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*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.53 目次・やれ健康だ、やれ病気だとしきりに言うことによって、みなさんが争点にするのは、「苦しくないか、苦しいか」である・快さ(苦しさ)を、「身体機械」が正常(異常)であることを知らせる、心のなかのサインとする説・健康や病気を「身体機械」のありようだけを見て決めることになる ◆やれ健康だ、やれ病気だとしきりに言うことによって、みなさんが争点にするのは、「苦しくないか、苦しいか」である 前回ついに、科学が、機械であるはずのない身体を機械と見なすに至った不幸な瞬間を、まざまざと目撃しましたよね。 ★★その場面★★ そのように身体を機械と見なすと、や…
機械なんかでは決してないことが明らかな身体を科学が機械と決めつける、嗚呼、あの不幸な瞬間(1/6)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.6】
*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 目次・科学が事のはじめに為すふたつの存在改悪作業・絵の存在否定(作業1)・存在の客観化(作業2)・科学が、機械ではない身体を機械と見なす瞬間・左手を例に考察する・身体全体を考える ◆科学が事のはじめに為すふたつの存在改悪作業 機械ではない身体を、なぜ医学が機械と見なすのか、それをいままさに確認しようとしているところです。 機械ではない身体を機械と見なすそのボタンの掛け違いが、医学に深刻な帰結をもたらしてきたことは、先に確認しておきましたよね。少なくないひとたちが、そのおかげで医療から理不尽な損害をこうむってきた、ということでしたね。 ★★…
みなさんは当たり前のように知っているが、科学は全然知らない「存在は客観的ではない」という事実(1/10)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.4】
*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.50 目次・科学はこの世の存在をすべて「のっぺらぼう」に変える・科学が事のはじめに為すふたつ目の作業、「存在の客観化」・物は、言ってみれば、周りの空気を読むものである・身体も一瞬一瞬答えるものである、「他のものたちと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに・音もまたしかり(読み飛ばしてもらっても支障無し)・「存在の客観化」とは存在のすり替え作業・存在の本質は「どこに位置を占めているか」に ◆科学はこの世の存在をすべて「のっぺらぼう」に変える 機械ではない身体を、なぜ医学が機械と見なすのか、いまそれを確認しようとしているところです。 とは…
機械なんかであるはずがない身体を科学が機械と見なすに至るキッカケにみなさんはドギモを抜かれる(1/7)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.3】
*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.49 目次・科学は機械ではない身体を機械とみなす・科学が事のはじめに立てつづけに為すふたつの不適切な作業・ひとつ目の作業、「絵の存在否定」・「絵の存在否定」はすべてを心のなかの像に変える・心の外に実在するものはすべて、見ることも、聞くことも、嗅ぐことも、味わうことも一切叶わない「のっぽらぼう」・補足で音について「絵の存在否定」をしてみる ◆科学は機械ではない身体を機械とみなす 前回、身体がほんとうは機械ではないという極々当たり前のことを確認しましたよね。ここからは、機械ではないその身体を、なぜ医学が機械と見なすのか、確認していきます。 ★★身体…
科学は身体を機械と見なすが、身体が機械であったことは嘗てただの一瞬もないこと(1/5)【医学がしばしばしばみなさんに理不尽な損害を与えてきた理由part.2】
*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.48 目次・すべてを台無しにする科学のボタンの掛け違い・身体とは何か・左手を例に・見えているものは実は、ほとんど見えていない(補足) ◆すべてを台無しにする科学のボタンの掛け違い 医学の基礎について考察しています。 前回、医学の壮大なボタンのかけ違えを確認しましたね。こういうことでした。 身体はほんとうは機械ではない。 医学は、ほんとうは機械ではない身体を、機械と見なす。 すると、快さや苦しさは、理解しようとしても理解できない、よくわからないものに成り下がる。 やれ健康だ、やれ病気だとしきりに言うことによって争点にするところを、みなさんのように…