認知症と診断されて自尊心が傷ついても、仕方がないと我慢すべきか(異常な人間は存在し得ない)(1/5)
*認知症の人間の言動は理解不可能か・第3回 (前回←) 前回の続きである。認知症や軽度認知障害と診断されると自尊心が傷つくことがあるが、その理由を前回推測した。 そうした診断はひとを認知能力の低下具合から「異常」と判定することであるが、異常と判定するそのことはそのひとを「人でなし」と見なすことである、ということが前回明らかになったわけである。「人でなし」の烙印を押されれば、誰だって自尊心が傷ついて当然ではないかということだった。 しかし前回最後に、こう反論するひとが出てくるだろうと予想した。 「実際、認知症もしくは軽度認知障害なんだから、自尊心が傷ついても仕方ないじゃないか! 甘ったれたわがま…
2025/03/17 22:47