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今年最大の寒波で九州にも雪が降りサブイ日が続いていたがこの日は晴れ。 馴染みの運河にはたぶんこの時期は豆しかいない、それで外海の響灘に決めたのだった。
夜更かししてゆっくり起きた朝は、遠くはあきらめて運河へでも行ってみるかということになる。 しかし、運河でもいいや、の投げ釣りも、なかなか面白いものがあって尽きない。
夜明け前に目が覚める。午前4時、ちょうど釣具屋が店を開ける時間である。 いつ海に行きたくなってもいいように新しく買ったクーラーにサイドボックスを取り付けて準備している。 新しい竿に魚を掛けさせて入魂式というのがあるけれど、クーラーにもやってやろうじゃあないか、それなら狙いはしばらく疎遠になっている夏キスだ。GО! 朝っぱらから、かーるく弾んでイソイソしているうちにもうクーラーの投入口からバンバン…
他の忘れ物があって忘れ物のままだった勝浦へ行く。 去年、いくらか釣れていたし亜麻色髪の思い出もあったので気分は弾んでいる。が、やっぱり忘れ物があって、竿立てがない。まあいいか。
朝早く目覚めた。ジイさんらしくこづきながらションベンタイム。クーラーが切れて暑い、追い寝もならず、モソモソ起き出して手に触れた竿から釣り支度を始める。するとウスボンヤリの頭に光が差し始める。 悪に倒れたジェームスボンドが拳銃を握らされた途端、目覚めて立ち上がる、あれと同じだ。本では「本能にまで高められている」とあったけれど、竿を握った途端走り出すジイさんもきっと同じレベルにいるのだ、と思いたい…
岩屋。 この季節、誰もいない、たぶん魚もいないのだろう。前回もそうだった。 無駄に始まって徒労に終わりそうだけれど、不思議と釣りだけは無駄を思いっ切り充実させてみたくなるのである。
ゆっくり起きて空をみたら皿倉には風が無い。強風の予報だったが午前は穏やか、パッと起きて運河へ走る。 投げはこの機動力がいい。それに20グラム、260円のエサで一日遊ぶことが出来る。 でも運河を目の前にして気が変わり、少し大きいのを狙って響灘で投げてみたくなった。