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自分は、プログレッシブ・ロックが好きである。今の人にとっては、古典とも言える、ELPやKing CrimsonやYES等の演奏を某動画サイトでよく見る。便利な時代になったもので、各国で演奏されたキース・エマーソンの悪魔的なBlues Variation (Pictures At An Exhibition:展覧会の絵 )を比較したり、クラシックのピアニストが弾く、Karn Evil 9 : 2nd Impression (Brain Salad Surgery:恐怖の頭脳改革)を楽しんだりするわけである。 (Tarkus (TarKus:タルカス)も良いだろうという意見があったので追記すると、…
ここでは、Emerson, Lake & Powell時代とEL&P再結成時の展覧会の絵について記す。 ★1986年 Emerson, Lake & Powell tour 1986年のEmrson Lake & Powellのツアーでは、Tarkusと Picturesのメドレーとして演奏された。Tarkus(Eruption~Stones of Years~Iconoclast~Mass)の後、Pictures(Promenade~The Great Gates of Kiev)であり、EL&P時代の人気曲であるから、出来る限り圧縮してセッ…
EL&Pの名曲として、展覧会の絵と Tarkusを選定するファンも多いかと思う。1977年に久しぶりのツアーを行ったEL&Pであるが、オーケストラ帯同のツアーとして企画された。「Works Volume 1」はオケ共演の曲がほとんどであるので(Fanfareはアルバムではトリオのみの演奏だったが、Liveではオーケストラも参加した)オケ共演に適しているが、以前の曲をどのようにセットリストに含めるかについて、オ…
展覧会の絵は、1971年6月20日の London公演で最後のステージ演奏を行った後は、setlistから引退していた。Gregの発言等によると、バンドのオリジナル素材も増えたために、初期の展覧会の絵の役割(ギグにおけるレパートリー補完)は終えたと考えてよかった。 しかし、Live録音した展覧会の絵が、1971年11月にリリースされ、世界的なヒットになった。おそらくファンの要望に応えて復活させたの…
ツアー情報を見ると、1970年8月23日の Plymouth、8月29日のワイト島の後、間隔が空いていて、9月19日から英国ツアーが始まっている。また、10月下旬からも、次のツアー開始まで数週間間隔が空いている。 この時期の展覧会の絵の録音は、ワイト島の次は、12月の演奏である。その間の遷移が不明であるので、想像するしかない。ワイト島の後に、デビューアルバムの残りの録音も行われている。そ…
第5章は「バージョン比較」として「展覧会の絵」がどのように変化していったかを記載していく。 ELP版「展覧会の絵」のバージョン遷移は、以下の様に考えられる。 (1) リハーサル素材 音源は確認できないが、主としてリハーサル素材として演奏された、Moog導入前の約20分のバージョン。 (2) Debut版 ワイト島フェスティバルで演奏されたバージョン。Newcastleと比べると、一部開発途…
書籍等で読むことのできる「展覧会の絵」の Album Reviewをいくつか列記する。 ★Melody Maker Keithの自伝(P 282)で日本語で読むことができる。筆者は Chris Welchなので、当然ながら肯定的な内容である。「素晴らしいサウンドだ」で始まり「今年度の全てのイギリスのアルバムの中でも最高のものの一つだ」で結ばれている。 Endless Enigma(P 188)にも同じと思われるレビューが引用され…
EL&P : Gregの Epitaph(69年 Hyde Park) と Epitaphカバー
私は King Crimsonのファンというわけではない。昔、何枚かLPも購入したが、結局、継続して聴いているのは、Greg Lakeが参加している録音(圧倒的に1stとLive音源)である。 King Crimsonは1969年7月5日に Londonの Hyde Parkで演奏を行っている。ツアー情報では「Also a 6 min. video snippet (silent) from this concert got released on 'ELP-Beyound the Beginning'」と記されているが、yo…
Keith, Greg, Carlとバンドメンバ三人の自伝が出版され、読むことが出来た。Keithの本は続編を読みたかったが、それぞれの本が世に出たことは、良かったことと考えたい。 そして、KeithとGregの本は、翻訳本も出版された。ELPオフィシャル本は、ドイツ語版やイタリア語版も発売されていたが、Keithや Gregの自伝が、オリジナルの英語以外の言語で翻訳された例は、恐らく日本語版の他にはない…
Carlの自伝を読み終えた。使用されている言葉は、恐らく標準的な表現が多く用いられているのだと思う。そのため、英語が未だに不得意な私であるが、ほぼ書かれている内容が理解できた(たぶん)。Gregの自伝の原本を読んだ際にも、英語圏以外の読者を意識したのではないかと感じたが、Carlのものは、Gregのものよりも読み易かったと思う。 内容については、EL&P関連の章に期待をしていたのであ…
読み進めた順番は、3~5章を先に読み、次に1~2章、そして6~10章と結構ランダムに読んで行ったが、ようやく10章までを一応読むことができた。正直な感想としては「ちょっとがっかりした!」である。 自伝というものに、あるべき書き方などないと思うし、Keithと Gregの自伝が既に発刊され、EL&Pのオフィシャル本も出た後であるから、それらとの差別化(EL&P時代について)も難しかったと思うが…
「第2章 バンド草創期」では、King Crimson加入以前の複数のバンド経験について書かれている。「1960年代半ばにやっていたバンドに関する記憶は、今となってはぼんやりとしている」という書き出しの様に、今一つ、実態がはっきりしていない。 事実、自伝と Gregのwiki(日本語版と英語版)を比べて見ると、三者それぞれが微妙に異なっている。自伝では、ユニット4、タイム・チェックス、シャ…
EL&P : Greg自伝「第1章 Hank Marvin」
Greg自伝の第1章「少年時代」でハンク・マーヴィンに大きな影響を受け、後に本人と出会った事が説明されているが、ハンクについて全く知識のなかった私にとっては「ああ、そうですか」的な感想しかなかった。最近、Edward Macanの Endless Enigmaの Gregの章を読んだのであるが、そこでハンクが在籍したバンド Shadowsについて説明されていた。それでやっと当時の英国のポップシーンについて多…
実は旅の準備に時間を割く必要が有ったのであるが、Carlの自伝を読むことに結構時間を割いてしまった。第5章を先に読んだのであるが、続いて、第3章と第4章も読んでみた。その後、序章も読んでみた。その後、旅から戻って、第1章を読んでいる途中である。 FOREWORD by Rick Wakeman INTRODUCTION (P5) 3 LIVING ON A KNIFE-EDGE (P43) 4 ATOMIC ROOSTER (P49) 5 EMERSON , LAKE & PALMER…
Macanの「Enigma」の第 4章(P105-139)を取り敢えず読んでみた。1st Albumを中心に、1970年6~12月までのストーリが説明されている章である。基本的に良く知っている内容がベースになっているのであるが、正直、難しい本である。多彩な音楽用語が次々と出てくるし、説明されている内容も難易度は高い。 Macanは、1st Albumを結構高く評価している。そして、各楽曲についてかなり詳細に分析し…
EL&P : K.Emerson Variations & C.Palmer Fanfare For The Common Man
Keithの20CDのセット「Variations」と Carlの「Fanfare For The Common Man」(3CD+ブルーレイ+自伝)が続いて到着した。最初にオーダした日付はそれぞれ異なっているのであるが、結局ほぼ同じタイミングでの入手となった。 Keithのアイテムは、2023年11月3日のオーダで、一緒に注文したアイテムの入荷待ちを繰り返していたものである。結局オーダした 5アイテムのうち、購入できたのは 2アイ…
自伝の第2章で、ザ・シェイムでの録音に言及(P54)されている。Greg Lakeの Magical(7CD)や Anthology(2CD)には、The Shameと Shy Limbsの録音が収録されている(私はこれらのアイテムは未入手である)。 MagicalのCD3では、 03. The Shame – Don't Go Away Little Girl 09. Shy Limbs – Love の2曲が入っている。 ★The Shameの録音 Discogsによると「The Shame – Don't Go 'Wa…
Edward Macanの「Endless Enigma」を第3章まで、取り敢えず読んでみた。EL&P結成前の3人についての章である。各章のページ数は、第1章が49ページ(Keith)、第2章は36ページ(Greg)、第3章は18ページ(Carl)となっている。第1章については別稿で記載したが、The Niceの5枚のアルバムの各曲に言及されており、音楽的に充実した内容になっていた。 第2章は、King Crimsonが中心となっていて、2枚…
今更ですが!!Ritchie Blackmoreになりきる!! そのためのギアを現行品で,できる限り集めてみました !!
現行品でRitchie Blackmoreになりきるためのギアを集めてみました。 Body Material: Select Alder Body Shape: Stratocaster Body Finish: Urethane (Neck) Neck Shape: Custom "U"? Number of Fr
Emerson, Lake & Palmer/Pictures at an Exhibition
今日は、ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)の1971年発売のライブアルバムPictures at an Exhibitionを。学生時代にバイトを…
NZアーダーン首相のコロナ規制の演説&日本社会の将来+長妻の少子化防止案+追悼・高橋幸宏
コロナV拡大で生活や仕事でストレスが貯まっている人が多いと思いますが。感染に気をつけて、前向きな気持ちで、めげずに頑張って行きましょう! o(^-^)o...
私の音楽人生 2章-② 音楽の聴かず嫌いをやめよう!新しい世界が待っている!エマーソン・レイク&パーマー(ELP)
さて今回は、例の音楽の聴かず嫌いをやめよう!シリーズの第2弾です。 前回は導入部として、私の殻を破ってくれたスコーピオンズをご紹介させて頂きましたが、今回は、めちゃくちゃ古いけど、なぜか今ちょっとだけ旬な曲をご紹介しますね。 プログレッシブロック(プログレ)の某アーティストとの出会い みなさん、プログレッシブロックって聞いたことがありますか? 知っている人は、私世代かと思いますが、若い人は絶対に知らないと思います。私ですらこの音楽が流行っていた時期は幼すぎてリアルに聞いたことがないのですから。 英語で書くと『progressive rock』、Progressiveとは辞書を引いてもらうと『進…
「展覧会の絵」のアルバムカバーは、「Tarkus」のカバーを担当した William Nealが引き続き担当した。 アルバムカバーは、特に ELPの音楽とは関係ないようなのだが、LP時代のアルバム・ジャケットについては、レコードに刻まれた音楽と共に作品の一部である事は重要な事実である。最近は、アルバムという概念も薄くなったようだか、特にLP時代は、収録時間の制約があった反面、LPのA面とB面…