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お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light22 BL小説 俳優だけでなく、スタッフも文句を言っている。 ディレクターも怒り始めた。 「一体どうしたんだ、広瀬くんは?」 「あの、広瀬くんからメールが入ってます。何か、自分にはもうできない、とかって」 その時、唐突に阿部が言っ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light21 BL小説 「部類のコーヒー好きなんだよ。私は。しかも入れ方にはうるさい」 鴻池は言い訳のように言う。 「いただきます」 阿部が飲むのを見て、良太も紙コップに口をつけた。 「実は、君たち二人に、いい話がある」 ややあって徐に鴻
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light20 BL小説 千雪は着信履歴を調べ、鴻池がシャワーを終えるまでにできる限り自分の携帯に画像で保存すると、バスルームのガチャという音とともに携帯をポケットに滑り込ませた。 ところが鴻池と入れ替わりにバスルームに行こうとした千雪の腕
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light19 BL小説 一方、鴻池が執拗に良太にドラマ出演を促したというところに何か引っかかりを覚えた千雪は、鴻池のことをいろいろと調べていた。 そして妙な情報も入手した。 「言い忘れたんだが、鴻池はバイで特にきれいな少年が好きだから、千雪
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break35 BL小説 「やっぱ、お迎えの車って、サイレン付きだったんですか?」 良太はつい、思っていたことを口にした。 「サイレンは鳴らさんと帰ってもろたけどな」 「詳しいことはまた後で話す。腹が減った」 動きたくないという顔の千雪
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light18 BL小説 「室井はしたたかな女で、それこそ自分の地位をステップアップするために、鴻池と関係を持ったとかある筋では言われているらしいが」 下柳はそう言って鼻で笑う。 「鴻池さんと…」 「だから、良太ちゃん、あんまり世間の噂、気にす
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light17 BL小説 「へえへえ。それにしても工藤のやつ、ケツの穴の小ぃせーこと言ってねーで、俳優でも何でもやらせてやればいいだろーが、良太によ」 京助が言うと、「とか何とか、ユキがテレビに出るのだって文句言ってたくせに」とアスカが応酬する。
Summer Break(工藤×良太)34 2024Automneでアップしております、 Moon Light
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break34 BL小説 「ったく、これだからイケメンってやつは嫌いなんだ! 売れっ子女優が簡単に連れられて行くし」 耳の中でも加藤が地団太を踏んでいるように喚いた。 あーあ、お迎えの車って、サイレンのついてるやつだったりして。 良太が
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light16 BL小説 残っているあとワンカットは、他の俳優の都合上、翌週にならないと撮影できない。 そのシーンのセリフを思い出しながら、良太はパソコンの前に座っていた。 阿部とは二度ほど飲みに行ったが、それを知ったアスカに、あの男はゲイ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break33 BL小説 ちょ、足止めって、適当な理由って言われたってっ! 「あ、橋田響子さん、ですよね? 私、青山プロダクションの広瀬と申します。『恋のカウントダウン』でご活躍の頃からずっとドラマなど拝見させていただいております」 良太
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break32 BL小説 ようやくカウンターに辿り着いた良太は、ラム酒と自分にはモヒートを作ってもらい、紫紀が飲んでいたコニャックもオーダーして、左手にラム酒とモヒートを、右手でコニャックのグラスを持とうとした。 「あ、お持ちします」 そ
月夜の猫-BL小説です お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)31まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)31 ほんの少し届かない32 まで更新しました 長い酷暑の夏がようやく終わるのでしょうか 10月です 今年は暑い夏だっ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break31 BL小説 「まあ、千雪くんも良太ちゃんを危ない目に合わせるようなことはしないはずですから、そこのところは信用していただいて」 工藤が良太のことを気にかけているのだと、紫紀にはインプットされているようだ。 それがどういう意味
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break30 BL小説 秋山にしてももほとほと自分の親に嫌気がさしているようで、工藤と似たり寄ったりなのかも知れない。 沢村も家とは縁を切ったとか言っているらしいし、幸せな家族の方が今は少ないのだろうか。 ただ、良太の一家をみるたび、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break29 BL小説 それに、ホールスタッフに一人、猫の手軍団のメンツが混じっている。 ということは千雪や京助も絡んでるに違いない。 一体今度は何をやらかす気だ? 工藤は険しい目つきでホール内を見回した。 紫紀と小夜子はやって
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました 暦の上ではとっくに秋、ということで、 2024automne を設置、 ほんの少し届かない(工藤×良太23)15 までを
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月夜の猫-BL小説です BL小説 「仕事は順調のようだね」 柔らかい口調で紫紀に尋ねられて、良太ははっと顔を上げた。 「はい、お陰様で、いろいろ勉強になっています」 そこへ小夜子がやってきて、「あら、今日のネクタイ可愛いわね。よくお似合いよ」といつものよう
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break27 BL小説 工藤に歩み寄った良太は、ようやくその横に立つ華やかな美女に気づいた。 田野倉奈美、山内ひとみと並び称される大御所女優である。 「うちの広瀬です。こちら瀬尾プロモーションの柏木さん、田野倉さんだ」 工藤が年配の
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない11 BL小説 その日、世界自然遺産を追ったドキュメンタリー番組『知床』の編集作業で良太は下柳らスタッフと朝から一緒にスタジオに入っていた。 ちょうど一休みだと下柳とスタジオを出たところで良太の携帯が鳴った。 「今年はイブのクリスマス
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break25 BL小説 今年も綾小路家の夏のパーティでは、目一杯着飾った女性と男性もドレスアップしたスーツに身を包んだ五百人からの招待客が入れ代わり立ち代わりホールにひしめいていた。 エントランスを入ってすぐの広いホールがあり、その続き
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break23 BL小説 今日はたまに晴れ間があるが曇り空なので、平造も一日畑にいるつもりらしい。 確かに良太や工藤、それに猫も一式外に出ている今が、リノベするいい機会なのだろう。 「う、でも、あれ、多佳子さんに預かったシロモノ、大丈夫かな
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break22 BL小説 なるほどという千雪の説明を聞いてもまだ良太はうんとは言えない。 「千雪さんはどうするんです?」 「俺も入る。名探偵やとまたメンドイから、素で芸能人みたいな顔してな。京助は会場内におって、何かあったら外に行ってもらうし
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)21まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)21まで更新しました
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break21 BL小説 「はあ? それって千雪さんの小説のネタかなんかと違うんですか?」 できればそうであってほしい希望を込めて良太は言った。 「残念ながら、事実は小説より、言うやろ?」 「言うやろじゃないですよ。渋谷さんには伝えたんでし
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break20 BL小説 スパゲティのミートソースも市販のものではなく、平造の手作りで、それがまた美味かった。 そのあたりのことは、しっかり工藤の記憶にある。 良太が聞いたら、絶対面白がるに決まっているので、それは口にはしないつもりだが
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break19 BL小説 腹ごなしに散歩に出ると、工藤は久しぶりに何も考えずにただ歩いた。 普通の親なら甘やかされて育てられた一人息子だったろうはずが、それでなくても特にしつけに厳しい曽祖父に育てられた工藤は昔から同級生より大柄で大人びてい
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break18 BL小説 「いや、すぐ使うので簡単な包装で結構」 スタッフは工藤が急いでいると悟ったらしく慌てて、それでも一応タイが入った箱をそれ用の袋に入れてリボンをつけてなどとやっている。 だが睨みつけている工藤の顔を見ると、超特急で
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break16 BL小説 年々暑さは酷くなっているが、東京の気温より二、三度は低ければ、体感はまだ涼しく感じられる。 「でもやっぱ直射暑いですよね~」 カメヤの駐車場で車を降りた工藤と良太はきつい日差しを浴びながらエントランスにたどり着
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break15 BL小説 俺が工藤と付き合ってるのであれば、いくらでも、このオヤジと恋人同士でーすとかって言ったってかまわないさ。 でも違うんだ。 「あ、俺、後で買出し行ってきますよ。杉田さん、必要なもの書きだしといてください」 良太は
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break12 BL小説 「万里子さんたち、結婚式やってないから、ご両親からせっつかれているってことで」 良太が説明した。 「田舎でやれとかって親が言うんだけど、親戚連中うざいから、やっぱ友人知人、それにお世話になった人も呼びたいし」 グ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月夜の猫-BL小説です Summer Break(工藤×良太)11まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)11まで更新しました。 忙しない工藤と良太のつかの間の夏休みです。 社員とその家族のための親睦会は、軽井沢の花火大会です。
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break8 BL小説 「椅子は女性陣のため?」 千雪が後ろを振り返った。 先発組は二か所に別れてシートに陣取り、良太らが直に座っている後ろには、折り畳みの椅子が用意されている。 「まあ、うちの親世代ですしね~、小笠原のお母さんとか、鈴木
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break7 BL小説 「世襲議員とか、今時ほんと願い下げだ。こっちが縁を切ったつもりでいるし、まあ、たまに心配して連絡くれる姉さんが気の毒かなと思うくらいで」 「沢村もそうだけど、縁を切りたい親とかって、いるもんなんですね」 弁護士に間に
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月澄む空に159 BL小説 「まあ。それならそれで何とかするやろ、工藤さんなら」 そう言われると、それはそれで良太は引っかかる。 「どうせ、俺じゃなくてもOKでしょうよ」 むくれる良太を見て千雪が思い切り笑う。 「何言うてんね。研修行って一皮も二皮も
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月澄む空に158 BL小説 何だろうと思いつつ、良太はスタジオに来たら声を掛けてくれるように言った。 森村が振り返ったので、「千雪さんが寄るって」と良太は告げた。 「千雪さんが? 珍しいですね。あまり撮影とか近づかない人なのに」 そうこうしているうち
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月澄む空に(工藤×良太)152まで更新しました BL小説 月澄む空に(工藤×良太)152、夏が来る(ラスト)、 2024Summerから ぶなの森(工藤×良太22)、Cat&Dog(工藤×良太5)、花火(工藤×良太37)ショート、Buon Viaggio!
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に149 BL小説 そしてどうも工藤としても鈴木さんには頭が上がらないらしいことも良太は知っている。 「でもさ、あのオフィスで、平然としていられる鈴木さんこそ、人格者だと思わない?」 「それ、俺も昔思たわ。鈴木さん、何があっても動じないって感じで、美味しいお茶とか出してくれ
月夜の猫-BL小説です ぶなの森8 BL小説 現れたのは工藤だった。 監督と話をしながら、良太と菜摘がこちらに歩いてくるのを工藤は見ていたのである。 そこへ、男が現れた。 「へえ、あんたが噂の工藤か。なるほど、社長が社長だからな、その大事な部下に女優のコマシ方でも教え込んでいるわけだ」 「あいにく忙し
月夜の猫-BL小説です ぶなの森7 BL小説 どうせ良太がイタリアにいくことは当分ないのだから、余計なことを考えなくて済むだろう、と。 だが、よもや案外早く良太にそれが知れることになろうとは、工藤も思っていなかった。 「嫌だ…いやだってば! バカやろ…」 「何が、嫌だって?」 そんな工藤の言葉が合図のように
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に(工藤×良太)146まで更新しました BL小説 月澄む空に(工藤×良太)146、夏が来る42 まで更新しました 2024Summer、 夏にちなんだエピソードを順次アップしています ぶなの森(工藤×良太22)6 夏のエピソードです。 かぜをいたみ87(ラスト) 最後までお
月夜の猫-BL小説です ぶなの森6 BL小説 「あいつ……、よほど、お前がキモイといっていた小林千雪だって言いたかったですよ」 戻ってきた千雪に思わず良太はぶちまける。 「あの子、工藤さんにベッタリなんやて? 良太、それで面白くないわけや」 「誰に聞いたんですか~そんなこと。わかった、アスカさんだな」
月夜の猫-BL小説です ぶなの森5 BL小説 「あの女とは何でもない」 工藤は言うのだが、どうやら今はそうだとしても昔はよろしくやっていたらしい。 まだほかにもあちこちに工藤の女がいるに決まっている、と言ったのは、青山プロダクション所属のイケメン俳優、小笠原だ。 そんなことをいわれると、良太としては工藤がイタ