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デスカンファレンスの運営に携わって“子どもが亡くなる"ということをより身近に感じることができた1年目。実はこの1年目にもう一つ印象的な出来事があった。入職して数か月。まだ夏になる前だったように思う。病棟に一人の来訪者。インターホン
緩和ケアのちょっとタメになる話Vol.13。今回の話は“希望"について。終末期患者やその家族が希望を口にすることは多々ある。時にはその希望が医療者から見て現実離れした希望であることもあるかと思う。そんなときに「現状を理解していない
1年目からわりとやりたいことに関わらせてもらった。看護師にとって1年目は鬼門と言われることも多いが自分にとっては大きく躓くこともなく本当に充実していた。そんな1年目の終わり。大体どこの組織でもあるであろう上司との面談があった。「1年目どうだ
NICUで看護師2年目がはじまる。看護業務に関しては2年目になったこともあり少し重症な子を担当することが増えた。その重症な子の中にはもちろん亡くなってしまう子もいる。去年までは実際に受け持つ子が亡くなるということはまだ少なく、そんな中でデス
緩和ケアのちょっとタメになる話Vol.14は「鎮静と安楽死」について。ちょっと重たいテーマに感じるかもしれないけど「安楽死」という言葉について少し思うところがあったのでこのテーマにしてみた。鎮静との違いという観点で安楽死についてまとめてみた
あけましておめでとうございます。なんやかんやとダラダラ続けております「感情のごみ箱」。こんなてきとうな運営なのにちょこちょこ見に来てくれる皆さんのおかげで細々と続けることができてます。ということで今年もよろしくお願いします。新年一発目はどう
今回の話は死の性質について。「死ぬ」ってどういうことかなんてみんな何となくわかってると思う。でもあらためて「死」について伝えるときにどういうものかって説明するのが難しいこともあるのでは。と思ったので今回はこのテーマ。緩和ケアのちょっとタメに
半年間の認定看護師教育課程を経て元いた小児がん病棟へ戻ってきた。しかし認定看護師教育課程というのは卒業しただけでは資格はもらえない。資格試験を受験する権利を得るだけ。看護学校を卒業したら国試が受けられるのと同じ。なので元の仕事に戻ってからも
今年の1月に入稿していた本がついに出版されます。 まんがびと様より2023/05/19出版予定です。 私の処女作は「あなたの施設は大丈夫?有能な看護師を失っていく病院の特徴。」という今回の本なのですが、 2作目に書いた本を先に世に出してしまっています(笑´∀`)はじめて緩和ケアを学ぶ「0年生」のための教科書作者:村上 しほAmazon著作権は完全に譲渡しているので印税はまったく入りませんが、宣伝させていただきました( ・∀・)! また覚えていたら出版日に宣伝のため投稿するかもしれません。・・・覚えていたら。看護師さんが少しでも気持ちよく働ける現場になることを心から願っています。
異動宣言をしていた4年目に入るのだが…まぁそんなうまくいくこともなくプリセプターとして新人教育に邁進することになる。それなりにいろいろあったので詳しくはこちら。4.5年目は新人教育をやり切って堂々と異動してやろうと思っていたので特に緩和関連
Twitterで「菓子折り」がトレンドで流れてきました。新人看護師は病棟に挨拶に菓子折りを持参しなさいという投稿をした先輩看護師がいる模様。 要りませんからね!!!!!!こういうデタラメな情報を流さないであげてほしいですよ。 新人さんだって緊張していたり不安を抱えて初日を迎えるのですから。 くだらないなぁ。 反対に「菓子折りなんて持って行くのいつの時代だよ!」と言っている方もいましたが、 所属部署に「ご挨拶」とのし紙まで付けた菓子折りを持って来られる方はここ数年で増えた印象です。 私が新人の頃はなかったので、比較的新しい風習が出来たのではないか?と思っています。 それまで異動者が「ご挨拶」のお…
医療従事者であれば、不安な患者さんと対峙する場面は誰しも経験すると思います。 私が看護学生の頃、安易に「大丈夫」だとか「すみません」だとかいう言葉を使ってはならないと教えられた記憶があります。 責任をとれない不確かな患者さんの未来について「大丈夫」だなんて言ったらいけない。 もし、その未来が来なかった場合、訴訟を起こされる可能性があるからです。自分の過ちを「すみません」とすぐさま謝罪と過失があったと認めることになります。 過失を認めたとして、ライセンスを失う可能性があるからです。 こんなことを教えられて、保身のために自分の非を認められないのはとても心苦しいことです。 もしかしたら、患者さんはシ…
タイトルからしてちょっと危うい表現なのですが、 私、実は最近思うことがありまして。 看護学校の講師をするにあたってTwitterで若者の心情を学ぶようにしているのですが(←意外と健気)「新人看護師の悩み相談」とか「新人看護師に寄り添います」とかいう表現をしている方が複数います。 ・・・いや、わかるんですよ。 つらいですもんね、新人看護師って。 でも見ていて残念に思うのは、どう考えても転職斡旋のためのアカウントだという点。 そういう方ってお局批判をしていたりするわけなのです。 私もお局看護師という存在は本当に嫌いでしたよ。 でも、人間性に問題があったとしても・・・ 看護師としてはプロフェッショナ…
今年もあっという間に2か月が経つんだなと時の流れの速さを感じる今日この頃。緩和ケアのちょっとタメになる話 Vol.17。今回は少し毛色が違い、自分の経験から他領域の話をしてみたいなと思いこのテーマにしてみた。ということで聞きなれない用語だと
やや強めのタイトルにしてみたので誤解がないよう先に言っとくけどこれは病気や苦痛でつらい思いをしている患者に向けた言葉ではない。ちょっと勉強して知識を持ったがゆえに勘違いしてしまっている看護師に対しての言葉である。そういう看護師はたくさんいる
緩和ケアのちょっとタメになる話 Vol.18「痛みの定義 2020 での変更点」。ということで今年度も細々と続けていく予定の「ちょっとタメになる話」。つい最近読んだ小児看護雑誌で痛みについて取り上げられていたのでそこに便乗する形でこのテーマ
緩和ケアのちょっとためになる話Vol.19。今回はIPOSの話。なんだけどそもそも「IPOS」って知ってる?多分知らない人の方が圧倒的に多いと思うので基本的なところをまとめてみました。とにもかくにもまずはポスターをどうぞ。IPOSについて話
⑥からずいぶん期間があいてしまった。身バレを考慮してこの先は書きにくいなと思っていたのだが、もう気にする必要はなくなったので細々と続きを書こうかなと。①から読みたい人はカテゴリ「短期連載シリーズ」から飛んでもらえれば。ということでここからが
そんなこんなで参加することになった難病キャンプ。詳細は省くが関西初開催ということで規模は小さいながらも大盛況のうちに幕を閉じた。来年以降も毎年開催されることになり、今もなおこのキャンプに関わらせてもらっているのはまた別のお話。難病キャンプの
こんにちは。らっしー&シナモン(らっしなもん)の飼い主Aです。今週はずっと雨予報でしたが、今日はなぜだか快晴になりました🌈気持ちが良いお天気です。昨日は久しぶりに飼い主Bは夜勤ではなかったので、夕方から一緒にイオンにお出かけしました。カルデ
こんばんは。らっしー&シナモン(らっしなもん)の飼い主Aです。2月からエステに通ってダイエットモニターをしています。ですがなんと・・・ダイエット開始より体重は増えていました(´・ω・`)わかっているんです、食べ過ぎだっていうことは・・・😭3
おはようございます。らっしー&シナモン(らっしなもん)の飼い主Aです。今日はお仕事が休みなので朝からブログの時間がとれました✨今日の飼い主Bは「4時に家を出る」と言っていましたが、起きたのが4時・・・私のことも起こしてくれたけど、「始発の電
こんばんは。らっしー&シナモン(らっしなもん)の飼い主Aです。今日はクリニックでお仕事でした。らっしなもんと離れる時間はとても寂しくなります。朝から私が仕事モードのときにはらっしーには伝わるみたいです。距離を感じます( ・∀・)!離れたとこ
一般的にがんになると痩せていくというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。がん悪液質という言葉を聞いたことがありますか?実のところ私は、緩和ケア教育機関に進学するまでろくに勉強してきませんでした。「この患者さんは悪液質だよね」な
先日も宣伝してしまいましたが、またしても宣伝させてください(o_ _)oフリーランス緩和ケア認定看護師について『:Dspace』さんにインタビューしていただきました。2023年2月17日(金)に掲載していただきましたので、ご紹介いたします。
苦痛緩和のための鎮静|最期は苦しまずに逝きたいという患者の思い
今日は少し重たいテーマですが、緩和ケアにおいてとても重要なテーマです。緩和医療学会が出しているがん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版というガイドラインがあります。がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する
フリーランス緩和ケア認定看護師、本を出す|Kindle本出版のお知らせ
突然ですが、宣伝させてください。この度、Kindle本を出版しました!!!私は認定看護師として働きながら、多くのがん患者さんやご家族と関わってきました。そして、医療従事者もがん患者さんとの関わり方で悩んでいるということを知りました。今の日本
アドバンスケアプランニング|もしバナゲームの活用でACPが身近になる?
皆さんは自分の身に「もしも~が起こったら?」と考えたことはありますか?心配事の9割は起こらないと言われるくらいなので、私たちが日頃どれだけ多くの心配や不安を抱えて生活しているのかを思い知らされます。私も元々はとてもネガティブ思考で一度マイナ
みなさんは『ケミカルコーピング』という言葉を聞いたことがありますか?あまり聞きなじみのない用語ですよね。私も緩和ケア認定看護師になったばかりの頃は聞いたこともありませんでした。数年前の緩和医療学会で『ケミカルコーピング』は多くの緩和ケア認定
終末期ケア専門士|看取りに関わる資格で根拠のあるケアを実践しよう
「緩和ケア」や「終末期ケア」を学びたいと思う方は看護師に限らず多いでしょう。患者さんが安心・安全に心地よく過ごすためには、根拠に基づいたケアの提供が必要です。根拠って言葉に私が嫌悪感を抱くのは、学生の頃の看護師さんとのやりとりが原因でしょう
女性看護師の結婚&出産と認定看護師の資格取得は難しい!?【認定看護師】しぽさんへインタビュー
SHIPO今回ありがたいことに看護師のシトラスさんより取材のご依頼をいただきました。特別に許可を得てインタビュー記事を転載させていただいています。シトラスさんのブログはこちらです▶Nurse✖Career (yuttan.com)認定看
パフォーマンスステータス|がん患者さんの全身状態の程度を考えよう
先輩看護師から患者さんの『PS』を尋ねられたことはありませんか?看護師患者さんのPSは?私は新人看護師の頃に「PSどれくらい?」と質問されて、「PSって何?追伸??」とパニックになったことがあります。がん看護をするならば、当然パフォーマンス
緩和ケアを受けるがん患者の療養場所の選択|終の棲家をどこにするか?
「ずっと治療してきたんだからこの病院で最期まで看てください」「抗がん剤ができなくなったからって見捨てないでください」急性期病棟で働いていると患者さんの意向に沿えずにつらい思いをすることってありますよね。急性期病棟から緩和ケア病院に移るときの
緩和ケアと言えば、疼痛コントロールが1番に思い浮かぶ方は多いでしょう。がん性疼痛を基礎から学びたい方はこちらもチェック▼がん性疼痛の治療の中でもモルヒネは特に有名ですよね。一般の方でもモルヒネという名前は一度は聞いたことがあるのではないでし
デヴィ夫人の終活に関するテレビ番組が放送されたのを視聴された方はどれほどいたでしょう。いつの間にか"エンディングノート”や"終活”という言葉を日常で聞かれることもでてきましたよね。今では終活アドバイザーなんて資格まででき
がん患者さんが相談したくなる看護師ってどんな人?話しやすい人の特徴
「この患者さん苦手だな」「他の看護師と話すときは笑うんだな」苦手な患者さんがいたり、患者さんから距離を置かれてさみしく感じたことはありませんか?頼ってほしいのに頼ってもらえないこと、自分が看護師として価値がないと思われていることってとても悲
がん看護に携わる医療従事者は、患者さんの予後について考えるときが度々ありますよね。患者私はあとどれくらい生きられますか?大体でいいから教えてほしい。患者さんに余命を尋ねられたことはありませんか?私は何度も尋ねられました。ですが、正直なところ
SHARE 悪い知らせの伝え方 がん患者の告知に同席するポイント
この記事を読んでいるあなたは、きっとがん患者さんに悪い知らせを伝えるときに不安に思ったり困った経験がある方でしょう。私もこれまで13年余りの看護師人生において何度と困る質問をされたり、いたたまれない気持ちになったことがあります。尋ねられたら
最近のツイッターではお局看護師がとことん責められる風習があるようだ。新人の気持ちもわかるが先輩の気持ちもわかるためなんともいえないモヤモヤする気持ちがある。
がん患者さんご飯を食べるように言われるけど食欲がないんだよ。食べないと弱っちゃうよね。がん患者さんは食欲不振に悩まされることがあります。食欲不振とは、食物を摂取したいという生理的欲求の低下した状態です。食欲不振は進行がん患者の60~90%に
がん看護をしていると嫌でも看取りの経験をすることになりますよね。私がかつて転職を考えたのも死別を繰り返したからというのが大きな原因です。看護師として、冷静でなければならないと思いながらも、大切な患者さんを失う存在はつらいものです。人の死に慣
明けましておめでとうございます。 うさぎ年ですね。新年に毎年目標を立てるんですが、数日で忘れちゃうタイプの私。 さすがに今年は覚えておきたい。私が務めていた病院では業績評価用の目標設定シートを年度初めに書くのですが、それも絶対覚えていられない。 中間評価と最終評価のときにしか振り返らない。 しかも、残念なことに目標設定シートは1つでは済まなかった。①個人の年間計画 ②委員会の年間計画(リンクナース+実習指導者) ③認定看護師個人の年間計画 ④認定看護師分野別の年間計画 ⑤認定看護師のグループ活動の年間計画 ⑥病棟係の年間計画 毎年6つも計画立てさせられてました(´・ω・`) これに看護研究の計…
進行がん患者の70%が最期の6週間で呼吸困難を経験しているとも言われています。がんの種類や病期によってもちろん症状の有無や程度は異なります。看護師酸素飽和度は正常なのに息苦しいという患者さんがいます。正常な患者さんには何もできることがなくて