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小泉悠氏は、ウクライナ戦争が始まって以来、毎日のようにメディアに登場し、戦況や西側がウクライナに供与した武器の性能、それがもたらであろう効果、考えられる両国の作戦などについて解説したり、分析したりしてきました。だから、小泉氏が停戦や和解については、何も考えられていないであろうこと承知していましたが、私が気になるのは、その考え方のどこに問題があるのかを指摘する声がほとんどないことです。だから、「ウクライナ戦争と世界のゆくえ」(東京大学出版会)に掲載されている小泉氏の「古くて新しいロシア・ウクライナ戦争」の中の、「はしめに」と<「限定全面戦争」としてのロシア・ウクライナ戦争>の文章をもとに、その考え方の問題点を考えました。まず、「はじめに」のなかに、”ロシアがなぜこのような戦争を始めたのかを現時点で正確に論じ...日本が属国であるあらわれでは?