メインカテゴリーを選択しなおす
【あらすじ&ひとりごと】 ベストセラー『ひと』の著者・小野寺史宜さんの作品『君に光射す』を読みました。 人を助けて、自分も救われていく。ひとりでがんばる人たちにやさしいエールを贈る物語でした。 ある出来事をきっかけに小学校教師を辞めて、人との関わりを避けるように夜勤の警備員に転職した石村圭斗。 圭斗は商業施設の巡回中に、置引きをしようとした小学4年生の少女と出会う。他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだったが、その少女と出会い、自分の寂しい子供の頃の境遇と重ね合わせ、立ち止まっていた圭斗の心は揺れ動いていく。 小野寺さんらしい作品でした。不器用ながらも誰かを救いたいと思う姿に温かさを感…