、上手に表現できず、 肝心な時に体調不良に襲われていた。 「こんな時に限って、、何で???」 「いつも私はタイミングが悪い。」 自分を嘆…