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森の中は乾燥し、落ち葉を踏むとパリパリと音を立てて割れるが、湿気のある場所にはまだ変形菌が見られる。アカマツの朽ち木に発生したルリホコリ大量に発生していたが、子嚢が割れていたりカビが生えていたものが多かった。ツチアミホコリ短い柄が確認できる。エツキケホコリ濃い褐色から黄土色へ色が変化している。ムラサキホコリかカミノケホコリの仲間キララホコリは健在11月以降は、森の中で見つかる変形菌の半分以上がキララホコリ。キララホコリの周囲をよく見ると、別の変形菌が見つかることがよくある。左の黒い小さい子実体はバルベイホコリと思われる(右側は未熟なキララホコリ)。10月に撮影したもので、撮影した時は気付かなかったが、写真を整理していて見つかった。極めて小さく(子嚢の直径0.1-0.2mm)黒いので、肉眼ではまず見つけられ...ルリホコリと変形菌
タマジクホコリ(Didymium bulbillosum)と変形菌
八ヶ岳は冠雪し、森の中には霜柱が立っていた。寒い時期にタマジクホコリが見られるとは思っていなかった。アミホコリの仲間。杯状体は暗褐色同じ菌パンフウセンホコリと思われる。子嚢壁の石灰粒が剥がれ、構造色が見られる。キララホコリは高頻度に発生し、たくさん見られる。キララホコリと思われるが、ドーナツ型不明(朽ち木上の苔に発生)。子嚢は薄茶色、柄は橙褐色同じ菌変形菌は少なくなり、年内の観察はほぼ終了。今年の夏から変形菌の観察を始め、およそ60種を見つけることができた。変形菌の多い場所が分かってきたので、来年は効率的に撮影できるだろう。タマジクホコリ(Didymiumbulbillosum)と変形菌
キララホコリの子実体4週前に黄橙色の変形体がここに現れてから継続的に観察してきた。朽ち木は日陰でずっと湿っていたので、子実体はゆっくりと成熟し、良い感じに仕上がった。石灰質鱗片が銀箔のように輝いている。鱗片の最終形態は、湿度などの条件に影響されるかもしれない。青灰色の子実体は(未熟?)パンフウセンホコリと思われる(切株の側面に発生)。(同じ切株に白いパンフウセンホコリの子実体も多数見られた)茶色い子実体はケホコリの仲間不明変形菌(枯れたサワグルミの洞に発生)子嚢の大きさにばらつきがある。瑠璃色や紫色が見られるが、柄は確認できなかった。ホネホコリの仲間(倒木に生えた苔に発生)不明変形菌上の写真の中央左下の子実体を拡大したもの10mほど離れた斜面の上からニホンカモシカがこちらを見下ろしていた。晩秋の渓谷キララホコリ(Didermatigrinum)と変形菌
ムラサキアミホコリ(Cribraria purpurea)と変形菌
独特な紫色のムラサキアミホコリ朽ちた大木に数千個以上群生していた。キララホコリキララホコリとメダマホコリ(7日前と同じものを撮影)黄色だったキララホコリの未熟子実体は成熟して石灰質鱗片を析出している。ゼラチン質の細胞壁に包まれていたメダマホコリ子実体は、乾燥してゼラチン質が消失している。(右上の白い子実体だけ未熟のままであり、ゼラチン質が残っている)メダマホコリ1mmあまりの子嚢壁に撮影する私の姿が写りこんでいた。パンフウセンホコリは、先月から高頻度に出没している。苔の生えた立ち枯れた木でよく見られる。モートンフクロホコリ?(パンフウセンホコリと同じ枯木に発生)マメホコリアワホネホコリ?クダホコリ不明ムラサキアミホコリ(Cribrariapurpurea)と変形菌
ブドウフウセンホコリ(Badhamia utricularis)と変形菌
エノキタケに密着して形成されたブドウフウセンホコリの未熟子実体(立ち枯れたヤナギの木に発生)エノキタケを食べて増殖したと思われる。細い紐のような柄が特徴ブドウフウセンホコリの子実体の形成初期成熟して青くなった子実体が傾いた枯木から垂れ下がっている。先週末に黄色だった子実体は青くなっていた。ムラサキアミホコリ一ヵ所にたくさん発生していたが、状態の悪い子実体が多かった。ブレフェルトホコリ?の未熟子実体5日後に同じものを撮影黄色いキララホコリの未熟子実体が7個子嚢壁がゼラチン質のメダマホコリの子実体が6個(右上の子嚢は未熟で白いが、他は黒い)キララホコリとメダマホコリは仲良しで、同居していることが多い。鮮やかな朱色のマメホコリパンフウセンホコリ?立ち枯れた木の凹んだ場所に発生ケホコリの仲間変形菌は朽ち木の凹みで...ブドウフウセンホコリ(Badhamiautricularis)と変形菌
2週間前から、森の中のあちこちにキララホコリが出没している。成熟段階により子実体の色や形状が変化する様子をまとめてみた。子実体の形成初期変形体から形成中の子実体が盛り上がってくる。太い柄が形成される。子実体の形が完成。鮮やかな黄色で光沢があり、とても目立つので見つけやすい。褐色になる。子嚢は黒くなり、石灰質鱗片の析出が見られ始める。石灰質鱗片が集合し、結晶のような模様を形成する。花柄の蒔絵みたい。キララホコリ(Didermatigrinum)
ルリホコリ(Lamproderma columbinum)と変形菌
ルリホコリの未熟子実体(ルリホコリ属の別種の可能性もある)メダマホコリとキララホコリの子実体が発生した朽ち木に2本だけ確認できた。成熟した子実体肉眼的には、ほぼ黒い粒で、しかもとても小さい(1mm以下)ので、見つけるのは難しい。メダマホコリの未熟子実体がひとつだけ見つかった。キララホコリの未熟子実体1週間前に橙色の変形体が多数這っていた朽ち木を見ると、キララホコリの子実体が大量に発生していた。子実体の形成初期キララホコリの変形体と思われる。右端で子実体の形成が始まっている。左の変形体は朽ち木を移動中、右の変形体は子実体を作り始めるところと思われる。クダホコリドロホコリ?ドロホコリの仲間マメホコリヌカホコリ不明変形菌の未熟子実体ルリホコリ(Lamprodermacolumbinum)と変形菌
メダマホコリ(Colloderma oculatum)と変形菌
朽ち木に橙色の変形体がいたの拡大してみると、メダマホコリの子実体が点在していた。子実体はとても地味で小さいので、変形体がいなければ気付かなかっただろう。変形体はメダマホコリとは別種かもしれない。厚い透明なゼラチン質の子嚢壁に包まれた黒い子嚢が確認できる。両生類の卵を思わせるユニークな形状。キララホコリの未熟子実体?(メダマホコリと同じ朽ち木に発生)柄ががっしりしていて、きのこのよう。クダホコリの仲間と橙色の変形体大きな黄色いクダホコリの仲間白い未熟なクダホコリの仲間がたくさん見られた。橙色の変形体とケホコリの仲間の子実体橙色~黄土色の変形体があちこちで見られた。メダマホコリ(Collodermaoculatum)と変形菌