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「震災報道を通して、自国の評価は180°変わった」~13年目の3・11に際して③
震災のもたらしたものは災厄だけではなかった。 最悪の状況でも冷静さと秩序を守り、自らに他を優先し、 逞しく生きようとする日本人の姿は、世界中に報道された。 「日本ブランド」が、彼我で承認されたのは、この時期のことだ。という話。(写真:フォトAC) 【震災の中にも見えた光】 2011年の日本は散々な状況にありました。地震と津波だけでも絶望的だったのに、そこに福島第一原発の事故が重なり、通常の災害とは全く違うものになって、復興が大きく遅れるだろうことは誰の目にも明らかでした。多くの外国人が日本を脱出して経済活動は停滞し、外国人観光客の姿も見えなくなりました。日本産の農産物・魚介類の輸出は激減し、い…