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「黙れおそ松<チョウセンアサガオが咲く夏>」//おそ松登場とは驚いた
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 松野家には長男おそ松を始め6つ子の兄弟がいる おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松 それぞれ気性は異なる 全部紹介するのは多くなるので略するが、おそ松だけは紹介しよう 彼はどうやって楽に行けていけるかそれだけを毎日考えている ある日部屋の真ん中にまばゆい光が突然現れた 後光を背にする人物が現れ「神様です」と言う 「あなた方を救いに来た あなた方の望みをひとつだけ叶えてくれる」という 6人兄弟それぞれ自分の希望を言うが収拾が付かない おそ松が長男の利を生かして望みを神に伝える 「俺を神様…
「愛しのルナ<チョウセンアサガオが咲く夏>//かわいい猫に似せようと整形してしまった女
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 尚美が公園で痩せていてお腹を空かしているようで愛おしさの余り、そのままにしておけず家に持ち帰って育てた ルナと名付けた かわいい、そして段々美人に シナモンと言われる赤みがかった茶色をしている つやがあり金色に光って見えることもある ペルシャの血が入ってチンチラゴールデンと言われる猫に似ていた でもペルシャ猫の特徴の潰れた鼻はしていない 淡い小さな突起が顔の中央にちんまりと載っている 遊んでいる様子などをインターネットの動画サイトに載せたら人気がグイグイ上がって来た 尚美は猫のようになりたくて整…
「原稿取り<チョウセンアサガオが咲く夏>」//作家にうまく欺された編集員
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 有名雑誌の編集員甲野修平は鎌倉に住むベストセラー作家からようやく本日締切の原稿を受け取り最終電車で江ノ電の鎌倉から横須賀線に乗り換えた ほっとしたつかぬまに隣の酔い潰れた男性からバックをひったくる男を見つけた それを見とれている隙に自分の原稿の入ったバックを盗まれた よほど大切なものを持っていたように見られたのだろう 追いかけたが追いつけず、途方に暮れて上司に電話で連絡を入れる 上司からは明日再度書いてもらって社に持ってこいとの命令 甲野はいやいやながら作家に電話を入れたが異様に物わかり良く「仕…
「お薬ふやしておきますね<チョウセンアサガオの咲く夏>//妄想性パーソナリティ障害
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 本木理沙は大学を卒業し看護師になって2年目 医師が巡回に来る時間だ 患者は柴田薫32歳、妄想性パーソナリティ障害 杉山医師が入ってきた 本木「先生準備ができました」 杉山「患者本人に間違いないね」 本木「確認しました」 杉山「体調はどう?」 柴田「あなたはどうですか」 杉山「私はいつもと変わりないわ。私はちょっと風邪気味だけど薬局で薬を買って飲んだから大丈夫」 柴田「だめよ、病院から薬を処方されている場合、薬剤師と相談しなければないわ。 次からはちゃんと薬剤師と相談してね」 柴田「睡眠は取れいて…
「サクラ・サクラ(チョウセンアサガオの咲く夏)」//パラオ住民がこれを歌った謎
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 浩之はパラオ・ペリリュー島でスキューバダイビングをした後陸に上がったとき、思わず日本の歌が聞こえてきて驚いた 「さくら さくら やよいの空は〜」 歌っている方向へ歩いて行くと「ペリリュー神社」という全く日本と同じ様式の神社があり、ここで老人が歌っていた 第2次大戦中、ここは日本委任統治下にあって、そのため老人達は日本語が話せた 旧日本軍が劣勢で、2日後に米軍が上陸しそうだという時、パラオの若者数人が「我々も日本軍と一緒に戦わせて欲しい」と要望した これを聞いた山下大佐は「おまえら、日本軍を愚弄し…
泣き虫の鈴(チョウセンアサガオの咲く夏)//初恋の幼ない瞽女への贈り物
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ いつの頃の出来事は書いていないが繭の普及から考慮して明治時代だと思う 八彦は5人兄弟の次男で12歳になる 新潟県小国本村で小作農家を営んでいる父親の手伝いをしている 2年連続の凶作で食うものにも困る状態 父親から奉公に出るよう言い渡され山形県白鷹村の繭作り豪農に引き取られた 先輩の奉公人からいじめに遭うことがしばしば 悲しさを紛らわすために、夜静まった頃母からもらった鈴を持って近所のお稲荷さんに行き、チリンチリンという鈴の音を聞くのが唯一ほっとする時間だ ある日瞽女がこの村に来るという 瞽女とは…
「チョウセンアサガオの咲く夏(書名に同じ)//庭に咲く花はきれいだが・・・
チョウセンアサガオの咲く夏 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon あらすじ 美津子は30歳代 70歳代の母親と2人暮らし 美津子は高校卒業後バスで1時間くらいかかる工場へ勤務していたが20歳くらいの頃母が急病で仕事の途中で帰宅した 母は脳溢血で右側半分ほど動かなくなった 看病のため工場を辞めて自宅で過ごすことになる ただ父親が中学生の時交通事故死し、その時の賠償金で食いつないでいる状況 美津子はお金のことより寂しさがつのる 近所に住家がなく話し相手も病気の母ばかり たまに来る訪問医師の平山が来て話をするのが楽しみだ 特段のことがなければ平山も来ることが無くなった 庭に咲…