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本当に素晴らしい講談社の絵本 其の3 『蛤姫』・『孝子・万寿姫』
村上三千穂(むらかみ・みちほ)明治32年~昭和12年。福岡県出身で、菊池契月に師事したあと、中原淳一ら共に婦人雑誌や少女雑誌の表紙絵や挿絵などを描き活躍しておりました。40歳という若さで亡くなった為に、幻の画家とも呼ばれております。画風は古風で、王朝絵を思い浮かべます。それは、この絵本によって、いかんなく発揮されて、おります。雅な大和絵の世界です。き『昔々、若い漁師が、お母さんと二人で暮らしていました。漁師は大層、孝行な人で毎日、海へ出ては、魚を捕って暮らしをたてていました。今日も、お母さんに見送られて漁に出かけました。』『漁師はいつものように、海に小舟を漕ぎ出して、あちら、こちらと釣りをして回りましたが、何故か、今日は一匹のお魚もかかりません。「これではお家に帰ってもお母さんに何一つ、差し上げる事が出来ない。...本当に素晴らしい講談社の絵本其の3『蛤姫』・『孝子・万寿姫』