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こんにちは。現役救急医です。転職して居住地もガラッと変わり、もうすぐ1年が経とうとしています。この節目に、これまでの私の経験を元に、現在日本で問題になっている地域や診療科ごとの医師の偏在や, 直美(初期研修終了後ほどなくして美容外科分野に進むこと)の原因について自分なりに考えてみようと思いました。ひとまず、以下に要因やその根拠(私の経験談や憶測など)を列記していきます。 ①医学部入学者の選抜過程の課題 医学部医学科に入学する人間は、私のように中学校など早い段階で医師になることを熱望していた少なからずいます。その反面、中には「成績が優秀」というだけで高校・塾・予備校の教員や保護者から医学部医学科…
長らく更新の間隔が空いてしまいました。現役救急医です。読者の皆様にはご心配をかけてしまい申し訳ありません。ちゃんと生きていますし、仕事もしています。実のところ、このブログを更新する原動力に、日々の診療の中で感じる不満があったことは否めないのですが、大都市部に移住して働きやすい環境になったせいか、ここに書くような不満や批判がだいぶ減っていたと思うのです。 久々の更新ですので、医療界のことについてだらだらと私見を綴っていこうと思います。昨年から、医療従事者の間で『直美』というフレーズが頻繁に聞かれるようになり、程なく新聞やTV番組等を通じて一般市民にもその存在が知られるようになりました。既に周知の…
アダルトチルドレンのわたしの初めての転職のお話です。 ----------------------------------------------------…
ランキング参加中doctor's life ランキング参加中医学部 On the Horns of a Dilemma こんにちは、医師となりましたスミシー医ハーサカです! 本記事は医師となって初めて投稿するものとなります。 初期研修医という”出来立てほやほや医師”について今回は軽くお話ししたいと思います。 それでは早速参りましょう! On the Horns of a Dilemma そもそも初期研修医って何? 病院内における医師の立場 一目も二目も置かれる職業、それが「医師」 医療従事者間では一番の下っ端 目まぐるしく変化する職場環境 板挟みの初期研修医 皆さんにお願いがあります 同業者へ…
私が医者になった頃は初期研修制度がなく、医大を卒業後、私は某大学の病理学教室に直ちに入局し、病理診断学を学びつつ、研究もした。日本育英会の奨学金をもらって大学院に入っていたのだが、大学院の年限(4年)が終わると同時に、外の専門病院の病理医として出された。まだ、病理専門医の資格も学位も取っていない状態で放り出された。送りだされたのが専門病院だったから専門医試験に出るような一般的な疾患を経験することできず、感覚を維持するのには苦労した。学位の方も研究結果は一応そろっていたものの、論文書きを相談できる先輩とは離れてしまい、ずいぶんヒヤヒヤした。まあ、周りの人のおかげでどちらも無事取ることができた。結局、この時以来この専門をいまだにしているが、一時期一般的な病理医に戻ったことがある。その、戻る時にすがったのが当時...それなりに山あり谷ありの私のこれまで