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ノーベル経済学賞を受賞したアビジット・バナジーとエスター・デュフロが2012年に出版した書籍に「貧乏人の経済学」があります。 10章にわかれており、主な内容は途上国の貧困問題を研究したものです。 経済的に発展を遂げている先進国は途上国の貧困問題を解決するため、様々な援助を行っています。 ・資金や物資の援助 ・経済市場へ参加しやすい環境の整備 ・インフラ整備などの技術的支援 援助の例を挙げるとこのようなことですね。 貧乏人の経済学は、これらの援助が本当に途上国の貧困問題解決に寄与しているのか、ということを実証実験と分析によって明らかにしています。 書籍自体は2012年に発行されており、経済的に見て現環境下にそぐわない箇所はありますが、内容は非常に興味深く、個人の資産形成においても参考となる部分が多数ありました。 ・貧困とはどのような状態か ・潜在能力を発揮できない状態 今回はこの2点を中心に貧乏人の経済学について触れてみたいと思います。