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『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その37 『おやゆびこぞう〈KHM37〉』 【あらすじ(要約)】 貧乏な百姓は日が暮れると囲炉裏端に腰を下ろして火をかきたて、おかみさんは糸を紡いでいました。 百姓が「子供がいないのは寂しい。よそのうちは賑やかだよ」と言いました。 「一人でもいい、小さく親指くらいでもいい、かわいがってやるのに」とおかみさんは返事をしました。 ところが、おかみさんは七月経つと子供を生みました。その子は体は満足ですが、大きさは親指くらいでした。 夫婦は「おやゆびこぞう」と名を付けました。 子は大きくなりませんでした。それでも聡明な目をしていて、賢く敏捷な子になり、やることは何で…