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前回取り上げた「バルフォア宣言」の日本語訳と、今回、資料として取り上げている「フサイン・マクマホン書簡」の日本語訳を読むと、まさに「大国のエゴイズム」に基づいて、イスラエルという国が建国されるに至ったことがわかります。そして、そういう過去を反省することなく、人道犯罪を続けるイスラエルを支援し、ハマスに連帯して、イスラエルに向かう船舶を攻撃したイエメン・フーシ派の拠点を爆撃しているのが、米英を中心とする欧米であることを見逃すことができません。「二枚舌外交」とか、「三枚舌外交」と揶揄されるようになった過去の過ちの上塗りしているように思うからです。昨日、下記のようなニュースを目にしました。”【AFP=時事】昨年10月7日にイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)との軍事衝突が始まって以降、パレスチナ自治区ガ...「フサイン・マクマホン書簡」と欧米の支配
第二次世界停戦前、欧米はアジア、中東、アフリカ、中南米などの国々を植民地とし、搾取・収奪を続けていました。戦後、多くの植民地が独立しましたが、搾取・収奪がなくなったわけではないと思います。欧米は、かつての植民地に対して、政治的独立を認めながら、経済関係や軍事同盟などを通じて、巧みに植民地時代とかわらない関係を維持し、搾取・収奪を続けていると思います。変ったのは、直接的な権力の行使による搾取・収奪がなくなったということだけであって、本質的な関係は、植民地時代とそれほど変わっていないと思うのです。だから、欧米の繁栄は、そうした世界支配に支えられてきたといっても過言ではないと思います。そして今、ガザやヨルダン川西岸地域でイスラエルが続けている人道犯罪は、その延長線上にあると思います。下記は、「君はパレスチナを知...バルフォア宣言と欧米の支配
【日本郵船乗っ取り】イスラエル攻撃のフーシ派 自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」を拿捕 フーシ派報道官「イスラエルと関係ある船を標的」
イスラエル軍は19日、イエメン近くの紅海を航行していた日本郵船運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が、イエメンの反政府勢力フーシ派に乗っ取られたと発表。フーシ派の報道官はビデオ声明で「イスラエルと関係のある船を標的とする」と発表。岸田政権が“二枚舌外交で媚びを売る”イランの支援を受けるフーシ派は、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘開始以降、弾道ミサイルや無人機などによるイスラエルへの攻撃を続けている。