メインカテゴリーを選択しなおす
前の週にはなかったショーのシーンが 今回はあって嬉しい。 スズ子の歌で一週間を締めくくるのは楽しい。 色んなツッコミどころも これ1つで全てチャラ! …と言えるくらいの強引さが良い>こらこら
朝ドラの「ブギウギ」に、生瀬勝久演じる喜劇王の“タナケン”こと棚橋健二が登場した。タナケンは言わずもがなのエノケン(榎本健一)がモデル。生瀬とエノケンはちょっとイメージが違う気がするが、今後どんなふうにスズ子(趣里)と絡むのだろう。実際の笠置シヅ子とエノケンは数多くの舞台や映画で共演している。「ラッパと娘」『舞台は廻る』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/77f0efbdac231901f36f91122f6f3b9d「ブギウギ」笠置シヅ子の出演映画https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d03f3d1b24e3c1847ba6cda1a2ec786e『エノケンのびっくりしゃっくり時代』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e...「ブギウギ」笠置シヅ子とエノケン
『エノケンの天国と地獄』(54)(1990.8.19.)かつてサーカスの人気者だった圭太(エノケン)は、天国の裁判所で生前の行いを見せられる。そこではユキ(若山セツ子)という少女との出会いと別れが映し出されていた…。監督・佐藤武。エノケンといっても、自分はその晩年をかすかに知っている程度で、ほとんど伝説上の人物になってしまう。それでも、最近はビデオの普及も手伝って、こうして彼の古い映画も見ることができるのだが、本来は舞台の人であり、映画ではその本領は発揮されていないという。また、彼の戦後の不幸な人生をまた聞きすると、彼の映画を見ても何だか純粋に笑えなくなってしまう。特にこの映画などはもはや喜劇ではなく悲劇であった。ドタバタをやっていた人がそこから脱皮できずに苦労する姿や、時代と合わなくなる姿は見ていてつら...『エノケンの天国と地獄』
『エノケンのびっくりしゃっくり時代』(48)(1993.12.18.)浮浪者の健太(エノケン)は、紳士の黒川(山口勇)に、スリのサブ公(如月寛多)に財布をすられそうだと知らせるが、逆にスリに間違われる。そこを、楽団と花形歌手の歌ちゃん(笠置シヅ子)に救われる。健太は歌ちゃんと共に黒川の財布を探すが…。監督・島耕二、脚本・山本嘉次郎、音楽・服部良一。笠置が「びっくりしゃっくりブギ」を歌う。先日、NHK衛星で放送された「日本の爆笑王ベスト50」で、見事に1位に輝いたエノケン。その時、司会の伊東四朗が「今の人には何がおかしいのか分からないかもしれない」と語っていたが、この映画を見て、そんな、笑いが持つ即時性や、時代差によって生じる空しさについて考えさせられてしまった。終戦直後に作られたこの映画で描かれた政治家へ...『エノケンのびっくりしゃっくり時代』
『エノケンの拳闘狂一代記』(49)ボクサーの江之吉(エノケン)は八百長の名手。今日も敗戦の祝杯を挙げているところへ女房が死んだという報せが入る。自分が父親では将来肩身が狭かろうと息子の道夫を幼友達のおぎん(清川虹子)に預ける。時は過ぎ、学校を卒業する道夫(堀口宏)から、ボクサーになりたいと聞いて江之吉もおぎんも驚く。監督・渡辺邦男、音楽・栗原重一。前に見た『エノケンのホームラン王』(48)のボクシング版といったところ。準主役の堀口宏(ピストンの弟)をはじめ、当時の名ボクサーたちの動く姿が見られ、今となっては貴重な映像記録になっている。映画全体としては、いかにも即席で作られた感じで、今の目から見るとエノケン(東京)対田中春男(大阪)の対比のおかしさが印象に残る程度だが、まだテレビがなかった当時の人々にとって...『エノケンの拳闘狂一代記』
『エノケンのホームラン王』(48)(1991.1.25.)ジャイアンツファンの肉屋の健吉(エノケン)は、長年の夢をかなえてジャイアンツにマスコットボーイとして入団。憧れの選手と全国を回るが…。三原脩監督、川上哲治、青田昇ほか、当時の巨人軍の選手が総出演。監督・渡辺邦男、音楽・栗原重一。戦後間もない昭和23年の映画。復興に向かう世相と当時の野球熱の高さがうかがえ、なかなか興味深かった。しかも、当時のジャイアンツの選手たちの動く姿がたっぷりと見られるというおまけ付き。実際、エノケン云々よりも、伝説として聞いただけだった彼らのプレーぶりの方に目が行ってしまった。登場する主なメンバーは総監督・三原脩。この年は2位。50年に辞任し、西鉄、大洋、近鉄、ヤクルトの監督を歴任。独特の采配から“三原魔術”と呼ばれる。監督・...『エノケンのホームラン王』
『エノケンの豪傑一代男』(50)(1981.3.20.)徳川家康から功績を讃えられた弥九郎(エノケン)が、松平家姉妹の争いから、徳川と織田の対立という一大事まで豪快に解決してしまう。監督・荒井良平。前から一度見たいと思っていた幻のエノケン映画。彼の晩年しか知らない自分にとっては、フィルムの古さを飛び越えて新鮮さを感じさせてくれた。背は小さく、決して美男子とはいえないが(この映画ではガマガエルと称されていた)、その身のこなしのよさとアクションは、チャールズ・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドにも決して引けを取らない。体技という点では今のスタントマンたちの方がすごいのかもしれないが、その動きの中におかしさまで感じさせるところがエノケンの真骨頂だ。『エノケンの豪傑一代男』
『孫悟空』(40)(1986.1.2.NHK)皇紀二千六百年に沸く昭和15年に作られたレビューミュージカルコメディ。三蔵法師のお伴をして孫悟空が天竺に旅するおなじみの話。監督・山本嘉次郎監督特殊撮影・円谷英二音楽・栗原重一と鈴木静一。主なキャストは、孫悟空(榎本健一)、猪八戒(岸井明)、沙悟浄(金井俊夫)、三蔵法師(柳田貞一)、奇怪団珍妙大王(高勢実乗)、金角大王(中村是好)、銀角大王(如月寛多)、狆々姫(高峰秀子)、百科辞典の精袖珍(中村メイ子)、天文博士鰐々居士(徳川夢声)、ナイチンゲール金鈴(渡辺はま子)、煩悩国香蘭(李香蘭)玄宗王(藤山一郎)オリジナルの「孫悟空の歌」のほか、「世紀の楽団」(アレキサンダース・ラグタイム・バンド)「アラビヤの歌」、そしてディズニーの「星に願いを」や「ハイ・ホー」も流...『孫悟空』『エノケンのちゃっきり金太』
『天晴れ一心太助』(45)魚屋の一心太助は、易者から商売繁盛間違いなしと勧められて、陰気な「なめくじ長屋」に引っ越すが、癖の強い住人たちにあきれたばかりでなく、長屋の突き当たりの化物屋敷には銀杏の大木が生え、完全に日光をさえぎっている様子に驚く。しかも屋敷には怪しげな浪人たちがたむろしていて…。佐伯清の監督デビュー作で、脚本は何と黒澤明。後にコンビを組む製作の本木荘二郎に頼まれて書いたというが、雑多な人物の一人一人を生き生きと巧みに描くところに、片鱗を見せる。キャストは、魚屋・一心太助(榎本健一)その女房・おなか(轟夕起子)、あんま・与茂市(甲斐三雄)、力士・大江山三吉(岸井明)、その母(藤間房子)、大工・三五郎(坊屋三郎)、その女房・おきん(一ノ宮あつ子)、石屋・次郎作(横山運平)、床屋・金太(如月寛太...『天晴れ一心太助』
『舶来音楽芸能史―ジャズで踊って』(瀬川昌久・草思社文庫)を読み始めたら、エノケン=榎本健一のことが出てきたので、久しぶりにエノケンの映画を見直してみた。『エノケンの近藤勇』(35)ジャズソングを盛り込みながら、エノケンが近藤勇と坂本龍馬の二役を演じた幕末コメディ。見どころは、高下駄を履いた近藤=エノケンの立ち回り。龍馬(なぜか“りゅうま”と呼ばれている)と桂小五郎(二村定一)が歌う「ララバイ・イン・ブルー」。池田屋騒動では「ボレロ」と「ピーナッツ・ベンダー=南京豆売り」が効果的に使われ、『蒲田行進曲』(82)で有名になった“階段落ち”のシーンもちゃんとある。笑いは生ものだから、今の目から見るとギャグの数々に古色蒼然とした印象を受けるのは仕方ないが、音楽の使い方は今見ても十分に面白い。『エノケンの近藤勇』
新たな連続テレビ小説「ブギウギ」の主人公・鈴子(趣里)のモデルは笠置シヅ子。自分にとっては、「家族そろって歌合戦」の審査員やカネヨンのCMのおばちゃんのイメージが強いが、実は「ブギの女王」と呼ばれた大歌手であり、後年は女優としても活躍した人。彼女が出た映画を何本か見ているが、このドラマにはこれらの映画のシーンも出てくるのだろうか。服部良一をモデルにした役は草なぎ剛が演じるようだが、ではエノケン役は、黒澤明役は誰が…などと想像が膨らむ。『歌うエノケン捕物帖』(48)(1991.9.4.)かご担ぎの権三(榎本健一)と助十(藤山一郎)が、ある事件の真犯人捜しをする歌謡コメディ。エノケンと藤山の競演、エノケンと女房役の笠置シヅ子との“歌う夫婦げんか”など聴きどころ多し。監督は渡辺邦男。先日、美空ひばり主演の『七変...「ブギウギ」笠置シヅ子の出演映画
こんにちは。今日も今日とて子育て業に励んでいます。高齢出産を経て2人姉妹(3歳+1歳)育児中。このブログはそんな私のなんでもない日常を綴っています。連日冷たい…
『虎の尾を踏む男達』(45)(1982.11.23.)この映画は、歌舞伎の「勧進帳」と能の「安宅」が基になっているという。それ故か、古色蒼然とした印象を受けるのは否めないし、弁慶役の大河内傳次郎のセリフなどは、録音状態の悪さやフィルムの古さを差し引いたとしても、かなり分かりづらい(まあ、彼独特のセリフ回しの難解さは毎度のことであり、それが彼の個性にもなっているのだが…)。それに、歌舞伎や能についての知識があるかないかで、この映画についての感慨は全く違うものになるだろうという気もする。というわけで、終戦間際に、限られたセットで、よくこれだけのものを撮ったなあと思う半面、やはり古い映画だと思わずにはいられなかった。ところが、たった一人の俳優の存在が、この映画を忘れ難いものにした。その名はエノケンこと榎本健一。...『虎の尾を踏む男達』
「親馬鹿子守唄」(1955) エノケンと柳家金語楼共演の人情喜劇をU-NEXTで観ました。 監督は斎藤寅次郎。モノクロ54分。 戦後まもない東京が舞台。銭湯…