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ウクライナへの兵器供与の現状 防衛装備品の輸出拡大に向けた制度改正が検討されています。ウクライナを念頭に国際法違反の侵略を受けている国を装備輸出で支援するといった方向性が示されました(日本経済新聞、2023.7.26)。 ウクライナには、こ
ちょうど1年前の今日(2022年2月27日)、ロシアによるウクライナ侵攻直後の国会で、ショルツ首相は「Zeitenwende」(転換点)という言葉を使った力強い演説により、これまで歴史への反省から消極姿勢に徹してきたドイツ国防戦略をより積極的なものに転換することを宣言しました。 「私たちは転換点を迎えており、後の世界は前の世界と同じではない。」「私たちは歴史の正しい側にいる。」として、コロナ後の苦しい財政にもかかわらず、ドイツ国防軍のために 1,000 億ユーロの特別基金を確保すると発表しました。 最初ウクライナにヘルメット5千個を送ってかえって失笑を買ったドイツでしたが、その後は最新鋭戦車レ…
20230219 ピストリウス国防相がドイツ政治家人気ランキングトップに浮上
ドイツ公共第二放送(ZDF)の月次世論調査結果(Politbarometer)で、最近就任したばかりのピストリウス国防相がいきなりドイツ政治家人気ランキングトップに躍り出ました。 ドイツのガス確保で大きな成果をあげたGreenのハーベック経済相が、昨年以降ずっとトップを走り続けてきたのですが、登板してすぐにレオパルト2提供問題を(ほぼ)解決し、力強いリーダーシップを発揮しているピストリウス国防相がいきなり高評価を得ている格好です。米国からも、フニャフニャしていたドイツからやっと骨のあるやつが出てきた、くらいに思われているはずです。 もともとはロシア語も堪能な親ロシア派でしたが、ウクライナ危機後…
核の供与を求めないゼレンスキー大統領の不思議-核ファクター問題
今般、アメリカ並びにドイツがウクライナに対する主力戦車の供与を決定した背景には、今春にも実施が予定されているロシア側による大規模な攻撃計画があるとされています。NATOからの軍事支援無くして自力での防衛は困難と悟ったゼレンスキー大統領が強く供与を求め、その要請に応えたのが、今般のNATO諸国による主力戦車供与という筋書きとなりましょう。主力戦車が投入されれば、ウクライナ側は、ロシア側の大攻勢に軍事力で対抗し得ると共に、クリミアを含むロシア軍によって占領されている地域を奪回できる可能性が飛躍的に高まるのですから、同決定は、‘鬼に金棒’のようなものなのです。メディアの報道も、NATO側が供与した主力戦車が登場すれば、侵略国家ロシアのヨーチン大統領の野心は砕かれ、国際秩序が護られるというものです。確かに、NAT...核の供与を求めないゼレンスキー大統領の不思議-核ファクター問題
<CG>『レオパルト2A7』 ~ウクライナの戦況を変える最新鋭ドイツ主力戦車の投入~
CG : Leopard 2A7 NATO加盟国からドイツ主力戦車「レオパルト2」のウクライナへ提供が発表された。100両程と見られる。ロシア軍もウクライナ軍もロシア製の旧式戦車「T-72」を使用していたが、戦況が一変する可能性がある。 『湾岸戦争』では米軍主力戦車「エイブ
~~引用ここから~~【フォト】独製主力戦車、100両提供へ12カ国、米戦車30両と報道米ABCテレビは24日までに、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し12カ国がドイツ製主力戦車レオパルト2を計100両供与する見通しとなったと報じた。米主要メデ…産経ニュース米ABCテレビは24日までに、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し12カ国がドイツ製主力戦車レオパルト2を計100両供与する見通しとなったと報じた。米主要メディアは24日、米国が米軍の主力戦車エーブラムスを供与する方針を固めたとし、約30両を送ると25日にも発表する可能性があると伝えた。ドイツメディアは24日、ショルツ首相がレオパルト2の供与を決めたと報道。ポーランドなど保有国からの提供も認めるとしており、戦闘激化を恐れ供与に慎重だったドイツが方針を転...ドイツと米国、戦車をウクライナに供与
<CG>『ウクライナへ主力戦車を提供』 ~「レオパルト2」や「エイブラムス」が対ロシア戦線の局面を変える~
CG : Provided main battle tanks to Ukraine(Brad Piit) CGは第2次世界大戦の米軍と独軍の主力戦車で「M4シャーマン」と「ティーガーⅠ型」で、これらではない。今回ウクライナへ提供されるのは「エイブラムス」と「レオパルト2」で他に英軍の「チャレンジャー2」。
本日1月25日の今朝方、アメリカがウクライナに対する主力戦車「エイブラムズ」の供与に積極的な姿勢に転じると共に、ドイツも焦点となってきた「レオパルト2」の供与に踏み切るとのニュースが飛び込んできました。この報道を受けて、米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は、人類の「終末時計」を100秒から90秒に早めたそうです。人類滅亡の日は、刻一刻と近づいているのかもしれません。「終末時計」が人類の滅亡時期を早めたことは、科学者のみならず多くの人々が、今般の主力戦車供与の決定が第三次世界大戦のみならず核戦争をもたらすリスクが高まることを十分に認識していることを示しています。否、人類が滅亡する可能性を十分に分かっていながら、アメリカやドイツのみならず、多くの諸国の指導者達は、和平に努めることもなく...人類滅亡へのカウントダウン-世界権力の思惑
第三次世界大戦は再びポーランドから始まる?-「レオパルト2」供与は控えるべき
ドイツが製造する「レオパルト2」のウクライナへの供与の如何が、目下、全世界の注目を集めています。何故ならば、仮に同国への戦車供与が実現しますと、第三次世界大戦へと戦禍が拡大するリスクが格段に高まるからです。報道によりますと、ロシア側のウォロジン下院議長が「グローバルな破滅を引き起こす」と述べたとも伝わり、キューバ危機に匹敵するほどの危うい状況が続いています。「レオパルト2」とは、製造国はドイツですが、ポーランドをはじめ他のNATO諸国にも輸出されています。同戦車を輸入した諸国は、それを他の国に再輸出したり、供与する場合には製造国であるドイツの許可を要するそうなのですが、今般の危機に際して驚かされるのが、ポーランドの態度です。同国のモラウィエツキ首相は、ドイツに対して供与許可を正式に申請するのみならず、仮に...第三次世界大戦は再びポーランドから始まる?-「レオパルト2」供与は控えるべき
第一次世界大戦並びに第二次世界大戦という二つの世界大戦は、ドイツによって引き起こされたとする説が定説化しています。教科書を表面的に読む限り、第一次世界大戦は当事のドイツ帝国によるベルギーに対する中立侵犯が決定的な意味を持ちましたし、後者については、言わずもがな、戦争の主因は独裁者にして狂人ともされるアドルフ・ヒトラーに帰されています。何れもドイツがトリガーなのですが、今般のウクライナ紛争についても、ドイツ責任論が既に準備されているようにも思えます。何故、ドイツが常に悪役とされるのか、という根本的な問題につきましては、フランクフルト・アム・マインに存在していたユダヤ人ゲットーが、今日の世界権力を揺籃した故地であったことに求めることができるのかもしれません。金融財閥として知られるロスチャイルド家も日露戦争時の...ドイツは悪役シナリオから抜け出せるのか?