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科学の出発点は「絵の存在否定」/科学は存在も関係もすり替えてきた/物理学に反して医学は身体に起こる出来事を一点のせいにする(ガン、ウィルス、細菌、たばこ、アルコール等)/科学は身体を機械とするが/医学は差別の体系(ひとに対して不適切にも正常異常という区別を使用)/科学には快さ苦しさが何なのかわからない(副作用軽視)/精神医学は最初から人間理解を拒絶する/「統合失調症」はほんとうに理解できないか/進化論etc

ブログタイトル
(新)Nothing happens to me.
ブログURL
https://whatisgoing-on.hateblo.jp/
ブログ紹介文
科学のたどる道に間違いはないのでしょうか。たどり直しています。
更新頻度(1年)

120回 / 365日(平均2.3回/週)

ブログ村参加:2015/05/22

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Bacchusさんの新着記事

1件〜30件

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(6/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆医学もCさんのように「現実修正解釈」をやってきた だって、よく考えてみてくださいよ。Cさんはただ「現実修正解釈」をしているだけということでしたよね。どうですか。みなさんも、世間のひとたちも、ふだん、しきりに「現実修正解釈」をしませんか。 俺はしますよ。 学問はどうですか。たとえば、医学もそうした解釈をよくしませんか。ほら、いまさっき確認しましたよね。(精神)医学が、ほんとうは「理解可能」であるCさんたちのことを、不当にも「理解不可能」であるということにして差別するいきさつを? 箇条書きにしてふり返るとこういうことでしたね? ①(精神)…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(5/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆医学がCさんを「理解不可能」と決めつけるやり方 以上、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたCさん本人による克明な当事者研究から、ここまで、7つの場面を見てきました。 どの場面でもCさんが(精神)医学の見立てに反し、ほんとうは「理解可能」であるということが確認できましたね。 実に、(精神)医学にはこれまでずっとそうしたCさんのことが理解できてきませんでした。だけど、それは単に、Cさんのことを理解するだけの力が(精神)医学にはなかったということにすぎないといま、極めてはっきりしましたね。 ところが(精神)医学には、(精…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(4/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面7:車幻聴 [パターン④]車幻聴 自動車からエンジン音に合わせて「ひき殺してやる」「うちの車の製品をバカにしやがって」などと聞こえてきて、追っかけてくる〔引用者注:「仲間がほしいときにこの幻聴が始まる」との記載が欄外にあります〕。 対処方法▶車には喧嘩は売れないので、おびえて自転車でひたすら逃げる。 結果▶何百キロも離れた場所に行ってしまうので、迎えにくる仲間に迷惑をかける(浦河べてるの家『べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、pp.116-122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの家の「当事者研究」 (シリ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(3/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面6:仲間幻聴 [パターン③]仲間幻聴 デイケアのなかにいると、すれ違いざまに意味深なことを言ってきたり、まわりでひそひそと悪口の噂をしてくる。 対処方法▶幻聴の送り主に向かって爆発する。 結果▶相手がキレて怒鳴り返してくる(浦河べてるの家『べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、p.122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの家の「当事者研究」 (シリーズ ケアをひらく) 作者:浦河べてるの家 発売日: 2005/02/01 メディア: 単行本 Cさんは、デイケアにいるとき、しばしば気になるのかもしれませんね。デ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(2/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 ◆場面5:テレビ・ラジオ幻聴 [パターン②]テレビ・ラジオ幻聴 テレビのコマーシャルで「この犬!」と言われたり、犬のダイエット食品を勧めてきたりする。ほかにも自分に関する多種多様な情報が流れてくる。 対処方法▶テレビがおかしくなったと思い、家族に相談する。 結果▶医師に「この子頭おかしいですから、薬を増やしてください」と家族が頼んで、しばらく外に出さないようにさせられる。家族はCがおかしくなったと思い、喧嘩が始まる(『浦河べてるの家の「当事者研究」』医学書院、2005年、pp.121-122、ただしゴシック化は引用者による)。 べてるの…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.3(統合失調症理解#7)(1/6)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.15 目次・場面4:高校生幻聴・場面5:テレビ・ラジオ幻聴・場面6:仲間幻聴・場面7:車幻聴・医学がCさんを「理解不可能」と決めつけるやり方・医学もCさんのように「現実修正解釈」をやってきた ◆場面4:高校生幻聴 「理解不可能」なひとなど、この世にただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。だけど(精神)医学は、一部のひとたちを不当にも「理解不可能」と決めつけ、差別してきました。 統合失調症と診断され、そのように差別されてきたCさんに、現在、登場してもらっています。で、そのCさんがほんとうは「理解可能」であるというこ…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.2(統合失調症理解#7)(2/2)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.14 ◆場面3:朝起きたら身体中に落書きされている さらにつづきを見ていきますよ。 [体感幻覚②]朝起きて鏡を見ると顔に文字が書かれていた、の巻き 朝起きて顔を洗うときに鏡を見たら、両方のほっぺたや額にデイケアに通う女性メンバーの名前が不気味に白く浮かび上がり、〝バカ!〟〝死ね!〟という文字や変な模様が、腹、腕、足に描かれていることがよくある。 ✖️これまでの対処方法 夜寝ているあいだに誰かが忍び込んで自分の顔に落書きをしているのではないかと思い、デイケアメンバーを疑惑の眼差し(鋭い視線)で見ていた。 ◯新たな対処法 この手の仕業をする体感幻…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.2(統合失調症理解#7)(1/2)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.14 目次・場面2:朝起きたら身体中が痛い・場面3:朝起きたら身体中に落書きされている ◆場面2:朝起きたら身体中が痛い 「理解不可能」なひとなど、この世にただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。だけど(精神)医学は、一部のひとたちを不当にも「理解不可能」と決めつけ、差別してきました。 前回、統合失調症と診断され、そのように差別されてきたCさんに登場してもらいましたよね。で、そのCさんがほんとうは「理解可能」であることを、7つの場面を挙げ、実地に確認しようとしはじめましたね。 (参考:前回) 前回はひとつ目の場面…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(4/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 さあ、俺、ここまで、こう指摘してきました。Cさんはしきりに「現実修正解釈」をしていたのではないか、って。だけど、Cさんのことを批判しようとしてそんな指摘をしてきたのではありませんよ。いや、批判だなんてめっそうもないことですよ。Cさんを批判しようというつもりは、当たりまえですけど、ここにはまったくありません。これまでも、これからも、ね? ただ、統合失調症と診断され、「理解不可能」と決めつけられてきたそのCさんが、(精神)医学のそうした見立てに反し、ほんとうは「理解可能」であることを示したい一心で、そんな指摘をしてきたまでですよ。 だいたい…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(3/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 ◆同級生、家族、近所からの悪口 「だから学校へはだんだんと行けなくなった。(略)なんとか学校へ行っても、幻聴さんが同級生の声で『早く死んじゃえばいいのに』と意地悪なことを言ってきた」。 頑張って久しぶりに学校へ行き、教室のなかにぽつんと座っていたCさんは、同級生たちに「早く死んじゃえばいいのに」と思われているのではないかと気になって、針のむしろにいるようだったのかもしれませんね(現実)。ところがその反面、Cさんには「自信」があった。同級生たちに内心悪く思われているのではないかと自分が気にしているはずはないといった自信が。で、その自信に合…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(2/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 では、いまから、Cさんが報告してくれる場面を7つに分け、part.1、part.2、part.3の3短編を通して見ていくことにしますよ。 今回(part.1)は、つぎのひとつ目の場面だけを見ます。 C〔引用者注:ここでは氏名は伏せさせてもらうことにします〕の自己病名は、「統合失調症・体感幻覚暴走型」である。本稿の表題にもあるように、体中を暴走する体感幻覚は「もう誰にも止められない!」というのが実感である。 Cが浦河に最初に訪れたのは、二〇〇〇年の三月だった。精神科への入退院と家の中で暴れることを繰り返す生活に、とことん行きづまっていた。…

  • 統合失調症の「体感幻覚」「テレビ・ラジオ幻聴」「高校生幻聴」「車幻聴」を理解するpart.1(統合失調症理解#7)(1/4)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.13 目次・場面1:中学生時代(幻聴)・自分しか知らないことをみんなが知っている・同級生、家族、近所からの悪口 ◆場面1:中学生時代(幻聴) この世に異常なひとなどただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事をいちおう挙げておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなどただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事もいちおう載せておきますよ。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別…

  • 統合失調症の「声が命令してくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#5,6)(3/3)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.12 引きつづき、幻聴を訴えるとされるひとに、もうひとり登場してもらいますよ。 ある若者は、よく「奴隷になれ」という声が聞こえてくると訴えた。若者は気弱な性格で、自分のしたいことがあっても、抑えてしまうところがあった。本当は、進みたい分野があったのだが、周囲の勧めに従ってそれは諦め、別の分野に進んだのだ。若者の気持ちの奥底には、自分は他人の意思に隷属させられているという思いがあったと考えられる(岡田尊司『統合失調症』PHP新書、2010年、pp.94-95、ただしゴシック化は引用者による)。 統合失調症 その新たなる真実 (PHP新書) 作者…

  • 統合失調症の「声が命令してくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#5,6)(2/3)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.12 さあ、ではまず、Bさんに登場してもらうことにしましょうか。 ジャズ・トランペッターで作曲家のB〔引用者注:ここでは名前は伏せさせてもらいますね〕は、統合失調症を克服したミュージシャンとして知られている。Bは、八歳のときからトランペットをはじめ、十代のときには、その才能を示した。頭脳優秀だった彼は、スタンフォード大学に進学するが、その頃から不安定な徴候を示しはじめる。十八歳のとき、突然自殺未遂をして家族をうろたえさせた。しかし、統合失調症と診断されたのは、二十代になって幻聴や纏まりのない会話や行動がはっきりみられるようになってからである。…

  • 統合失調症の「声が命令してくる(幻聴)」を理解する(統合失調症理解#5,6)(1/3)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.12 この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:そのときの記事をいちおう挙げておきますね。) そしてそれは、この世に「理解不可能」なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事もいちおう挙げておきますよ。) だけど、医学は一部のひとたちを異常と判定し、「理解不可能」と決めつけて、差別してきました。 たとえば、あるひとたちのことを統合失調症と診断し、こんなふうに、「永久に解くことのできぬ謎」だとか、「了解不能」だと…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(8/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆(精神)医学は人間差別の体系である ともあれ、以上、みなさん、どうでしたか。(精神)医学が、統合失調症の症状と診断し、世間に向かって「理解不可能」と説明する、この男性の3つの体験、「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」をここまで見てきて、ほんとうに「理解不可能」だと思いましたか。 いや、むしろ「理解可能」だと確信したのではありませんか。 もちろん、その3つの体験をいま完璧に理解し得たとは、俺自身まったく思いませんよ。そんな大それたこと、思えるはずがありませんよね? 正直な話、男性のことを多々誤ったふうに決めつけ…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(7/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆盗聴されている(ⅲ) さあ、いま立てつづけに、ふたつの可能性(幻聴に当たらない場合)を想像しました。だけど、真相はまったく別かもしれませんね。ひょっとすると単に男性が、上司に嫌っていることがバレているのではないか、と心配し出しただけかもしれませんね。 でも、その反面、男性には自信があった。上司に嫌っていることがバレているのではないかと自分が心配しているはずはないといった自信が。 で、その自信に合うよう、男性は現実をこう解した。 上司の声が「俺のことを嫌っているの、わかってるぞ」と、ボクの内心を言い当ててきて、ビックリした、って。 だけ…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(6/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆盗聴されている(ⅱ) もしくはこんな想像もできませんか。 男性は上司の言葉や態度から、自分が上司のことを嫌っているのが当の上司にバレていると堅く「思い込んだ」んじゃないか、って。 でも、男性には自信があった。上司のことを嫌っている素ぶりを、自分が言葉遣いや態度に出したはずはない、って。上司に嫌っていることがバレるようなことを自分がしたはずはない、って。 上司の言葉や態度から、男性は、上司に嫌っていることがバレていると「思い込んだ」(現実)。だけどその反面、男性には「自信」があった。上司に嫌っていることがバレるようなことを自分がしたはず…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(5/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆盗聴されている(ⅰ) 男性は「自分の部屋に帰っても落ち着かず、『盗聴されている』と、電話を分解したりした」と書いてありましたね。それはいったいどういうことだとみなさん思いました? でも、そんな短い記載からだけでは何とも想像のしようがありませんね? ただ、「盗聴されている」というその訴えから、こういう推測はできるような気がしませんか。盗聴されていると考えるのでなければ説明のつかないことが男性にはあったのではないか、って。 そう考えると、こういう想像も可能になってきません? あるとき、上司が男性に「おまえ、俺の悪口を陰で言ってるだろ。全部…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(4/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆数字が合図を送ってくる つぎはイです。 男性はさらに「数字が気になって、目にする数字に何か意味があり、自分に合図を送っているように感じた」とのことでしたね。転職後の会社では職務柄、数字の記載された書類や表(財務諸表とか、営業目標もしくは営業結果を書いた表とか)を見て、そこにある数字の意味を把握しておかなければならないといったことがよくあったのかもしれませんね。で、おのずと、数字の意味を読み解こうとする習慣が男性についたのかもしれませんね。そしてついには、どんな数字を見ても、その意味するところを読み解こうとせずにはいられなくなった。いっ…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(3/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆監視されている(ⅱ) 先ほどのつづきからいきますよ。男性は会社の外にいても、上司に後をつけられ、一挙手一投足を「なにやってんだ」「バカそうじゃねえよ」と容赦のない目で点検されているのではないかとビクビクするようになった。 ところが、その反面、男性には自信があった。会社の外にいる自分が上司のことを気にしているはずはないといった自信が。 で、その自信に合うよう、男性は現実をこう解した。 電車に乗ったり、通りを歩いたりしていても、上司がずっとついてきて、「なにやってんだ」「バカそうじゃねえよ」といった声を送ってくる。まるで監視されているみた…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(2/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 ◆監視されている(ⅰ) では、アからはじめますね。幻聴に当たらない場合と、当たる場合とを順にひとつずつ想像していきますよ。 男性は、最初に技術者として入った会社を辞め、転職したとのことでしたよね。そして、あらたに入った会社で、営業にちかい職をまかされた。しかし「厳しいノルマが課せられ、成績が上がらないと上司から容赦のない叱責が飛んできた」。男性は「その頃から、次第に眠れなくなると同時に、電車に乗ったり、通りを歩いていても、いつも監視されているような感じに襲われ」るようになった、とのことでしたね。 男性はいつしか、そんな厳しい上司のことを…

  • 統合失調症の「監視されている」「数字が合図を送ってくる」「盗聴されている」を理解する(統合失調症理解#4)(1/8)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.11 目次・ある男性の3つの訴え・監視されている(ⅰ)・監視されている(ⅱ)・数字が合図を送ってくる・盗聴されている(ⅰ)・盗聴されている(ⅱ)・盗聴されている(ⅲ)・(精神)医学は人間差別の体系である ◆ある男性の3つの訴え この世に異常なひとなど、ただのひとりも存在し得ないということを以前、論理的に証明しましたよね。 (参考:いちおうそのときの記事を挙げておきますね。) そしてそれは、「理解不可能」なひとなど、ただのひとりも存在し得ない、ということを意味するとのことでしたよね。 (参考:そのことを確認したときの記事もいちおう挙げておきます…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(10/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆(精神)医学は統合失調症である でも(精神)医学には、Aさんのようなひとたちのことがまったく理解できてきませんでした。みなさんと違って、(精神)医学には、Aさんたちのことを理解するだけの力がなかったわけです。ところが(精神)医学には、十分な人間理解力はないのの、こういう自信だけはありました。(精神)医学の人間理解力は完璧であるはずだといった自信だけは。で、その自信に合うよう、(精神)医学は現実をこう修正解釈してきました。 Aさんたちのことが(精神)医学に理解できないのは、Aさんたちが「理解不可能」だからだ、って。Aさんたちは「永久に解…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(9/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆すべての場面で起こっていたことは何か さて、ここまで、場面を5つに分けて見てきました。どの場面でもAさんの身におなじことが起こっていたのが確認できましたよね。まず、Aさんのもっている「自信」と、Aさんの直面している「現実」とが背反していましたね。そのように「自信」と「現実」とが背反しているとき、ひとにとることのできる手は、ずっと言ってきましたように、つぎのふたつのうちのいずれかであるように俺には思われます。 ア.現実に合うよう、自信のほうを修正する。 イ.自信にあうよう、現実のほうを修正する。 で、Aさんはどの場面でも、後者イの「自信…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(8/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面5 そして最後にAさんはこう言って、話を締めくくっていましたね。 いわゆる病気の症状としての被害妄想は、いまでも全然変わっていないし、治ってもいません。いまでも、買い物に行ってもひそひそと噂されます。食堂に入っても「あいつ、よく来れるな」という言葉が聞こえます。 Aさんはいまでも食堂に入ると、店員に「あいつ、よく来れるな」と思われているのではないかと気になり、居たたまれなくなる(現実)ということなのではないでしょうか。どうですか、みなさんのなかにも、お店(むしろ洋服屋さんなどが多いでしょうか)で、店員に疎んじられているように感じら…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(7/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面4 こうして急速に居場所がなくなってきたAさんはついに家のなかでも、従業員たちのことを気にするまでになります。 居たたまれなくなり「この人たちから逃げたい」と思いましたが、今度は家に帰った後もその人たちが家のなかをのぞき、部屋の様子や家族のことを噂するのです。 どこに行っても、寝ているとき以外はつねに頭の中を監視され、息さえも自由に吸えない状況にまで追い込まれていきました。私はさんざん悩んだあげく「早くこの人たちに幸せになってほしい」「私をいじめることに夢中になっていないで幸せになって」と祈りました。 Aさんはいま言っていましたね…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(6/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面3 つぎの場面に進みましょう。 いつしか、私をいじめていた人たちが幻聴としてあらわれ、一日中私についてくるようになりました。私がどこに行こうとも、私の考えていることが相手に伝わります。繰り返し笑われたり、トイレに入っても「ねー、あれ見た? 見た?」と売り場の人たちから噂されます。 Aさんはこう言っていますよね。「私をいじめていた人たちが幻聴としてあらわれ、一日中私についてくるようになりました」って。これは、いつしかAさんが一日中、従業員たちにどう思われているかを気にするようになった(現実)ということを意味するのではありませんか。 …

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(5/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面2‐Ⅲ では、ここから、3つ目の想像(Ⅲ)に移りますね。 朝礼のスピーチがAさんには退屈でならなかったと先ほど同様仮定して話を進めますよ。Aさんは「スピーチ、早く終わればいいのになあ」と考えていたとしますね(あくまでも仮定ですよ)。もちろんAさんはそうした考えをそぶりには出さなかった。真面目な態度でスピーチを聴いていた。ところが急に、まわりのひとたちに、スピーチが早く終わることを願うその(Aさん自身、不謹慎と思われる?)Aさんの内心を見抜かれているような気がしてきて、不安になった。 けれどもそのいっぽうでAさんには自信があった。「…

  • 統合失調症の「わたしはエスパーだ」「頭のなかを監視されている」を理解する(統合失調症理解#3)(4/10)

    *短編集「統合失調症と精神医学と差別」から短編NO.10 ◆場面2‐Ⅱ つぎは、ふたつ目の想像(Ⅱ)を見てみましょう。 たとえば、朝礼で誰かが退屈なスピーチをしていて、最後にその話をこんなふうに閉めたと仮定してみてくれませんか。「早くスピーチを終えてほしいと思っているひともいるようなので、これで話を終わります」って。そのひとは当てずっぽうでそう言っただけだった。ところがそのとき「スピーチ、早く終わったらいいのになあ」と考えていたAさんは、自分のその考えを言い当てられたと「思い込んだ」(現実)。 しかしその反面、Aさんには自信があった。わたしの考えをひとが見抜き得たはずはないといった自信が(この…

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