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同じことの繰り返しのうちにちょっと未来が顔をのぞかせることがあるそうで、それならとまたまた運河に行ってみる。 いい季節になって運河にははや二人の投げ師、二人とも還暦くらいの若造で…
日本中がGWで沸き立っているので古希ジイも人波の坩堝の中で沸騰してみたいと海へ行った。もちのろん、ブン投げに行くのである。 目指すは山陰の砂浜、毎年この頃からシロギスがウジャウジャ押し寄せてもう魚だらけというありさまで、ウホウホ、の予定だったけれどどっこも人もいなければ魚もいない。
地獄の釜の蓋が開くお盆は殺生してはいけない、きっと地獄の料理人ハンス・シュミットが待っている、あのバックブリーカーだけはなんとしても避けたい。とは言っても盆休みには血も滴る焼肉を食っているけれどね。 というわけでお盆が過ぎたので早速釣りに出かけた。投げ釣りで真夏のキスを狙うのである。
久しぶり運河に行ってみることにした。 三月終わりにブン投げて二匹の運河伝を年金仲間には伝えていたけれど、二尾では不満なのだろうか、だーれもいない。 着いたのはようやく陽が射し出した頃、しかし風が強い、冷たい、サブイ。負けずに投げる。潮は速く東に流れている。
運河に行った。久しぶり そろそろ盛期できっといいのが掛かるかもしれない、キス天も食いたくなったし、と、相変わらず捕らぬキスの尻尾算用である。 それで糸も替えた。0.8から0.6、これからは砂浜での投げが中心になるので根掛かりの心配もなくなる。まあ、この日は運河、根ガカリも心配だけれど、新シーズンイン、気分も新たにブン投げたいのであった。
響灘のつらい投げ釣りのことを忘れかけていたら風の噂が届いて来た。 ついこの前、運河でキスを掛けた年金仲間がいて20センチくらいのが何匹か来たらしい。 フライを巻くのにも飽いていたのでちょっと行ってみることにした。
懇意にしている電気屋にアンプの修理を頼んだ。ここはスピカ―からアンプまで自分の所で作っていて、近年の菌禍によるひきこもり需要でそこそこ高価なのが売れ出した。 それで修理とか部品の交換といった小さい仕事はなかなか引き受けてはくれないでいた。ところが前の修理の時一緒にその日獲れた魚、アジだったか、を持って行ってやったらたいそう喜んで、それで私に時間を割いてくれるようになったのである。
西の山陰がダメだったので次は東に行くことにした。 その前にまず真ん中の響灘に行ってみた。運河は素通りした。 釣り場までかなり歩くので覚悟して向かわなければならない。着いたところで気を込めて仕掛けをつなぐ。期待に満ちた楽しい時間である。
去年は、十月に油谷で楽しい釣りが出来ただけで九州の西の海は良くなかった。運河も良くなかった。 今年になって山陰が散々だったので振り子が戻るように西へ行った。巡り合わせでは西が良い番だ。なんの根拠もない判断だけれど。
夜更かししてゆっくり起きた朝は、遠くはあきらめて運河へでも行ってみるかということになる。 しかし、運河でもいいや、の投げ釣りも、なかなか面白いものがあって尽きない。
ヒンナムノーやナンマドルに渓は蹂躙されてしまってしばらくは回復しようがない。 川が荒れりゃあ海、なのでまた近場の運河にちょいと投げに行った。チョイ投げではない、道具立てもいつもどおりに頑張っている。 結論から言ってしまうと、ヒン君の後の運河ではピンの二連、ナン君の後は豆一尾の他なんにもないのだった。 強風に海が底から揺れて魚が潮に酔っぱらい、覚めきれないまま何でも食ってくるのではないか、と思っ…
山陰の、できれば長門あたりまで出かけたかったけれど風が強い。風は北から潮を巻き上げて強く吹くので山陰はどこの海も荒れているに違いない。それでやっぱり運河にした。安近短である。
夜明け前に目が覚める。午前4時、ちょうど釣具屋が店を開ける時間である。 いつ海に行きたくなってもいいように新しく買ったクーラーにサイドボックスを取り付けて準備している。 新しい竿に魚を掛けさせて入魂式というのがあるけれど、クーラーにもやってやろうじゃあないか、それなら狙いはしばらく疎遠になっている夏キスだ。GО! 朝っぱらから、かーるく弾んでイソイソしているうちにもうクーラーの投入口からバンバン…
他の忘れ物があって忘れ物のままだった勝浦へ行く。 去年、いくらか釣れていたし亜麻色髪の思い出もあったので気分は弾んでいる。が、やっぱり忘れ物があって、竿立てがない。まあいいか。
岩屋。 この季節、誰もいない、たぶん魚もいないのだろう。前回もそうだった。 無駄に始まって徒労に終わりそうだけれど、不思議と釣りだけは無駄を思いっ切り充実させてみたくなるのである。
運河では潮の動きは以前と変わらないはずだし、大きかったり急だったりして緩慢は運河らしくいつも通りに繰り返されている。なのに近頃根ガカリばかり。 この前は三つも仕掛けを失った。当然、根ガカリの多い時は釣れるのも少ない。仕掛けの作り直しに時間を食うし気持ちも萎れる。 ポツリポツリと大きいのも混じって釣れ出したけれど釣人が少ないのはそんな理由からだろうか。