searchカテゴリー選択
chevron_left

カテゴリーを選択しなおす

カテゴリーのご意見・ご要望はこちら
cancel
プロフィール
PROFILE

Bacchusさんのプロフィール

住所
未設定
出身
未設定

科学の出発点は「絵の存在否定」/科学は存在も関係もすり替えてきた/物理学に反して医学は身体に起こる出来事を一点のせいにする(ガン、ウィルス、細菌、たばこ、アルコール等)/科学は身体を機械とするが/医学は差別の体系(ひとに対して不適切にも正常異常という区別を使用)/科学には快さ苦しさが何なのかわからない(副作用軽視)/精神医学は最初から人間理解を拒絶する/「統合失調症」はほんとうに理解できないか/進化論etc

ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
ブログURL
https://whatisgoing-on.hateblo.jp/
ブログ紹介文
科学のたどる道に間違いはないのでしょうか。たどり直しています。
更新頻度(1年)

152回 / 365日(平均2.9回/週)

ブログ村参加:2015/05/22

本日のランキング(IN)
フォロー

ブログリーダー」を活用して、Bacchusさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Bacchusさん
ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
更新頻度
152回 / 365日(平均2.9回/週)
フォロー
(新)Nothing happens to me.

Bacchusさんの新着記事

1件〜30件

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 以上、今回は、もつおさんの、はじめて“神様の声が聞こえた”場面を見させてもらいました。(精神)医学は、これを幻聴という異常体験と診断し、「理解不可能」と決めつけて、脳のなかの一部がおかしくなって起こる現象だと説明してきましたよね。けど、もつおさんのその体験は、まったく「理解不可能」なんかではありませんでしたね? もちろん、そのもつおさんの体験をいま完璧に理解できた、と言うつもりはサラサラありませんよ。むしろ、もつおさんのことを多々誤ったふうに決めつけてしまったのではないかと、悶々としているというのが正直なところですよ。 でも、そうは言っ…

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(5/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 ◆ゲン担ぎの発想をした さあ、いま、もつおさんがはじめて“神様の声を聞いた”場面を考察しました。もつおさんは、「現実修正解釈」をしたのではないかということでしたね。つまり、簡単に言うと、悩みと不安でいっぱいになったそのとき、「ベンチを触れば…」(ベンチを触れば大丈夫だ)と考えついたが、自分がそう考えついたことに、もつおさんは、気がついていなかったのではないか、ということでしたね。 でも、仮にそうだったのだとしても、そのとき「ベンチを触れば…」と考えついた、というのは果してどういうことだったのでしょう? それは、そのとき、ゲン担ぎの発想を…

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(4/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 ◆「急に自分の考えではない思考が脳にボン!って入ってくる感じ」 いま立てつづけに言ったことを簡単にまとめてみますよ。 悩みと不安でいっぱいになって、居たたまれなくなったそのとき、もつおさんは、「ベンチを触れば…」(ベンチを触れば大丈夫だ)と考えついた(現実)。だけど、そのもつおさんには、自分が「ベンチを触れば…」と考えついたはずはないという「自信」があった。このように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように、俺には思われます。 A.その背反を解消するために、「自信」…

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(3/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 ◆はじめて神様の声が聞こえたとき 先のインタビュー記事によると、塾が終わったあと、お母さんが迎えに来るのを、もつおさんは公園で待っていた、ということでしたね。 母の迎えを待っている時に突然友達のこと、勉強のこと、家族のこと、当時の悩みや不安がブワッと一気に頭いっぱいに広がって苦しくなったのを覚えてます。何で急にそうなったのかは分からないのですが、パニックみたいになってしまって、とにかくこの苦しみから解放されたい!っと思った時にふと「ベンチを触れば…」という考えが頭に浮かびました。本当に意味がわからなかったんですがとにかく早く解放されたく…

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(2/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 このインタビュー記事の冒頭にこう書かれていましたよね。 ある平凡なひとりの女子高生が経験した凄絶な日々を描いたコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』(KADOKAWA)。著者のもつおさんは、ある日、唐突に不安や悩みが頭に広がり「触らなければいけない」という、まるで“自分のなかにいる神様”からの命令のようなものが浮かぶように。その命令は日を追うごとにエスカレートしていき、日常を支配していく。強迫性障害、摂食障害、強制入院、退院後の揺り戻し…… 凄絶な経験から何を考え、どのように作品へと昇華さ…

  • 漫画に出てくる幻聴「神様の声に、触れ、食べるな、と命令される」を理解する(統合失調症理解#17)(1/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.39 目次・今回は、漫画家さんのインタビュー記事を読ませもらう・はじめて神様の声が聞こえたとき・「急に自分の考えではない思考が脳にボン!って入ってくる感じ」・ゲン担ぎの発想をした ◆今回は、漫画家さんのインタビュー記事を読ませもらう この世に異常なひとなどただのひとりも存在し得ない、ということを、かつて論理的に証明しましたよね。 〈参考①:そのことを証明したのは下の記事でです。〉 〈参考②:それより、もっと簡単な証明法はこちら。〉 そしてそれはこの世に、「理解不可能」なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね…

  • この世に異常なひとはただの一人も存在し得ないということについて

    もうひとつのブログのほうの手短な近況報告をさせてもらって構いません? そちらのほうのブログで、今年に入ってから立てつづけに、記事を3本書きました。 その1本目の記事でまず、医学が、健康を正常であること、病気を異常であることと独自に定義づけてきたことを、確認しました。 そしてつぎの記事で、医学がそのように健康や病気を定義づけるのに用いてきた、正常、異常という言葉の意味を確認しました。 で、3本目の記事ですよ。 正常、異常という言葉の意味を踏まえたうえで、その記事で、つぎのことを確認したわけです。 この世に、異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ない。 言うなれば、ひとはみな正常である。 にもかか…

  • ひとのことを、やれ正常だ、やれ異常だ、とさんざ言ってきたけど、はて、そもそも、正常、異常ってどういう意味なんだっけ?

    医学なるものに触れ、一番最初にひとが疑問に思うのは、「正常、異常という言葉の意味は果して何なのだろう」ということではないでしょうか。 だって、医学は、健康を正常であること、病気を異常であることと独自に定義づけてやってきたじゃないですか。 〈参考:その独自の定義についてはこちらで書きました。〉 だけど、正常、異常という、そんな大事な基礎的な言葉の意味を、みなさん、教わったことありますか。 俺はありませんよ? たとえば、正常、異常ということについてひとが、こんなことを言うのは、よく耳にしますよ。 正常と異常のあいだの線引きはむつかしい。どこからが正常で、どこからが異常なのかは正直よくわからない、っ…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(9/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆診断という名の差別で患者を傷つける このように、ほんとうは「理解可能」で、正常であるNさんのことを、(精神)医学は、不当にも「理解不可能」と決めつけ、異常であるということにして、差別してきました。人生に挫折しそうになっているなか、精神科で権威者からそうした差別を受け、Nさんは果してどう感じたことでしょうね? 前のほうでも一度言いましたように、余計、追い詰められることになったのではないでないかと、みなさん思いません? そうした差別を医学という名の権威から受けていたNさんは、人間の尊厳を踏みにじられたような屈辱を覚えていたのではないかと俺…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(8/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆(精神)医学はNさんのことをお手軽に「理解不可能」と決めつけ、差別してきた だけど、(精神)医学は、そうした努力をつゆしてきませんでした(人間のことを理解したいという情熱が無いのでしょうね)。そんな(精神)医学は、ほんとうは「理解可能」であるNさんのことを、早々に、「人間の知恵をもってしては永久に解くことのできぬ謎」(理解不可能)とお手軽に決めつけ、差別してきました。 こんなふうに、ね? Nさんは、嫌がらせなんか実際はされていないのに、学校や予備校でされたと言っている。普通じゃない。理解できない。 彼は、ひととすれ違いざま、「うぜえ」…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(7/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆Nさんは「理解不可能」なんかではなかった さて、ここまで、「思春期に発症し典型的な経過がみられた統合失調症のケース」*1とされるNさんの事例を計6回に分けて、見てきました。 みなさんどうでした? 統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたそのNさんが、ほんとうは「理解可能」であることが十分、確認できたのではありませんか。 Nさんの身に起こっていたのは、思春期にはしばしばあることばかりだったのではありません? 勉強しなければならないのに、気が散って勉強が手につかない。勉強そっちのけで女性に夢中になってしまう。成績が悪くなり…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(6/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆かたや医学が争点にするのは何か その、苦しくないか苦しいか、を争点にするというのは、Nさんもおなじだったのでないでしょうか。1浪生の11月にはじめてかかった精神科や、2浪生の夏か秋頃に入院することになったふたつ目の精神科で、Nさんは、こうしたことを「訴え」ていたのではなかったでしょうか。 同級生たちの嫌がらせがひどくて勉強が手につかない。 予備校に行っても、嫌がらせをされる。 ひととすれ違いざま、「うぜえ」とか「バカ」とか言われる。 女性の顔のようなものが目のまえに浮かびあがってきて勉強等に集中できない。 死にたい。 そうしてNさんは…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(5/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆Nさんが争点にしていたのは何か いま、こう言いましたよ。Nさんは苦しさを「訴え」、苦しまないで居てられるようになることを「要望」していたが、その声は医師や看護師には届いていなかったのではないか、って。 せっかくですし、この機会に、いま言ったそのことが何を意味するのか、今後のために、ちょっと立ち止まって考察しておきましょうか。 そもそも、ふだんのみなさんにとって、健康や病気という言葉は何を意味します? 健康とは「健やかに康らかに」と書きますね? ふだんのみなさんにとって、健康という言葉は、苦しんでいないということを表現するものではありま…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(4/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 けど、そうした苦痛がかなりのものであるということは横に置いておいたとしても、やっぱりNさんが大声で怒鳴ったのは自然な成り行きだったと思いません? ここまで、Nさんは、かなり苦しんできていますよね。Nさんが精神科医にしきりに苦しさを「訴え」ていたらしいことが、いま読ませてもらっている事例報告からヒシヒシと伝わってきていませんか? Nさんは精神科医にこうしたことを「訴え」ていたのではないでしょうか。 予備校に行っても、嫌がらせをされる。 ひととすれ違いざま、「うぜえ」とか「バカ」とか言われる。 女性の顔のようなものが目のまえに浮かびあがって…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(3/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆大声で怒鳴ったのはおかしなことか その後のことはこんなふうに記されていました。 入院直後から抗精神病薬の投与がなされたが、Nさんの状態はすぐには改善しなかった。本人は、「やっぱり辛い、帰りたい」と訴える。翌朝になっても、「辛くて仕方がない。だれも、食事を持ってきてくれない、歯磨きをする場所が遠い」「入院がこんなに辛いとは思わなかった。退院したい」と幼稚な退院要求を繰り返した。 よっぽど、病院が嫌だったのでしょうね。どんな理由をつけてでもそこから逃れたかったということもあるかもしれませんね、もしかすると、ね? で、こういうことでした。 …

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(2/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 ◆絶望したり、死にたくなったりしたのはおかしなことか 第4段落目からひとつひとつ順に追っていきますね。 予備校にも行けず、死ぬこともできず、依然勉強にも集中できないでいる2浪生のNさんは、ゴールデンウィークの直前、「けじめをつけると言って、突然予備校をやめてしま」ったとのことでしたね。 Nさんは、厳しいところまで追い込まれましたね? どうですか、みなさん? こんふうにとことんまで追い詰められたら、もう絶望してしまったとしても何ら不思議はないと思いませんか。 絶望すると、どうなります? いろんな意欲を失いますね? 集中力やものごとへの興味…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.6(統合失調症理解#16)(1/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.38 目次・前回までを簡単にふり返る・絶望したり、死にたくなったりしたのはおかしなことか・大声で怒鳴ったのはおかしなことか・Nさんが争点にしていたのは何か・かたや医学が争点にするのは何か・Nさんは「理解不可能」なんかではなかった・(精神)医学はお手軽にNさんのことを「理解不可能」と決めつけ、差別してきた・診断という名の差別で患者を傷つける ◆前回までを簡単にふり返る 「思春期に発症し典型的な経過がみられた統合失調症のケース」*1とされるNさんの事例を、ここ最近はずっと見させてもらっていますよね。 その事例の当事者Nさんが、(精神)医学の見立て…

  • 自分の胸に「ふだん、何を健康と言い、何を病気と言うのか」訊いてみる?

    新年早々、ひとつ、基礎的なことを、下の記事で考えてみました。 その基礎的なことというのは、何を健康と言い、何を病気と言うのか。 ひと言で言うと、健康、病気という言葉の定義ですね。 医学というのは「病気を治す」ことを使命とするものですね? でも、「病気が治る」とは、そもそもいったいどんな状態のことを指すのでしょうね? 健康や病気という言葉の定義が変わってくると、「病気が治る」というその言い方でどんな状態のことを指すのかも、変わってくると思いません? 健康や病気という言葉の定義。考えごたえのあるテーマではありませんか。 (了)

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 ◆part.5の締めの言葉 今回は以上です。引用第3部の残りの部分(第4段落目以降)は次回にまわしますね。 今回確認したのもつぎの2点でした。 Nさんが、どんどん追い詰められていること。 自分自身のことをうまく理解できないでいること。 やはり今回もNさんに「理解不可能」なところは、ただの一つも見つかりませんでしたよね? いや、もちろん、Nさんのことを完璧に理解し得てきていると言うつもりはサラサラありませんよ。正直な話、Nさんのことを今回も、多々誤ったふうに決めつけてしまったのではないかと気が咎め、少々めまいがしているくらいですよ。 でも…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(5/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 さあ、いまこう推測しました。 勉強しなければならないとか、将来のことを真剣に考えなければならないとかいったようなときにも、Nさんはしばしば気をとられ、女性のことを考えてしまっていた(現実)。しかしそのNさんには、自分がそうしたときにまで女性のことを考えているはずはないという「自信」があった。このように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように、やはり俺には思われます。 A.その背反を解消するために、「自信」のほうを、「現実」に合うよう訂正する。 B.その背反を解消する…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(4/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 ◆女性の顔の幻視を見る で、その頃Nさんは、「女性の顔の幻視を見ることもあった」とのことでしたね。 追い詰められたNさんは以前にも増して、女性のことを考えるようになっていたのかもしれませんね。暗い現実のなかに放り込まれたひとがしばしば、性や恋愛にヨリ多くの関心を寄せることは周知の事実なのではありませんか。ましてや、Nさんは思春期、真っ只なかですし、女性のことにのめり込んでいったとしても何ら不思議はありませんね? ひょっとすると、勉強しないといけないとか、将来のことを真剣に考えないといけないとかいったようなときにも、しばしば、女性のことに…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(3/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 いまこう推測しましたよ。 2浪しているのに、予備校にも行かず、勉強もしないでいる自分を、世間はバカだと嘲笑っているのではないか、ちゃんとしろと非難しているのではないか、としきりと気になる(現実)。だけどそのNさんには、自分が世間の目を気にしているはずはないという「自信」がある。このように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように俺には思われます。 A.その背反を解消するために、「自信」のほうを、「現実」に合うよう訂正する。 B.その背反を解消するために、「現実」のほう…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(2/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 ◆からかうような声や嫌がらせの声が絶えず聞こえてくる 前回、2浪生のNさんが、新しく通いはじめた予備校で嫌がらせを受けたと言っていた件につき、3つの可能性を挙げて考察しました。 その後、Nさんはすぐに予備校に行かなくなり、追い詰められて、自殺を考えるようになったとのことでしたね。「死ぬことばかり考えるようになった。飛び降り自殺をしようと思い、ビルの屋上に何度か行ったが、怖くてできなかった」とのことでしたね。 死ぬこともできず、さらに追い詰められたわけですね。 そしてその頃、「幻聴も活発で、からかうような声や嫌がらせの声が絶えず聞こえてき…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.5(統合失調症理解#16)(1/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.37 目次・まえおき・からかうような声や嫌がらせの声が絶えず聞こえてくる・女性の顔の幻視を見る・part.5の締めの言葉 ◆まえおき ここのところずっと、「思春期に発症し典型的な経過がみられた統合失調症のケース」*1とされるNさんの事例を見させてもらっていますよね。 その事例の当事者Nさんが、(精神)医学の見立てに反し、ほんとうは「理解可能」であることを、実地にひとつずつ確認しながら、話しを進めているところですね? 前回、引用第3部(引用最終部)に入りました。だけど、冒頭の2段落しか見られませんでしたね。今回はそのつづきを見ていきます。 以下…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(9/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 ◆part.4の締めの言葉 以上、今回もつぎの2点を確認しました。 Nさんが、どんどん追い詰められていること。 自分のことをうまく理解できないでいること。 ここまでずっと、Nさんに、「理解不可能」なところはまだ、ただの一つも見つかっていませんね? いや、もちろん、Nさんのことをここまで完璧に理解し得ていると言うつもりは俺にはサラサラありませんよ。正直なところ、Nさんのことを多々誤ったふうに決めつけてきてしまっているのではないかと反対に気が咎め、食事もうまく喉を通らないくらいです。 でも、そうは言ってもさすがに、Nさんがここまでずっと「理…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(8/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 いまこう推測しましたよ。 他の予備校生たちに内心、「2浪もしているヤツはバカだ」とか「ロクに勉強もしないヤツなんか予備校に来るなよ、うぜえ」だとかと思われているのではないと気になる(現実)。しかしそのNさんには、自分がそんなことを気にしているはずはないという「自信」がある。このように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように、依然、俺には思われます。 A.その背反を解消するために、「自信」のほうを、「現実」に合うよう訂正する。 B.その背反を解消するために、「現実」の…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(7/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 ◆他の生徒の内心を気にする(案3) いま、2浪が決まったあとのNさんが、新しい予備校に通いはじめたものの、すぐ、他の生徒たちに嫌がらせをされたと言って通わなくなった件について、推測をふたつしてみました。でも、もうひとつだけ、別の推測をしてみても、みなさん、構いません? ひょっとすると、Nさんが、他の予備校生たちの内心を気にしていたということだったのかもしれないと考えてみても? すなわち、こういうことですよ。 Nさんは、他の予備校生たちに内心、「2浪もしているヤツはバカだ」とか「ロクに勉強もしないヤツなんか予備校に来るなよ、うぜえ」だとか…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(6/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 いまこう推測しましたよ。 予備校にいると、自分が2浪生であることなどが意識され、「自分みたいなバカ」が「居ていい場所ではない」と引け目を感じる(現実)。だけどそのNさんには、自分が「引け目」を感じているはずはないという「自信」がある。このように「現実」と「自信」とが背反するに至ったとき、ひとにとることのできる手は、つぎのふたつのうちのいずれかであるように、ここでも俺には思われます。 A.その背反を解消するために、「自信」のほうを、「現実」に合うよう訂正する。 B.その背反を解消するために、「現実」のほうを、「自信」に合うよう修正する。 …

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(5/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 ◆引け目を感じる(案2) あるいは、予備校で他の生徒たちに嫌がらせをされたというこのことは、ひょっとすると、こういうことだったのもしれないと俺は考えないでもありませんよ。 予備校に行っても、2浪生であることなどが意識され、「自分みたいなバカ」が「居ていい場所ではない」と引け目を感じ、居心地が悪かったということだったのかもしれないな、って。 でも、そこで自分がそんなふうに「引け目」を感じるなんて、Nさんにはまったく思いも寄らないことだった。 いや、いっそ、そのこともこれまでどおり裏返にして、語弊があるかもしれませんけど、こう言い直してみる…

  • 統合失調症の「思春期に発症し、典型的な経過がみられたケース」を理解するpart.4(統合失調症理解#16)(4/9)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.36 いま、こう推測しましたよ。 ①Nさんは、他の生徒たちに嫌がらせをされているのではないかと疑った。 ②そのNさんには、自分が「ひとを疑りすぎる」ということをしているはずはない(その生徒たちに濡れ衣を着せているはずはない)という自信があった。 なら、そのつづきはどうなります? Nさんは当然、その生徒たちに嫌がらせをされていると頭から完全に信じ込むことになりますね? いまの推測を、箇条書きにしてまとめるとこうなります。 ①他の生徒たちに嫌がらせをされているのではないかと疑う(とっさに一可能性を思いつく)。 ②自分が「ひとを疑りすぎる」というこ…

カテゴリー一覧
商用