メインカテゴリーを選択しなおす
西洋文化・文明の文物を取り入れたがゆえに失いつつあるものとしての「陰翳の美学」を惜しみつつ もし、西洋に逢着しなかったら500年前と変わらぬ生活をしていたかもしれない、とも語る谷崎潤一郎の ダブル・バインドは今もわたしたちの根底に残っているような気がします。
愛媛を訪れ、内子町で町並み保存の基調講演をしたアレックス・カーさんは揶揄します。 「『人類が宇宙に移り住む時代が来たら、日本人は一番スムーズに宇宙での生活に慣れるでしょう。その理由は宇宙には、木、草、花、鳥、動物、美術、文化的な街並みなどないからです。・・・」