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月夜の猫-BL小説です メリーゴーランド271 BL小説 「ほな、行くとこあるよって」 その時振り返った千雪を京助は息をのんで見つめた。 これまで容姿などにさほど頓着したことのない京助は、周囲の人間が言う程その千雪の美貌を顧みたことなどなかった。 それを今さらながらに気づかされたかのような気がした。 「おい、千雪!」 コート
月夜の猫-BL小説です メリーゴーランド265 BL小説 「あんな、三田村、このシチュエーション、道行く人にいらん妄想おこさせるんちゃう?」 言われて振り仰いだ三田村は二人を目を丸くして凝視しながら行き過ぎる男とバッチリ目が合った。 「勘ぐりたいやつには勝手にさせとけばええ。けど、お前やと男同士ともみられへんか
back next top Novels 千雪は三田村を軽く睨む。 「やからなんでお前にわかるんや」 … "メリーゴーランド263" の続きを読む
月夜の猫-BL小説です メリーゴーランド262 BL小説 「食わんの?」 フォークを持ったまま皿を見つめている千雪の顔を三田村はのぞき込む。 「ヨーグルトがない」 三田村はガクッと項垂れる。 「こんの、我儘王子が!」 「今さらやろ」 「残念ながら、うちにはヨーグルトなんかあれへん!」 「京助は欠かしたことないのに」 三田村は