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銘竿アルバム07〜ウィンストン R .L. Winston JWF 8.1/2ft. 5wt.
御三家というのは、元々徳川御三家(尾張、紀伊、水戸)を指す言葉だが、後に歌手の橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦らが御三家と呼ばれるようになり、さらに、野口五郎、郷ひろみ、西城秀樹といった新御三家まで現れた。御三家は英語圏だとビッグスリー、ビッグスリーと言えば、米国ではGM、フォード、クライスラーだが、実はフライロッドにもビッグスリーがある。米国のロッドメーカー、スコット、セージ、ウィンストンのことだ。他にも英国のハーディ社や、最も歴史の長いオービスといったメーカーもあるが、ロッドメーカーというより、どちらかと言えばタックルメーカーのイメージが強いので当てはまらないだろう。当ブログでは、すでにスコットとセージは紹介済みなので、今回はウィンストンを取り上げてみようと思う。ビッグスリーの中でも一際プレミアム感の強いウ...銘竿アルバム07〜ウィンストンR.L.WinstonJWF8.1/2ft.5wt.
銘竿アルバム06〜セージ SAGE 4711LL Graphite II
これは、あくまでも個人の見解だが、セージの古いロッドには銘竿がけっこう多いと思う。特に、グラファイトIIからグラファイトIIIに移行した時代のものはアクションが中庸で、中でも低番手のLLシリーズを始めとするミディアムアクションのロッド群は、しなやかで軽く、それでいてバット部がしっかりしているため、大きな魚を掛けても頼りなさを感じさせない。これはセージのロッド全てに共通するものだ。この4711LLというロッドも、セージらしいアクションだが、LLシリーズ前期のグラファイトII素材のため、シャキッとした中にもウィンストンLT(IM6)のようなしなやかさがある。とは言え、ショートからミドルレンジでのキャスタビリティと、20ヤードを超えるロングディスタンス性能を兼ね備えているところは、さすがセージと言えよう。ところ...銘竿アルバム06〜セージSAGE4711LLGraphiteII
銘竿アルバム05〜デーモン Damon Chateaugay 8.5ft 4wt
デーモンロッド社は、かつてニューヨーク州にあった小規模ロッドメーカーで、一時期個人で輸入していたのだが、あまりに利益が薄いため止めてしまった。その後、輸入を再開しようと思ったら、ウェブサイトも削除されていたので、どうやら廃業してしまったらしい。アメリカ国内でも、ほとんど無名と言って良いメーカーではあるが、家族経営の小規模メーカーらしいなかなか味わいのある造りで、アクションの良さも相まって、自分が所有している中では、とても愛着のあるロッドのひとつとなっている。当時は、IM6でブルーのブランクを使用した2ピースのコバルト、マルチピースのウェストブランチ、高番手のロイヤルがスタンダードモデルのラインナップで、小渓流向きのコールドブルックと、このシャトーゲイ、そして高番手のソルトンサーモンが、高弾性グラファイトを...銘竿アルバム05〜デーモンDamonChateaugay8.5ft4wt
銘竿アルバム04〜レナード H.L. Leonard Golden Shadow 805
このロッドは、以前勤めていた会社がレナードとダイヤモンドバックの輸入元だったため、在庫の中から一番アクションの良いのを選んで購入したものだ。当時、事務所で同じスペックのロッドを並べて、一本ずつ素振りしてみたところ、個体差があまりにも大きいことに驚愕、モターっとしているものもあれば、パリッとしているものもあり、どれにしようか迷った挙句、一番シャキッとしていて軽いものを選んだのだが、今思えば正解だったように思う。レナードのグラファイトロッドは、元々ダイヤモンドバック製ブランクを使用していて、最初のモデルはレナード・ダイヤモンドバックというコラボモデルのような名称だった。その後、ブランクデザインを見直し、レナードのバンブーアクションにより近づけたものが、このゴールデンシャドウである。ブランクカラーは前モデルの黒...銘竿アルバム04〜レナードH.L.LeonardGoldenShadow805
セージ社のロッドで真っ先に思い浮かぶのは、何と言っても1983年に発売されたRP(リザーブパワー)シリーズだろう。何しろ、グラファイトIIテクノロジーという新素材を採用した次世代アクションは、キャスタビリティとディスタンス性能に長け、そればかりか驚異的な軽さをも兼ね備えていた。確か、高番手のマルチピースパックロッド(4ピース)なんかも、RPシリーズが最初だったのではないだろうか?この革新的なRPシリーズが登場して以来、主要なフライロッドメーカーの多くが、追従するように次々とハイモデュラス化されたファストアクションモデルを発売。ところが、その後もセージ社は快進撃を続けるのだ。他社に先駆け、最新のグラファイトIIIテクノロジーを引っ提げ登場したRPLシリーズは、至近距離から遠投までこなす現代フライロッドのお手...銘竿アルバム02〜セージSAGEGFL686
黒鉛色のアンサンドフィニッシュブランクに赤いスレッドという組み合わせは、僕の知る限り、確かスコットGシリーズとオービスのウエスタンシリーズの二つだけだったと思う。どちらもグリップの先端が特徴的で、スコットはコルクフィニッシュ、オービスの方は低番手がスレッドラッピング仕様だった。スコットGシリーズは、ティップがとてもしなやかで、そのかわりバットはかなり強靭に作られている。素材はローモデュラスのグラファイト製で、素振りしてみるとグラスロッドのようにモッタリしていて、今となってはやや頼り無さを感じるほどだ。この辺は好みの分かれるところであろう。とりわけこのG904/4は、アメリカのテクニカルな川で神経質なマス達を攻略するために開発されたもので、後にオービスがウェスタンシリーズで同スペックの2ピースロッドを発売し...銘竿アルバム01〜スコットScottG904/4