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日之影川を河川ライブで観察してみたらここだけは忘れられたのか水位も平常、酷雨が免れている。それならと行ってみた。 東自動車道の佐伯を出て10号線へ、重岡から326、まだまだ斜めに下ってトトロから杉ヶ越、見立という道が距離はあるけれど早い。
日之影の水は深く澄んで空気は濃い、だが魚はいない。詳しくいえばワタシのフライを追うのはいない、と言うべきなのだろうけれど、そんな魚はいなかった。
五ヶ瀬川。 雨、風で持ち越しが続きようやくこの日が来た。 禁漁まであとがないからなんだか追い立てられているみたいでちょっと窮屈だがあくまでもドッシリとやりたい、そしてフライフィッシング一年目の今季をケガなく楽しくピシャッと終わりたい。
解禁を翌日に控えて、前のめりに奔る。 この日は杉ヶ越から日之影源流を辿る。 渇水だが、水があれば所々に魚は見え、ゆらり水面近くを漂っている。 上手く放ることができれば、幸せを手にすることができるかもしれない。 逸る。
日田。 ダム湖上に入る。 すでに釣人、なんと若い女子、がいて場所移動だそうである。ルアーを追うのはいないという。 もう渇水、ルアーが根ガカリしちゃいます、といって赤い車で去っていった。もちろん残り香をクンクンしたりはしない。年も年だし、由緒あるフライをしているのだからして、そこは日頃から自身にしっかり言い聞かせているのである。
一日目、五ヶ瀬、鞍岡に直行。 昼前。 足を浸けるとソックスまで水の冷たさが沁みる。 前回より水嵩が増し、魚がいるならここだ、の瀬にフライを抛る。 単純にして汎用性に富む遊軍、ミッジフライ14番、ちょっとテンカラバリを思わせる懐かしいハリである。 しかし14番となるともうミッジとは呼べないか。