十二月の異名に関する雑感
このような一節を見出した。十二月の異名は、師走、弟月、極月、歳晩、春待月、果の月等である。師走の意味でいえば、師走とは、「歳果つ」のつまつた呼び名である。『新実用手紙文の書き方(入門新書)』川津書店・1953年、145頁まず、これら一々について検討していこうと思う。とりあえず、「師走」はこれまでも何度か記事を書いているので、割愛。それから、「歳晩」ももう不要であろう。その歳の終わり(晩)という意味である。問題はそれ以外だと思う。まず、「弟月」だが、読み方は「おとづき」が一般的で、他に「おととづき」「おとうづき」「おとごづき」などがあるという。それにしても、何故「弟」なのだろうか?何となく思うのは、「弟」ということは、兄に比べて「後」という意味合いがあり、それでかな?と思いきや、だいたい辞書などもそういう意...十二月の異名に関する雑感
2023/12/14 08:43