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陳寿の人生と業績に焦点を当てたブログです。彼の主著「三国志」の編纂過程、政治的背景、影響について詳細に解説。三国時代の歴史、文化、人物に興味のある方におすすめの読み物です。
神話や考古学にあたる時代を別にすれば、日本の歴史は多くの場合、邪馬台国から 始まっている印象があります。 魏志倭人伝に「鬼道につかえ、よく衆を惑わす」と紹介されているのが、 その女王である卑弥呼です。 そして、その時期は、弥生時代が終わり古墳時代が始まる頃とされています。 ...
第一回では、自らの立ち位置(邪馬台国北九州説)とその根拠を紹介した。二回目からは『魏志倭人伝』が記された時代背景と作者である陳寿の史家という立場。そこから邪馬台国の場所を探訪してみよう。 (好意的に記されている邪馬台国) 『魏志倭人伝』は正式には中国の歴史書『三国志』中の「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝(うがんせんびとういでん)倭人条の略称 である。東夷伝には他に、夫余、高句麗、東沃沮(とうよくそ)、挹婁(ゆうろう)、濊(わい)、韓の各条がある。その中でも最も紙面を割いているのが倭人条であり、約2000文字である。 『三国志』研究の第一人者の渡邊義浩氏は、『魏志倭人伝の謎を解く』にて、『魏志倭人…