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こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ラテンアメリカ文学を牽引し続けるペルー出身のマリオ・バルガス=リョサ。民話と現実を行き来する文体で魂の在り方を訴える大作『密林の語り部』です。 都会を捨て、アマゾンの密林の中で未開部族の<語り部>として転生する一人のユダヤ人青年の魂の移住ーー。インディオの生活や信条、文明が侵すことのできない未開の人々の心の内奥を描きながら、「物語る」という行為の最も始原的なかたちである語り部の姿を通して、現代における「物語」の意味を問う傑作。 バルガス=リョサは1936年、ペルーの南端アレキーパにて生まれましたが、両親の離婚により幼少期はボリビアの祖父母の…