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認知症の母の相手になればと思い「ネコ型ロボット・ラグドール」を購入した。 デイやショートステイのない日は、一日中自室にこもっている母の気慰みになればくらいに思ったのだが、届いてみると期待を大きくうらぎって私が手放せなくなりそうだ。 もっとも同居犬のフウタは異質に感じるらしく、気味悪そうに寄ってきて、隙を見てはピンクの肉球や尻尾や鼻先に嚙みつこうとするので目が離せない。 わたしがラグちゃんを大事そうに抱えて庇うため、フウタも手を出したらいけないと理解したのか、次には無視作戦をとってきた。 「ボクにはなにも見えませんよ」とばかりにラグとは目も合わせなくなった。が、しかし、虎視眈々と視線の端で攻撃チ…