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戦時中、塗炭の苦しみを味わった父母から、「戦争だけは絶対にしてはいけない」「戦争は最悪だ」と、しばしば聞いて育った私は、ウクライナの戦争報道に、日々つらい思いをしています。その一つは、もちろん戦場から伝えられる悲惨な映像や訴えです。でも、それだけではないのです。その悲惨な映像や訴えが、平和的な手段に基づく解決の取り組みに結びつけられず、ウクライナ軍を支援して、ウクライナに侵攻したロシアを打ち負かそうとする、軍事的勝利の方向に結びつけられていることがつらいのです。先日、政府がウクライナへの追加支援で、自衛隊が保有するドローンと化学兵器対応の防護マスク、防護衣の供与を決めたことが報じらました。すでに供与されたというヘルメットや防弾チョッキも、戦争を止めるためのものではない、と私は思います。戦争の一方の当事国に、そう...ユネスコ憲章・国連憲章とウクライナ戦争