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カクヨムにはキャッチコピーがありますね。 色も選べて、あの題名よりでかでかと表示される奴です。 ところが、キャッチコピーをつけない人がいます。 僕にはそれが信じられません。 そのことについても旧エッセイに書いたので、それを紹介します。 カクヨムではキャッチコピーの効果は大きい。 たぶんカクヨムさんは、作品を書くことに加えてセルフプロデュースも作者にとって必要なことと考えているのだろう。なので題名よりでかでかと表示される。 そんなことなので、皆、なんとかして人を惹きつけるものをと頭を悩ます。 そんな中、キャッチコピーを付けない作品(人)がある(いる)。 僕はその心理が理解できない。 キャッチコピ…
僕は基本的にはハッピーエンドの物語が好きです。 特に心が弱ると、エネルギーを補充するかのようにハッピーエンドの物語を求めてしまいます。 だからではありませんが、僕はジブリシリーズの大ファンです。 特に初期の作品は何十回見たか数えきれません。 疲れているときは、「となりのトトロ」か「魔女の宅急便」 力をもらいたいときは、「天空の城 ラピュタ」か「もののけ姫」 のんびりしたいときは、「紅の豚」か「耳をすませば」 あと、純粋なジブリではありませんが、宮崎駿作品のルパン三世の「カリオストロの城」も大のお気に入りです。 でも僕が求める、いいハッピーエンドの物語って、主人公が苦しまないとダメなんですよね。…
今日からは少し、面白い小説とは何かみたいなことを考えてみたいと思います。 ただ僕はプロの作家でもなんでもないし、文章関係の仕事をしているわけでもないので、あくまでも読者の視点に立って、論じてみたいと思います。 面白い小説、読み応えのある小説にはいくつか共通する要素がありますが、その中に僕が大事だと思う要素としてオチというのがあります。 オチ? と思われる方のために、僕のいうオチを少し説明したいと思いますが、昔書いたエッセイにその部分を語ったものがありますので、それを紹介したいと思います。 どんな小説にもオチが必要だ。 そう言うことを言うと、いや、純文学にオチなんて必要ないという人がいるかもしれ…
小説を書く上で風景描写は大事な要素ですが、実は僕は風景描写が苦手です。 そんなことも旧エッセイに書いたので、ちょっと拝借します。 自分でいうのもなんですが、僕は会話文は結構、サクサク書けます。反面、物凄い苦労するのが風景描写です。 全く詩的センスがなく、風景描写を二、三行書くだけで、一時間以上かかることがあります。 なので時折トレーニングのつもりで、目の前の風景を口に出して表現することがありますが、さっぱり上手になりません。 ほんと、詩や俳句を上手に書ける方がうらやましいです。 そんなふうなので、最近では風景描写は諦めて、ドストエフスキー流に心理描写メインで書こうかななどと不埒なことを考えてま…
カクヨムでは、小説を投稿する際にジャンルを選択する必要があります。 皆さん、どう決めてます。 意外とそれの影響って大きいんですよね。 これも、以前のエッセイで書いたことを少し引用してみます。 おそらく、皆さんも新しい作品を書いてジャンルを選ぶときに幾分か悩むことでしょう。 ジャンル選択の影響は意外と大きい。 ミステリーなど、一回★をもらうだけで、一週間近くトップ画面に食い込める。これは自分の実体験だ。 現代ドラマも狙い目だが、同時期に強力な作品があると、トップに食い込むのは難しい。 異世界ファンタジーやラブコメなどは僕が語るまでもなく、★が千を超える作品が、トップ100の中にうようよしているの…
僕が考える面白い小説の要素の一つは、起伏のあるしっかりとしたストーリー構成です。 ただ、これはいろいろな書き方があると思います。人によっては全部の場面をあらかじめ考えてから書く人もいるし、とにかく書き始めて筆の勢いに任せていく人もいるらしい。そういう人はラストもよく分かってないこともあるそうです。純文学だと後者でもよさそうな気もしますが、エンタメではそれはかなり危ないでしょう。 僕はエンタメ系の作品が多いので、一応は、ある程度のプロットを決めてから書きます。 でも、それはかなりアバウトです。本当にアバウト。 前回、キャラになり切ると書きましたが、キャラがプロットの方に進んでいかないこともままあ…
今回はキャラクターについて考えてみたい。 物語を作るにあたって、魅力あるキャラクターができると、それだけでその物語は輝きを増します。 極端な話、面白いストーリーだけどキャラがイマイチというのと、ストーリーは平凡だけどキャラが立ってるとなれば、断然後者の方が読まれると思う。 それじゃ、魅力あるキャラクターとはどんなものだということになるが、まずは個性があるということが第一条件になるでしょう。 つまり、読者の頭にありありと想像できるくらい、分かりやすいキャラということです。 ここで勘違いしないで欲しいのが、例えば、学園一の美少女とか、イケメン高校生などというのは全く個性にはならないということです。…
小説投稿サイトで連載作品を投稿すると、絶対面白いのにと自信があるのに、最初のつかみが悪くて、読んでもらえないことがままあります。 これはWeb小説全般に言えるんじゃないかと思うんですが、一話目でその作品を読むかどうか決める人って結構いるんじゃないでしょうか。 新人賞の一次選考などでも、最初の10枚でだいたい合否が決まるらしいです。原稿用紙10枚と言えば3000から3500字程度。WEB小説ではだいたい一話分に相当します。 実はWEB小説では、このくらいの長さが大きな意味を持っています。なぜなら、WEB小説を読む大半の人は、通勤時間の合間に、ランチ後のひと時に、授業で先生の目を盗んで(おいおい……
初めに カクヨム体験記 1 読まれない 2 初めての★、初めてのコメント、初めてのレビュー 3 二作目を投稿 4 承認欲求の恐ろしさ 5 『SEX』 6 ライブで書く楽しさ 7 長編執筆の大変さ 8 ロイヤリティプログラム 9 カクヨムコンテスト 初心者の戦略 10 目的の明確化と取るべき手段 11 ★の意味 終わりに 初めに カクヨムという小説投稿サイトがある。 僕はかつてそこで小説を書いて投稿していたことがある。 そこで過ごした時間は、僕にとってはかけがえのない時間だった。 同じ趣味を持つ人たちと出会い、交流し、作品を読み合い、自分の作品のレベルがいったいどれくらいのものなのかをある程度知…
私はこれでカクヨムやめました 前回は何人か気の合う仲間を作ろうという話をしました。 でも、じゃいったい何人作ればいいんだという人がいるかもしれません。 僕はこう答えます。そんな人が一人でもいればそれで十分だと。 もっと、はっきり言います。一人作るだけでも本当に大変なんですよと。 数を増やすことに目がいってるとしたら、あなたの目的はもう変わっています。それは、自分に都合の良い人を増やしたいというだけになっています。 そんなのは相手に絶対に伝わります。誰だって、そんな人と深い付き合いをしたいとは思わないでしょう。 でも、一人でもそういう人ができたとしたら、不思議ですけど、また一人、また一人となぜか…
今回からは、カクヨムで読まれるためのテクニックについていくつか感じたことを綴っていきます。 私はこれでカクヨムやめました 前回までで僕がカクヨムでどういう経緯をたどってきたか、皆さんよくお分かりのことと思います。 ここからは、僕が感じたカクヨムライフのアドバイスというか、創作論みたいなものをちょこちょこ書いていこうかと思いますので、もし興味があれば引き続き、よろしくお願いします。 さて、お前の体験談はよく分かった。それよりも最初はどうしたらいいんだという人がいるかもしれません。 それに対する答えは、あなたがカクヨムで何を求めているかによります。 もしあなたが作家を目指している、とにかく書籍化し…
私はこれでカクヨムやめました ロイヤリティプログラムから始まった変化に対して、幾ばくかの不信感は生まれつつありましたが、それでも僕はまだカクヨムが好きでした。それはひとえに、仲良くしてもらっている人たちとの交流によるものでした。ある意味それはSNS的といってもいいかもしれません。 そのときの気持ちを書いたものも旧エッセイにありますので、ご紹介します。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ カクヨムって、ある意味SNS的だと思う。 それを良いと思う人もいれば、面倒だと思う人もいるだろう。 単に、小説を読んで欲しいだけなんだ! と言う人もたくさんいると思う。 それは、全然否定しない。僕も最初そうだった。 だけ…
カクヨムライフを満喫していたその頃、カクヨムに新たな風が吹き始め、僕にも大きな影響を及ぼし始めます…… 私はこれでカクヨムやめました 結局、僕は読者の支えに助けられて、再び書き始めることとしました。 そして、少し新しいことにも挑戦してみようと、現代ドラマばっかりじゃなくて、昔話風の短編やエッセイ、パロディなんかも書いてみたのです。 特にエッセイでは今までコメントでしか会話できなかった人たちとかなり親しくお付き合いさせていただいて、本当に楽しい日々を送っていました。 そんな中、カクヨムに大きな変化が生まれようとしていました。 ロイヤリティプログラム*1。の開始でした。 そして、いざそれが始まると…
カクヨムという小説投稿サイトがある。 僕はかつてそこで小説を書いて投稿していたことがある。 そこで過ごした時間は、僕にとってはかけがえのない時間だった。 同じ趣味を持つ人たちと出会い、交流し、作品を読み合い、自分の作品がいったいどれくらいのものなのかをある程度知ることができた。 書くことが楽しくて、交流することが楽しくて、日に何度もサイトを訪れたものだった。 そうした時間を過ごすうち、物語を書くということが自分にとって最も夢中になれる、最も心地よい時間であることに気づき、ついに本気で書くことを決意し、仲間たちに別れを告げて、カクヨムを卒業した。 そういう意味においては、カクヨムというサイトには…
【カクヨム執筆体験録 ②】初めての★、初めてのコメント、初めてのレビュー
昨日から連載を開始した、過去にカクヨムという小説投稿サイトで書いたエッセイの続きになります。 初めてハートをもらって有頂天になった僕はいよいよカクヨムの世界にのめりこんでいくことになります。 私はこれでカクヨムやめました 皆さん、★をもらったら、凄くうれしいですよね。僕も『田舎暮らし』という短編を掲載し始めて6日目(6話目)のこと、とうとう初の★をいただいたのです!(初めて★をいただいたのも、一番最初にハートマークをいただいたMさんからでした。ありがとうございます、一生忘れません!) その翌日のことでした。またまたびっくりしたことがありました。 なんと初めて、応援コメントなるものが入っていたの…
【カクヨム執筆体験録 ③】調子に乗った僕は、すかさず二作目を投稿
今日も、カクヨムでの体験記をお届けします。 順調すぎるカクヨムライフ、僕はすっかりカクヨムの虜になっていきます。 私はこれでカクヨムやめました さて、一作目の『田舎暮らし』を完結した僕は、間髪おかず手持ち作品の二作目の『閻魔の裁定』の投稿を始めました。 これは、原稿用紙100枚程度の物語で、まあ、公募でよくある長さの作品ですが、これも19話に分けて、同じように毎日毎朝投稿したんです。 やっぱり続けざまということで関心をもってもらえたのか、その日のうちに、一作目の『田舎暮らし』にハートマークや★をつけてくれた人が見てくれたみたいで、PV0とか1なんてことにはなりませんでした。 そして、さっそくそ…
今日も引き続き、カクヨム体験録です。 カクヨムでのスタートダッシュに成功した僕ですが、次第に僕は承認欲求に苛まれるようになります…… 私はこれでカクヨムやめました 2作を投稿し終え、思いもかけぬ反応に僕は完全に有頂天になっていました。 それとともに、僕の中にもっと評価されたい、もっと読んでもらいたいという凄まじい承認欲求の渦が巻き起こってきました。しかし僕に残された作品は残り一作だけ。しかもそれはある賞に応募中であり、結果が出るまでは公開することができません。 どうすることもできない僕は、人の作品を見てハートマークつけたり、★をつけたりしたが、それはひとえに自分の作品を見てもらいたい、たぶん、…
今日もカクヨム体験録の続きです。 『カクヨムの天使』という作品で、信じられないような★をもらった僕ですが、★への欲求は際限なく大きくなっていきます…… 私はこれでカクヨムやめました 『カクヨムの天使』は、大好評で毎日のように★が入り、いつの間にか週間ランキング一位になっていました。 そして、その頃僕は完全にカクヨム中毒になっていたのです。 暇を見つけては、カクヨムのトップ画面を見て、通知ボタンが赤く光っているかどうか確認するのが癖になっていました。 だが当然、勢いは落ちます。 トップ画面を見て、通知ボタンが赤く光っている頻度はじわじわと落ちていきました。 それが僕には耐えられませんでした。 あ…
『SEX』でカクヨムの中に確固たる地位を築いた僕は、新たな作品へと取り掛かります…… 私はこれでカクヨムやめました 『SEX』を公開して、曲がりながりにも、月間一位という勲章を得ることになった僕は自信がついてきました。 自分の書く物語は見てもらえるんだ、それなりに評価してもらえるんだという自信でした。 それは、もう小説を書くのなんかやめようかと思っていた自分にとっては物凄く大きな変化でした。 そしてもう一つ、作品を書くことに対して、それほど構えることがなくなりました。 最初の頃は、最初から最後まで書ききってから出さないと、それでもここが違うんじゃないか、この表現でいいだろうかと、ずっと悩んだも…
『カクヨムの天使』、『SEX』、『42.195キロ』と立て続けに短編を投稿し、たくさんの評価をもらった僕は調子に乗って、新たな試みとして長編執筆に挑むことにしました。ところが…… 私はこれでカクヨムやめました ここまで、手持ち作と思い付き短編で予想もしなかった反響を得た僕は、今度は長編を書いてみようかと思い立ち、『42.195キロ』を書き終えた翌日から、考えなしに新しい新作長編『鎮魂の唄』を書き始めてしまいました。 ですが、プロットだけ決めて適当に書くようになっていた僕は、この物語を書くのに物凄い苦労をするはめになったのです。 そして、小説を書くのはやめようとさえ思うようになってしまったのでし…