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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ある夜、青年ハインリヒの夢にあらわれた青い花。その花弁の中に愛らしい少女の顔をかいま見た時から、彼はやみがたい憧れにとらえられて旅に出る。それは彼が詩人としての自己にめざめてゆく内面の旅でもあった。無限なるものへの憧憬を〝青い花〟に託して描いたドイツ。ロマン派の詩人ノヴァーリスの小説。 ルネサンスに端を発するドイツの啓蒙主義は、民衆を理想的な思想へ高める一方、個の感情を抑圧する働きを持っていました。この「理性に対する感情の優越」を啓蒙主義のアンチテーゼとして作品に込めようと、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは『若きウェルテルの悩み』、フ…