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【あらすじ&ひとりごと】 馳星周さんの作品『少年と犬』を読みました。直木賞受賞作です。 馳さんの作品を読むのは久しぶりで、かれこれ20数年ぶりになるかと思います。 馳さんの作品といえば、いくつか読んだ中でもやはり「不夜城」 新宿歌舞伎町を根城とした中国人たちの勢力争いを描くストーリーが未だに強く残っていてダークな印象が強い。 そんな馳さんの印象からイメージがわかず、本作品に手を伸ばせずにいたのですが、遅くなりながらも読んでよかったです。 人間と犬との共生がこんなにも優しく切なく描かれ、感動しました。 本作品は、一匹の犬(名は多聞)が生きることに傷つき悩み苦しむ人間に温もりを与え、生きることへの…