西側諸国の中・ロ敵視は、多様性の否定

西側諸国の中・ロ敵視は、多様性の否定

南アフリカ共和国の第8代大統領ネルソン・マンデラは、反アパルトヘイト運動を進めたために1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年間獄中にありました。その彼の自伝に考えさせられる文章がいろいろ出てきます。そのひとつが、”南アフリカでアフリカ人であるということは、自覚のあるなしにかかわらず、生まれた瞬間から政治に関わっていることを意味する”という文章です。当時の南アフリカは、そういう酷い状況であったということであり、そのために、”何百もの侮蔑、何百もの屈辱、何百もの記憶に残らないできごとが絶え間なく積み重ねられて怒りが、反抗心が同胞を閉じ込めている制度と闘おうという情熱が、自分のなかに育ってきた”と書いています。だから、”今この瞬間から、同胞を解放する運動にこの身をささげます、と、ある日突然、宣言した...西側諸国の中・ロ敵視は、多様性の否定

2023/06/02 10:10