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本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。「ピアノ奏者がピアノの周りを走らないように、サッカー選手がサッカー場の周りを走る必要はない」有名な言葉だ。「うちでは戦術的ピリオダイゼーションを導入しているので、ボールゲームをたくさんします!」こういう言葉はラグビー界でもたまに聞くが、個人的にはすごい疑わしい。なぜなら、戦術的ピリオダイゼーションの書籍はほぼ英語だからだ。そして論文に近い書籍が多い
本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。行為があるところには、かならず行為を取り囲むことがある。まわりがあって生きもののふるまいがある。この本を知ったきっかけは東京大学サッカー部監督山口さんの本だった。もともと「アフォーダンス」自体は大学時代の一般教養で知っていたが、本を読むのは初めて。アフォーダンスとは、環境にあって行為が発見している意味です。これだけだと何が何だかわからない。
日々の学び:ジョン・D・スターマン『システム思考―複雑な問題の解決技法』
本サイトでは”現役スポーツアナリスト”の「日々の学び」をブログとして書き残していきます。 「この時代,もっとも不変のことは?」と問えば,その答えは「変化」である。複雑系について学ぶ中でこの本の内容=「システム・ダイナミクス」にたどり着きいた。途中から説明が丁寧ゆえにまどろっこしく、読み終わるのに時間がかかりましたが簡単にまとめていく。そもそも「システム・ダイナミクス」(システム思考)とは何か?システム思考では,「1つのことだ
日々の学び:『自己組織化とは何か ―自分で自分を作り上げる驚異の現象とその応用』
「カオス理論」と「複雑系」を学ぼうとすると、「自己組織化」から逃げられないので拝読。後半の章は医療技術の話が増えすぎていたが、前半は自己組織化の導入として非常にわかりやすかった。複雑系と自己組織化を表した秀逸な比喩表現があったので引用。本の見た目と裏腹に非常に丁寧な本だったのでおすすめです。鎌倉時代の鴨長明の『方丈記』の冒頭。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたる試しなし」。河の流
単純系と複雑系について思いついたことを書き殴る。以下に書き記すことが正しいかどうかは分からない。今後の検討に委ねられよう。結論としては、自然科学と理論は単純系であるが、人文科学と生活世界は複雑系だ、ということになる。 前期ウィトゲンシュタインは写像理論で言葉と事実の1対1の一義的対応を示したが、これは自然科学だ。後期ウィトゲンシュタインは家族的類似性で事実を多義的に捉えたが、これは人文科学だ。ウィトゲンシュタインの変遷は人自然科学から人文科学へのそれを示す。 数学などの自然科学の用語は一義的であるが、歴史学や社会学などの人文科学の用語は多義的だ。数字の1はどの計算で使われても同一だろうが、革命…