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師とフライ釣行。 八月で釣期が終わる高津川でゴギを狙おうという予定だったけれど雨に風。レーダーではゴギの渓が激雨の雲を抱えている、風も山ごとなぎ倒しにかかっている。それで結局昼までは持ちそうな日田へ行くことになった。 道中雨がパラついて、スレきった夏ヤマメをフライに食いつかせるなら雨は好都合、とジイちゃん二人弾んで走る。
どうせ帰り道、阿蘇の白川に行ってみることにした。五ヶ瀬から30キロ、遠い道のりではない。 川の近くに蕎麦屋があって大将はフライマンらしい、蕎麦食って川の話でもと思いながら着くと休みだった。 漁協に教えてもらっていた釣場へ行ってみると泥濁り、ここも工事をしている。
三月の末くらいまで待たなくては、と分かってはいるのだけれど、やっぱり出かけてしまうのは、陽気のせいである。日中、二十度を超せば魚だって浮かれてきっとフライを追うはずである。 今度は日田。 ダム上の、ちょっとした集落があるあたりでフライを飛ばせるところまで上る。テンカラでいくらか楽しい思いをしていた瀬だ。
五ヶ瀬川。 雨、風で持ち越しが続きようやくこの日が来た。 禁漁まであとがないからなんだか追い立てられているみたいでちょっと窮屈だがあくまでもドッシリとやりたい、そしてフライフィッシング一年目の今季をケガなく楽しくピシャッと終わりたい。
思い切って五木か五ヶ瀬に行こうと考えたけれど、どうせなら魚が動き出す八月終わりまで待つことにした。それで目指したのは日田である。
高津遠征から帰ってすぐ、教えられた言葉が消えないうちに鍛錬に出かけていた。 解禁に備えて数回ハヤを相手にほうっていたダムのバックウォーターだ。 盛夏、藪がますます濃く厚く育って瀬を暗く覆っている。ちょっとつらい釣りとなって苦労したけれど、苦労は買ってでもせよ、というので我慢してみる。
日田、高瀬川に行った。 すでに鮎は解禁していて本流には点々と鮎師が立ち込んでいる。 鮎のことは忘れていたのではないけれど、もうすっかりフライにのぼせてしまって振り返りようがない。 狙いの瀬は二つの橋に区切られた三つの瀬で、三様の渓の姿があって面白い。ただ誰からも愛されている瀬なので一人にだけ心を開かせようとしてもそうはいかない。 一の瀬。大岩の渓。