メインカテゴリーを選択しなおす
『こころ』は漱石後期三部作の最後の作品です。漱石の小説の中で大変人気のある作品です。他で人気のある作品として『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』を挙げることができますが、これらは漱石初期の作品です。晩年の作品の中で是非とも読みたい小説です。
このブログの内容①小説の興味深い箇所をピックアップしました②どのような小説なのかイメージできます③小説の内容理解に役立つかもしれません 『彼岸過迄』の青空文庫図書カードはこちらです。 主人公の田川敬太郎は、大学を卒業したものの就職できない
田川敬太郎は探偵の仕事を引き受けます。敬太郎は、自分の行動に疑問を持ちながらも探偵を実行します。敬太郎は、途中からことあるごとに自分の行動を悔いるようになります。しかも、停留所でターゲットを待ち受けていた女の方に興味が移ってしまいます。
停留所での探偵の結果を敬太郎は田口に報告します。探偵のターゲットとなった人物のこと以外に、この人物がある女と会っていたことも報告します。この人物に対する探偵の結果はたいしたものではなく、敬太郎は田口の了解を得て直接この人物に会って話を聞くことにします。
敬太郎は、田口の世話である地位を得て、田口の家に出入りできるようになりました。 そこで、松本が雨の日に面会を拒む理由を知ることになりました。 松本と会っていた女の名前が千代子であることも知りました。
夏目漱石の『彼岸過迄』は、「修善寺の大患」後の後期三部作の最初の作品です。①『彼岸過迄』②『風呂の後』③『停留所』④『報告』⑤『雨の降る日』⑥『須永の話』⑦『松本の話』⑧『結末』が集まって『彼岸過迄』という長編小説を構成しています。
『行人』は、漱石の後期三部作の2番目の作品です。人を理解することの難しさが浮き彫りにされています。登場する人物それぞれの苦しみが細密に描かれています。「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない」という重い言葉が出てきます。
このブログの内容①小説の興味深い箇所をピックアップしました②どのような小説なのかイメージできます③小説の内容理解に役立つかもしれません 漱石がこの小説を書くにあたって書いた前置きです。 実をいうと自分は自然派の作家でもなければ象徴派の作家