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『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その31 『三いろの言葉〈KHM32〉』 【あらすじ(要約)】 昔、スイスに年をとった伯爵が住んでいました。 息子は一人しかいないのですが、何一つ覚えられないバカ息子なのです。 父親は「ここを出なさい。おまえを評判の高い先生に預けて何とかしていただく」と言い、息子は見知らぬ都へ送られ、先生のもとで1年過ごし帰ってきました。 「何を習った?」と父親がたずねました。 「犬がわんわん鳴く言葉を習いました」と息子はこたえました。 伯爵は情けなく思い、また別の先生のもとへ息子を預けました。 息子はまたその先生のもとで1年過ごし帰ってきました。 「何を習った?」と父親が…