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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットによる痛烈な同時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。1930年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」と「イギリス人のためのエピローグ」を収録。20世紀の名著の完全版。 第一次世界大戦争後、1920年のスペインでは、植民地として支配していたモロッコ北岸の反乱にあい、リーフ戦争が起こっていました。リーフの名家アブデル=クリムが率いる被支配者たちの軍勢は、スペイン軍を打ち破って独立を勝ち取ります。しかし、フランスの将軍…
1.はじめに 2.内容 (1)密集の事実 (2)歴史的水準の上昇 (3)一つの統計的事実 (4)大衆化した人間の解剖開始 (5)高貴なる生と凡俗なる生、あるいは努力と無気力 (6)大衆はなぜ何にでも、しかも暴力的に首を突っ込むのか (7)原始性と技術 (8)「満足しきったお坊ちゃん」の時代 (9)「専門主義」の野蛮 (10)世界を支配しているのは誰か (11)真の問題に辿り着く 3.教訓 大衆の反逆 (岩波文庫) 作者:オルテガ イ ガセット 岩波書店 Amazon 1.はじめに ギュスターヴ・ル・ボンも、群衆を切って捨てていましたが、オルテガ・イ・ガセットもそれに負けず劣らず、大衆を切って捨…