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山国川へ、難しい時に難しい魚を釣りに行く、それも難しいフライフィッシング。 六月からもう猛暑襲来、ところがここ数日梅雨が戻った。それで、このジトジト沁みる雨でひょっとしたら山女魚が瀬に甦っているのではないか、と思った。 着いてみると瀬には小さな羽虫を狙ってトンボが湧いていた。雨で洗われた瀬はきっといろんな虫で満ちているに違いない。
菌禍の戒厳令が敷かれる前に、何としてももう一度テンカラをやりたかった。逃していたのを是非回復したかった。 魚の口から何度かハリが外れたのをハリのせいにして10番を土肥富に頼んだが間に合わなかったので同じ12番でも少し懐の大きい狐型を巻いて備えた。
一日目、五ヶ瀬、鞍岡に直行。 昼前。 足を浸けるとソックスまで水の冷たさが沁みる。 前回より水嵩が増し、魚がいるならここだ、の瀬にフライを抛る。 単純にして汎用性に富む遊軍、ミッジフライ14番、ちょっとテンカラバリを思わせる懐かしいハリである。 しかし14番となるともうミッジとは呼べないか。