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書評・せっかく同じ時代を生きていたのに!メルケル.世界一の宰相
ドイツ連邦の首相の退任式では送別の曲を本人が選ぶらしい。16年の長期に渡りドイツ連邦を率いたアンゲラメルケルのその退任を伝えるニュースから流れてきた音楽を私は…
2021年に行われたドイツのアンゲラ・メルケル首相(在任2005-2021)の退任式で軍楽隊が演奏したのはニナ・ハーゲンの曲。西ドイツに亡命し後に「パンクのゴッドマザー」と呼ばれた人です。分断の象徴「ベルリンの壁」が取り払われたのは1989年。ニナ・ハーゲンが亡命した13年後の事でした。
はい、忘れたことあるんです。僕も(笑)それはさておき、年末にNHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト」の「ロックが壊した冷戦の壁」。デビット・ボウイを観るつもりでチャンネルをあわせたのですが、ニナ・ハーゲンとアンゲラ・メルケルの話に感動してしまいました。物理学者だったメルケルがベルリンの壁崩壊・東西ドイツ統一をきっかけに政治家となり、公開討論でニナ・ハーゲンと激論を交わし、やがて首相となり任務を終え、退任式にこの曲をリクエストの一曲として選ぶ。一昨年の当時にもこの曲を選んだ話は聞いていたのですが、今回この経緯を知りなかなかやられました。そして、今日あらためてこの曲をじっくりと聴いてみると、なぜか自然と感涙してしまいました。なぜだかさっぱりわからないのですが、曲調が哀愁がありながらもユーモアと優し...「カラーフィルムを忘れたのね」