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倒産しない会社:必勝と不敗の概念のバランス:産廃・一廃・再生資源会社の経営者向けコラム☆船井総研
倒産しない会社:必勝と不敗の概念のバランス:産廃・一廃・再生資源会社の経営者向けコラム☆船井総合研究所:廃棄物コンサルタント1036☆倒産しない会社:必勝と不…
大工、華の解体班時代 初仕事に成功した内装解体班はその後、戸建ての在来風呂の解体、ブロック塀の解体、バルコニーやウッドデッキの解体、マンションのスケルトン解体などをどんどんとこなし、ハコちゃんとセリさんのレベルもめきめきアップ。 ついには僕が現場に行かなくとも仕事を納めて帰ってきてくれるまでに。みんなすごいよ! 最初は丸ノコすら使えなかったのにYO! そんな中、一人の志願者が登場。自分を解体班に入れてくれ、と会社に直談判し、僕とハコちゃん率いる解体班に参加させてほしいと言って来たんです。 あら~まじかい。これで更に仕事の幅が増えるわ~、と僕もハコちゃんもセリさんも歓迎。 彼の名はグッチ君。グッ…
大工、初めての解体! 「いつもお世話になっております~。○○産業の○○です~。今度、ウチの会社で内装の解体を始めたんですよ~」 こんな風に、産廃のお得意様であるリフォーム屋さんや建設会社に片っ端から内装解体班の仕事を取るべく電話をかけました。すると・・・。 「あ! 本当ですか? ゴミも一緒に持って行ってくれるんですもんね? そうしたらお願いしようかな」 この反応! 意外な反響! どうやら現場管理側としては解体屋さんと産廃屋さん、二つの業者へのやりとりを一本化できることにメリットを感じてくれるらしく、仕事のご依頼はすぐに頂けたんです。 ・・・どないしょ。本当に仕事が入ってきちゃったよ。こいつは責…
大工、仕分けの虎 そんなわけで、内装解体班が設立されることになり説明会が開催されたのですが、そこに意外な人物が呼ばれていたんです。 僕の勤めていた産廃会社は、横浜市と川崎市にいくつかの事業所を構えており、業界内でもそこそこの規模を持った会社でした。各事業所には事業所長と副所長がおかれ、彼らの給料には当然手当てがついてるわけです。その所長連の中からとある人物が呼ばれてたのよ。 京都出身、”仕分けの虎”の異名を持つ男、ハコちゃん副所長。この人が工場にいる限り仕分け損ねたゴミの山ができることはない、という超重要人物。超楽屋ネタ。 いや、本当にハコちゃんはすごい人物なのよ。えっとねぇ・・・産廃屋のゴミ…
大工、新グループ結成! 会社の問い合わせ対応や建物解体の現場管理の業務に追われる中、産廃営業時代で最も大きな動きになる仕事を唐突に任されました。 「おまえ、大工だったんだから、内装の解体くらいできるんじゃない?」 「まあ、やったことあるっちゃあるんで、できると思います」 「じゃあ、やって。金出すから」 この、本部長とのやりとり。このふわっとしたやり取り。この簡単なやりとりがその後の人生に多大な影響を与えることになっちゃうんだから、わかんないよ。THE 人生。 内装解体? なんだか聞いたことないけど、要するに構造体以外の部分を壊すってことでしょ? だったら、大工が手作業で作った部分だから大丈夫大…
大工、実録!○○屋敷!! 産廃営業部の仕事も慣れてきた頃、先輩お二人の業務をサポートすべく、Kさんからは建物解体の仕事を引き継ぎ、Yさんからは会社の問い合わせの応答という仕事を引き継ぐことになりました。 「もしもしすいません。あの~畳を何枚か捨てたいんですけど~」 各事業所や事務所へ寄せられるゴミの問い合わせに対して、電話に出た従業員や対応した社員が僕の携帯を案内する。すると僕にお客から直接バンバン電話がかかってくるというモノ。 ある日のこと、不動産管理会社のお客からゴミで困ってる部屋があるので、片づけてほしいとの電話がありました。ふむふむ、とりあえず見に行きましょう。 ってなわけで、問題のマ…
大工、飛び込み営業 元ヤンキーと元ヤクザという愉快な先輩二人の下で働いた産廃営業部時代。主な仕事内容は飛び込み営業でした。売り物は二つ、「ゴミ捨てに来てね」の産廃受け入れの営業と「ゴミ取りに行くよ」の産廃収集運搬の営業。 この飛び込み営業。二人のクセ強先輩はまるっきり教えてくれなかったのだ。なんかこう手取り足取りじゃないけど、せめて目の前でやって見せてくれるとかあってもよかったと思う。 教えてくれたことは、こんな会社に飛び込め、あんな作業場に飛び込め、現場は仕事の邪魔になるからあまり行くな、とかそれくらいのざっくり情報のみ。きつくね? 飛び込んだ後の会話のセオリーとか、マニュアルとかあった方が…
大工、スジとは!! 前回、産廃営業部時代の先輩Yさんがよくよく使っていた、スジ、について意味がわからないと書きました。が、もう一度スジについて考えてみたい。 なぜなら、このままだとYさんにも読者のあなたにもスジを通せていないことになってしまうからなのだ! ビシシッ! とね、これですよ。スジ。ここにヒントがありそう。前回、スジとは人と人との関係における責任とけじめ、だと僕は言いました。 ちなみに例のAIに聞いてみたら『約束や言動と実際の行動が一致している場合、スジが通る行動と云う』だってさ、優等生! だけどちょっと説明が足りない気がするよね。 だって、これだと僕がYさんと読者に対してスジが通せて…
大工、建物解体! さあ、Kさんに瞬殺でマウントをとられてしまった僕は子分の運転手よろしくいよいよ建物解体現場に到着。さっそくアニキに買ってもらった靴に履き替えてと・・・。 「Kさん、お疲れ様です!」 と、元気よく声を掛けてきたのは先に現場で待っていた森さんという、小柄で笑顔が素敵な人物。そうです。この人は解体屋さんです。 「おう、おつかれさん」 Kさんの方が明らかに偉そう・・・。森さん曰く、森さんは建物解体の見積もりにおける積算方法や注意すべき点などをKさんから教わったらしく、師弟関係にあるとのこと。へ~Kさん、外ではちゃんと仕事してたんだね。 その現場は横浜市内にある古い一戸建て。僕の会社は…
大工、おヤクザ入門 人として大切なことを沢山教えてくれた産廃営業部の先輩Yさん。実はそのYさん以上にクセの強い人物だったのが、もう一人の先輩Kさんです。 Kさんはすんごい特殊。このような人物は一般的な企業内では存在しないでしょう。てか、存在したらアカン。産業廃棄物処理業っていう業界ならではの人物じゃないかと思います。 Kさんは元ヤクザ。ね、ほんとにそんな人いるのかよって思いますよね。けど実際、Kさんは全身に見事なもんもんが施されている(らしい)ため、真夏でも長袖の作業着を脱ぐことはなかったのよ。 会社の健康診断は、他の社員に見られぬようにKさんだけ特別枠。Yさんが一緒に行ってた。だから、Yさん…