メインカテゴリーを選択しなおす
第11章 お金と土地を公益事業として扱う国との戦い今からおよそ半ミレニアム前(500年前)、ニッコロ・マキアヴェッリの『君主論』は、戦勝国が戦争で敗れたものの「自国の法律のもとで自由に暮らすことに慣れている国」をどのように扱うかについて、三つの選択肢を挙げている。「第一は彼らを破滅させること、第二は自らそこに住むこと、第三は彼らが自分たちの法律の下で生活することを許可し、貢ぎ物を取り、その中にあなた方に友好的な寡頭制を確立することである。」と述べた。マキャベリは、ローマがカルタゴを滅ぼしたことを引き合いに出して、最初の選択肢を好んだ。2001年以降、米国がイラクやリビアに行ったのは、そのような…